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片岡義男.com 全著作電子化計画

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評論・エッセイ

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作品一覧

公開作品 2208

先見日記 「きみは知らないだけだよ」

先見日記 「きみは知らないだけだよ」

 12歳の僕が瀬戸内から東京へ戻ってきてほどなく、夏の終わりの季節、晴れた日の午後、下北沢から井の頭…

先見日記 真実の時間のなかを歩く

先見日記 真実の時間のなかを歩く

 人生とは時間だ。生命として母体に宿ったその瞬間から、人生の時間は始まる。そしてその生命がひとまず終…

先見日記 理想的なありかた

先見日記 理想的なありかた

 理想的なありかた、というものについて考えてみる。生きかたでも人生でもなく、ありかただ。日々あること…

先見日記 僕はなぜこうなのか

先見日記 僕はなぜこうなのか

 僕は文章を書くことを仕事にしている。どんなことを書くのですか、という問いがあるとしたら、悲しい、う…

先見日記 人の数が減って家が広くなるか

先見日記 人の数が減って家が広くなるか

 これからの日本では人の数が急激に減っていくという。人が少なくなっていくにつれて、部屋のサイズが大き…

先見日記 薬局はなぜ激変したか

先見日記 薬局はなぜ激変したか

 先週は地元の商店街の消滅について書いた。今週はその続きとして、薬局について書こうと思う。地元商店街…

先見日記 支持率の高さと経済の低迷

先見日記 支持率の高さと経済の低迷

 小泉首相の支持率はいまでも50パーセント前後はある。そして日本の経済に関して人々がどんなふうに思っ…

先見日記 ある日の買い物

先見日記 ある日の買い物

 いつも電車を乗り降りする私鉄の駅の建物と合体して、スーパーマーケットがある。改札を出てすぐに入れる…

先見日記 泣きっ面に蜂

先見日記 泣きっ面に蜂

 数多くのことわざや格言によって、日本は自他を律してきた。ことわざや格言をたくさん集めて解説した、精…

先見日記 そら豆ご飯を考える

先見日記 そら豆ご飯を考える

 上海料理の店で前菜を選んでいたら、「そら豆の季節ですよ」と言われた。そう言われたなら食べないわけに…

先見日記 がんばる、という言葉が死語になる日

先見日記 がんばる、という言葉が死語になる日

 成果主義、実力主義、実績主義、といった言葉の登場は、どのようなことを意味しているのか。こうした言葉…

先見日記 荒野を歩いた午後

先見日記 荒野を歩いた午後

 2年前のちょうどいま頃の季節だった。山手線・高田馬場駅から早稲田大学に向けて、そして大学の周辺を、…

先見日記 物を作らなくなった日本

先見日記 物を作らなくなった日本

 物が売れないから景気が悪い、と誰もが言っている。なぜ売れないのか。日常の物はひとまず間に合っている…

先見日記 仕事と結婚と上出来のピッツァ

先見日記 仕事と結婚と上出来のピッツァ

 ローマで食べる上出来のピッツァと互角、あるいはそれを超える、というピッツァが東京にあり、僕はたいへ…

先見日記 窓口にいる男

先見日記 窓口にいる男

 窓口、という言葉はいまも現役だが、その現役ぶりには多少の注釈が必要だ。窓口という機能は日常生活の場…

先見日記 デフレとつきあう

先見日記 デフレとつきあう

 デフレという言葉とともに用いられる言葉として、もっとも目につくのは克服だろうか。デフレ克服、という…

先見日記 均一な全体から千差万別な個々へ

先見日記 均一な全体から千差万別な個々へ

 明治時代の日本がその国策とした、富国強兵や殖産報国などの方針は、お国のために、という価値観のなかに…

先見日記 幸せはどこに

先見日記 幸せはどこに

 全国のスーパーの総店舗面積が、1988年以来初めて、減少に転じたという。その減少分は東京ドーム16…

先見日記 デフレが引き出す新世界

先見日記 デフレが引き出す新世界

 土地はいまのところまだ資産だ。担保価値としての資産だった土地に、いくらでも融資を受けることが出来た…

先見日記 赤ちゃんは気づいている

先見日記 赤ちゃんは気づいている

 自宅を出ておもてのバス通りに向かっていると、住宅地のあらゆる方向から、たくさんの人が僕とおなじ方向…

先見日記 半分になるまでの日々

先見日記 半分になるまでの日々

 不況が続く。デフレはさらに深まる。失業や倒産が続くだけではなく、増えていく。国内製造業は空洞化する…

先見日記 食いつぶす日々の終焉

先見日記 食いつぶす日々の終焉

 一連の企業不祥事、という新聞のような言いかたで、いまでもまだ意味が伝わるかどうか。忘れ去られるのは…

先見日記 これまでの戦争と新しい戦争

先見日記 これまでの戦争と新しい戦争

 太平洋の戦場で日本に勝った頃のアメリカの戦争のしかたは、周到な科学性に支えられた圧倒的な物量という…

先見日記 劇的に終わり、劇的に始まる

先見日記 劇的に終わり、劇的に始まる

 これまでの社会を支えていたあらゆるシステムが、かたっぱしから終わっていく時代に入った。終わりながら…

先見日記 「これまで」が終わっていく

先見日記 「これまで」が終わっていく

 これまで、というものがすべて終わっていく時代が、すでに始まっている。これまでを支えてきたものが、か…