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『ロックを再生する』ロックが聴きたいならKISSのライヴに行け

『ロックを再生する』ロックが聴きたいならKISSのライヴに行け

2022年1月13日 00:00

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片岡義男『彼らを書く』を読んで「なんであの映画がないんだ!」と思われた方は、きっとたくさんいらっしゃると思います。それらの「紙面に登場しなかった」映像作品について取り上げ、これまでとはちょっと違ったユニークな視点から掘り起こしていこうというのが新連載『ロックを再生する』です。書き手(そして本編イラストも)は『僕も彼らを書く』に引き続き、編集者の篠原恒木さんです。

◆著者紹介

篠原恒木
篠原恒木(しのはらつねき)

光文社の編集者。女性月刊誌『JJ』の元編集長。現在は宣伝の統括を担う。片岡義男の編集担当として以下の3作品を世に出した。『珈琲が呼ぶ』『コーヒーにドーナツ盤、黒いニットのタイ。』の2作は珈琲ブームの火種にもなった作品。そして、片岡義男とガッツリ肩を組み、長期に渡り合ったザ・ビートルズ、ボブ・ディラン、エルヴィス・プレスリーに関するエッセイ集『彼らを書く』。これらは、篠原恒木自身の連載『僕も彼らを書く』、『ロックを再生する』へと続いている。

◆著者よりひとこと

「自分の好きな服を着ればいい」
「自分の言葉で話せばいい」
「自分の声で歌えばいい」
「自分が好きなように生きていけばいい」
ザ・ビートルズ、ボブ・ディラン、エルヴィス・プレスリーの映像を再生すれば、
いつだって彼らは僕にそう語りかけているような気がします。
だから僕は、さらに「彼らを書く」のです。

◆ 最新刊(2022/1/13公開)

第51回『ロックが聴きたいならKISSのライヴに行け』
第51回『ロックが聴きたいならKISSのライヴに行け』

「ロックが聴きたいならKISSのライヴに行け」……この過激な言葉はボブ・ディランが1980年のライブで行った「説教」に声をあげた観客に対して放った一言です。当時、ディランはボーン・アゲイン・クリスチャンの洗礼を受けユダヤ教から改宗、「ゴスペル三部作」と呼ばれる宗教色の濃いアルバムを発表していた時期。その第1作目である『スロー・トレイン・カミング』の歌詞にはさすがに篠原さんもがっかりしたと言いますが、レイ・チャールズやアレサ・フランクリンらの作品を手がけたジェリー・ウェクスラーをプロデューサーに、ダイアー・ストレーツのマーク・ノップラーをギターに迎えたそのサウンドは素晴らしく、ライブも熱演と言うに相応しいものでした。→ 作品を読む

◆ 次回予告

第51回『ロックが聴きたいならKISSのライヴに行け』
2022/1/20公開
第52回『トラブル・ノー・モア』

2017年にリリースされたボブ・ディランのCDボックス・セット『トラブル・ノー・モア 1979-81』。ゴスペル期のディランのライブやアルバムのアウトテイクなどが収録されていますが、この当時発売されたアルバムをすでに聞いている篠原さんをして「認識が変わった」と言わしめる内容だったようです。注目は『A Musical Film:Trouble No More』と題されたDVD。アルバムにはない曲の演奏や、ライブでのかなりレアなディランの姿まで見られるのです。1979年からのゴスペル・ツアーでは観客からもマスコミからも不評だった作品群ですが、年月を経て聞く当時のディランはやはり「カッコいい」のです。表紙や本文中のイラストにもご注目を!

◆ 『彼らを書く』(2020/04/22刊行)

◆ 『彼らを書く』(2020/04/22刊行)
“このように書かれた「彼ら」を読むのは初めてだ。圧倒された。”
細野晴臣氏(音楽家)

採り上げられた映像作品は全部で31作品。有名な『A HARD DAY’S NIGHT』や『HELP!』などが含まれていない「カタオカ・チョイス」にも、ファンの深読みがすでに始まっている。ディラン再来日、そして9月公開予定のザ・ビートルズ映画『GET BACK』を心待ちにしながら読み進めるのには最適の一冊。

【単行本】光文社|定価:本体2,000円+税|256頁

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