ボブ・ディランが行なった一九六六年のライヴ・ツアーの日程を次に書いておこう。コンサートの構成は、第一部がアクースティック・ギターによるディラン一人の弾き語りで、第二部は新機軸となるエレクトリック・バンドとのセットだった。バッキング・バンドは前年の後半からツアーに帯同していた「リヴォン&ザ・ホークス」で、ギターはロビー・ロバートソン、ベースはリック・ダンコ、キーボードはガース・ハドソンとリチャード・マニュエル、そしてドラムスはリヴォン・ヘルム。のちに「ザ・バンド」と名を変えるメンバーたちだ。
・二月四日/…