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ロックを再生する|第26回|トリビュート問題

「トリビュート」と名のつくアルバムやコンサートには、いくつかの例外を除き、あまり近づかないようにしていた。「トリビュート」という言葉に必要以上の「重み」を感じてしまうのだ。トリビュートするミュージシャンにとっても、そのオリジナリティが制限されてしまうわけだし、トリビュートされるミュージシャン、つまりはオリジナルを超える出来の曲にはなかなか出会えないことが多いからだ。片岡義男さんも、
「トリビュート、と言ったその瞬間から、作中で発揮されるはずの才能は、確実に小さくなる」
 と書かれていた。僕もまったく同感だ。…

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