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片岡義男.com 全著作電子化計画

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評論・エッセイ

評論・エッセイ

作品一覧

公開作品 1401

Music Gallery 10 『Cecilio & Kapono』

Music Gallery 10 『Cecilio & Kapono』

一九七五年に買ったこのLPを、三十五年ほどたったついさきほど、僕は聴いてみた。この音楽にハワイを感じ…

Music Gallery 09 『THE SONS OF THE PIONEERS VISIT THE SOUTH SEAS』

Music Gallery 09 『THE SONS OF THE PIONEERS VISIT THE SOUTH SEAS』

一九六〇年代は僕の二十代と重なっている。その六〇年代の終わりに寄り添った歌は、時間順にいくつかあり、…

Music Gallery 08 『We Are The Children』

Music Gallery 08 『We Are The Children』

ハワイを舞台にして物語を作ることから、僕は小説を書き始めた。子供の頃から深く巻き込まれてきたハワイへ…

Music Gallery 07 『ミュージック・オブ・ハワイ』

Music Gallery 07 『ミュージック・オブ・ハワイ』

ワイキキ海岸の前に広がる海はマラマ湾と呼ばれている。この呼び名は、日本ではまったく知られていない。L…

Music Gallery 06 『JESS UKE』

Music Gallery 06 『JESS UKE』

ウクレレの名手は、かつてもいまも、その数は多い。LPやCDに残された名演奏はたくさんある。どのような…

Music Gallery 05 『アローハ・サモア』

Music Gallery 05 『アローハ・サモア』

このLPに収録されている音楽を再生してスピーカーから全身に受けとめるとそのたびに、窓ないしはドアは全…

Music Gallery 04 『南太平洋の蜜月』

Music Gallery 04 『南太平洋の蜜月』

アメリカのポピュラー音楽業界が、アメリカ以外の国に材料を求めた時期があった。一九五〇年代の終わりから…

Music Gallery 03 ラナイ・パウロ

Music Gallery 03 ラナイ・パウロ

一九六〇年代なかば、つまり二十代のまんなかという年齢だった僕は、唱歌や流行歌など日本人に広く親しまれ…

Music Gallery 02 『スラック・キー』

Music Gallery 02 『スラック・キー』

スラックさせたキー、つまり何本かの弦を、本来のチューニングよりもゆるませて下げることによって手に入れ…

Music Gallery 01 『ハレクラニの夕暮れ』

Music Gallery 01 『ハレクラニの夕暮れ』

LPを買うためにハワイへいってた頃の収穫のひとつ、『ハレクラニの夕暮れ』。ハレクラニとはハワイ語で「…

僕はバラッドに徹しよう 7 アルバムの最後のページ

僕はバラッドに徹しよう 7 アルバムの最後のページ

昨年の夏、たまたまとおりかかった喫茶店に入った。美人の店主は高校の同級生だった。高校生の頃の僕が撮っ…

僕はバラッドに徹しよう 6 高校生の僕が撮った

僕はバラッドに徹しよう 6 高校生の僕が撮った

駅の少し手前、商店街のはずれで喫茶店の前をとおりかかった僕は、その喫茶店に入った。そしてそこで、高校…

僕はバラッドに徹しよう 5 タイム・スリップ喫茶店への道

僕はバラッドに徹しよう 5 タイム・スリップ喫茶店への道

商店街に入る手前の、ちょっとはずれた場所に、喫茶店があった。やや昔ふうの、店構えそれじたいがタイム・…

僕はバラッドに徹しよう 4 葡萄が歩み去った方向

僕はバラッドに徹しよう 4 葡萄が歩み去った方向

ある日の午後おそく、電車で帰ってきた僕は、改札口を抜けて駅の外へ出た。電話をかける用事があったのだが…

僕はバラッドに徹しよう 3 雨の夜の、急な階段

僕はバラッドに徹しよう 3 雨の夜の、急な階段

路地の十字路の角にある建物の、角に面したまさに角の部分に、人がひとりやっととおれるほどの幅で、二階へ…

僕はバラッドに徹しよう 2 銭湯まで百五十歩

僕はバラッドに徹しよう 2 銭湯まで百五十歩

ある年の五月一日から十月三十一日まで、賃貸契約を半年残してそのアパートを引き払い、田舎の実家に戻った…

僕はバラッドに徹しよう 1 いきつけの喫茶店

僕はバラッドに徹しよう 1 いきつけの喫茶店

神保町の路地のなかほど、間口は入口のドアひとつぶんしかないような、席の数はせいぜい二十、奥に向けて細…

JELL-O

JELL-O

ゼラチン・デザートは、たいへんに不思議な食べものだ。いちばん好きな淡いグリーンのキューブは幻のように…

1959年、西部劇は終った

1959年、西部劇は終った

1950年代は、ぼくにとっては近いような遠いような不思議な時代だ。1955年から現在までに30年が経…

ぼくならケチャップはハインツ

ぼくならケチャップはハインツ

ハンバーガーというものは、ケチャップをかけて食べるための「台」のようなものであり、ハンバーガーを食べ…

1959年12月、いつものダイナーに集まった5人の青年たち

1959年12月、いつものダイナーに集まった5人の青年たち

1982年にアメリカで公開された映画『ダイナー』は、公開と同時に、たいへんな好評を得た。日本だと青春…

サーフィン・サウンドについてのささやかなお勉強

サーフィン・サウンドについてのささやかなお勉強

波乗りというスポーツ兼ライフスタイルをインスピレーションの土台にして生まれてきた音楽を、総称してサー…

ビールの空き缶に値段がつくなんて、思ってもみなかった

ビールの空き缶に値段がつくなんて、思ってもみなかった

ビールの空き缶コレクションは、1930年代からすでにホビーとしてあった。しかし、隠れホビーとして表に…

『どこでも、ここでさえなければ』を、絵に描いてふたとおり

『どこでも、ここでさえなければ』を、絵に描いてふたとおり

モナ・シンプスンの長編小説『エニイホエア・バット・ヒア』を、ペーパーバックとハードカヴァーのふたとお…

ミッキー・マウスのネクタイ

ミッキー・マウスのネクタイ

名門の幼稚園なのよ、と妻は言っていた。名門の幼稚園などに僕は興味はないのだが、そのへんの幼稚園に入れ…