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『ロックを再生する』エド・サリヴァンへの個人的感情

『ロックを再生する』エド・サリヴァンへの個人的感情

2023年2月8日 00:00

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片岡義男『彼らを書く』を読んで「なんであの映画がないんだ!」と思われた方は、きっとたくさんいらっしゃると思います。それらの「紙面に登場しなかった」映像作品について取り上げ、これまでとはちょっと違ったユニークな視点から掘り起こしていこうというのが新連載『ロックを再生する』です。書き手(そして本編イラストも)は『僕も彼らを書く』に引き続き、編集者の篠原恒木さんです。

◆著者紹介

篠原恒木
篠原恒木(しのはらつねき)

光文社の編集者。女性月刊誌『JJ』の元編集長。現在は宣伝の統括を担う。片岡義男の編集担当として以下の3作品を世に出した。『珈琲が呼ぶ』『コーヒーにドーナツ盤、黒いニットのタイ。』の2作は珈琲ブームの火種にもなった作品。そして、片岡義男とガッツリ肩を組み、長期に渡り合ったザ・ビートルズ、ボブ・ディラン、エルヴィス・プレスリーに関するエッセイ集『彼らを書く』。これらは、篠原恒木自身の連載『僕も彼らを書く』、『ロックを再生する』へと続いている。

◆著者よりひとこと

「自分の好きな服を着ればいい」
「自分の言葉で話せばいい」
「自分の声で歌えばいい」
「自分が好きなように生きていけばいい」
ザ・ビートルズ、ボブ・ディラン、エルヴィス・プレスリーの映像を再生すれば、
いつだって彼らは僕にそう語りかけているような気がします。
だから僕は、さらに「彼らを書く」のです。

◆ 最新刊(2023/2/9公開)

第104回『エド・サリヴァンへの個人的感情』
第104回『エド・サリヴァンへの個人的感情』

1940年代後半にTVバラエティーの司会として有名になったエド・サリヴァン。その彼が司会をする『エド・サリヴァン・ショウ』に、エルヴィスは3回出演しています。その3回の番組をノー・カットで収録したDVD『エルヴィス・プレスリー エド・サリヴァン・ショー完全版』はその名に相応しく、CMも含めた番組が丸ごと収録されています。当時エルヴィスは『エド・サリヴァン・ショー』の裏番組に出演して高視聴率を稼ぎ出していたことから、保守派のサリヴァンとしても無視を決め込むわけにはいかなかったようです。しかし9月9日の初回の司会はエド・サリヴァンではなくチャールズ・ロートン。エドは不運にも交通事故に巻き込まれて入院中だったのです。一方、エルヴィスもまたある事情で生出演は叶わなかったのですが……。因みに、ザ・ビートルズが『エド・サリヴァン・ショウ』に出演した4回分の番組もDVDになっており、片岡義男は『彼らを書く』にその考察を書いています。
作品を読む

◆ 次回予告

第105回『どうかお静かに!』
2023/2/16公開
第105回『どうかお静かに!』

全米の人気番組『エド・サリヴァン・ショウ』にエルヴィスが出演した回をノー・カットで収録した3枚組のDVD『エルヴィス・プレスリー エド・サリヴァン・ショー完全版』。2枚目には1956年10月28日の2回目の出演回が収められています。初回はエド・サリヴァンが交通事故で入院中、エルヴィスは映画撮影中で生出演ではなくフィルムでの出演。そのためこの回がふたりの初対面の場となりました。この時期のエルヴィスは「Love Me Tender」をシングル盤でリリース、そして出演1週間前にはセカンド・アルバム『ELVIS』を発表。さらには映画『Love Me Tender』の公開も間近ということでプロモーションには絶好のタイミングでした。前回と同じく4曲を披露したエルヴィスですが、今回が初対面となった「食えない」エド・サリヴァンにはどのように対峙したのでしょうか。そして前回は完全にフレーム外となった下半身の動きは見られるのでしょうか。

◆ 『彼らを書く』(2020/04/22刊行)

◆ 『彼らを書く』(2020/04/22刊行)
“このように書かれた「彼ら」を読むのは初めてだ。圧倒された。”
細野晴臣氏(音楽家)

採り上げられた映像作品は全部で31作品。有名な『A HARD DAY’S NIGHT』や『HELP!』などが含まれていない「カタオカ・チョイス」にも、ファンの深読みがすでに始まっている。ディラン再来日、そして9月公開予定のザ・ビートルズ映画『GET BACK』を心待ちにしながら読み進めるのには最適の一冊。

【単行本】光文社|定価:本体2,000円+税|256頁

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