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ロックを再生する|第124回|スマイル!

「わからん」
 それが最初に聴いたときの僕の感想だった。

 ザ・ビーチ・ボーイズは一九六六年に渾身のアルバムPet Soundsを完成させ、リリースするが、当時はあまりの方向転換に評論家もファンもついていけず、セールスは大きく落ち込んだ。続いてリリースされたのは、途方もない手間をかけて創り上げたシングルのGood Vibrationsで、これは大ヒットを記録し、その余勢を駆ってブライアン・ウィルソンは次のアルバム制作へと足を踏み入れた。そう、SMiLeである。
 だが、そのSMiLEは…

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