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ロックを再生する|第130回|「ローリング・ストーンズ」その3

1 幻の日本公演を疑似体験する

 ザ・ローリング・ストーンズのショウは肥大化の一途を辿っている。バンド編成も、ステージのセットも肥大化の一途を辿っている。どんどんゴージャス、どんどんグラマラスになっている。アミューズメント・パークのような巨大なセット、移動するステージ、ホーン・セクション、コーラス隊の人数増加。書き出していくとキリがない。それがいいか悪いかは別として、とにかく肥大化している。
 ストーンズは一九九〇年に初来日を果たし、その後は一九九五年、一九九八年、二〇〇三年、二〇〇六年、そして二…

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