個人的な雑誌 1個人的な雑誌 2彼らと愉快に過ごす海まで100マイルあとがき(リンク版)珈琲が呼ぶなりにけらしな京都カレーライス漂流記つい、こないだ悲しき雨音煙草をやめた人やがて隠者になるのかハイウェイのある風景に挽歌がスニーク・インアメリカはここからがもっとも面白いジャスト・マイ・サイズ本を三冊買う幼い頃から現在までの僕に対して、本というものが果たした素晴らしい役割一冊のペーパーバックは、日常ではない時間の象徴だ『路上にて』を買いそこなう荒野に吹く風ぼくの好きな大空間表現された秋、という荒野を歩いてみた自分のことをワシと呼んだかアップル・サイダーと彼女本が僕に向かって旅をする一本の鉛筆からすべては始まる二百字詰め原稿用紙八百枚万年筆で書く万年筆についての文章じつはホットなままにこうして覚えた日本語静止と列挙と固い枠文房具を買いに2013社員証と高い付加価値日本語のお勉強彼女から届く絵葉書いちばん大事なアメリカ製品は、なにですかノートブックに描いた風景画だから三歳児は泣いた「理解」などするからいけない十二月のハワイは波乗りシーズンのちょうどまんなか理想主義の炎を燃やしつづけるために女性ボディビルダーの魅力を支える、苦しみの個人史三十日間で悲しみを克服する法彼らが愛する女性たちの外観ガーフィールドは、ただ単に猫であるだけでは、満足しないカートゥーンという素晴らしいものが、アメリカから消えてゆく六〇年代移民の子の旅 1 ホノルル、一八六八年フリーダムを守ることが3Kになったら、その国はもはや国ではない二十五セントの切手一枚から学ぶ、アメリカの歴史と現在忘れがたき故郷ただひとり東京と向き合う写真の学校に学んだなら太陽の直射光と簾の相性いま高校生なら僕は中退する白い縫いぐるみの兎いつかどこかで過去と未来から切り離されて体に悪い日本語「と思います」をめぐってそれを環境と呼ぶか豆腐屋はいまもまだある東京のハードな日々なにもしなかった4年間大変なときに生まれたね四歳の子供がそれを見た性悪説でいこうかなにも言わない人察し合いはいかに変形したかあのトースターの謎を解く東京の情緒書き順と習字身のうえ話 その1簾と提灯のグラフィックス一九五七年の春をさまようガールたちの戦後史東京で電車に乗ると、なにが見えますか主体でも客体でもなく縦書きか横書きか作家とはなにかペラペラとはなにだったかいつもの自分の、いつもの日本語言葉はきわめて人工的に身につく主体的に判断しながら様子を見る日本平成十一年の五つの安心世界はすべて片仮名のなか日本のMの字映画の中の昭和30年代 『山の音』「の」の字のコレクション今日も小田急線に乗る憧れのハワイ航路シジミ汁のシジミを数えよう!風景のなかにむき出しでほうり出されてホンダの90CCでマイアミからLAまで走ったら、ガソリン代はなんと二十ドルだったというハイウエイ・ストーリー。「解釈憲法」の命日となる日小さな旅、愉快な思い出少年たちの共和国生まれてはじめての旅風をかっさらうようにして、チョッパーがハイウエイをまっすぐに飛んでいく。よく冷えたバドワイザーが手近にあるマヨネーズが変わった日アイスキャンディノートブック鮎並の句を詠むウディ・アレンについて、僕のコメントギアを8段に落とし、町の少年たちの野球を双眼鏡で見ながら西へ母の三原則『江戸でシャンペイン』『長距離ライダーの憂鬱』『桔梗が咲いた』『メイン・テーマ3』『幸せは白いTシャツ』『ときには星の下で眠る』『彼のオートバイ、彼女の島』『スローなブギにしてくれ』ほろりと泣いて正解トマト、胡瓜、豆ご飯、薩摩芋オカズヤのオイナリサンロッキング・チェア荒野の風はサンドペーパーテキーラの陽が昇る渋谷の横町を、植草さんのとおりに歩くぼくはなぜブローティガンをいちどにぜんぶ読まないかマグリットの絵のように道路の小説を書きたい6月1日 ポンティアック白い、半袖のシャツドナルド・ダックのほうがずっといい森永ミルク・キャラメルの箱思い出のバブル・ガム金魚と散歩だ傘の記念写真を撮った日『上を向いて歩こう』吉永小百合の映画 『さようならの季節』8月30日 ラハイナ野球カードがない子供の日々なんて、とうてい完璧とは言いがたい。『カサブランカ』を観て、読んで、聴いた日好きな歌の集めかた模型飛行機の午後金曜日の午後の飛行機だった波止場通りを左に曲がる登場人物たちの住む部屋どこにでも部屋を作る才能ふたりは一九六六年を思い出す彼女が雨を見る態度会社で学んだこと日時計の影ドライ・マティニが口をきくドル安・円高の方向とは食卓には花を!カルピスについて思うキイチゴはどこに実っていたか内省のアクア・マリーンミッキーマウス・カントリー時間のテーマ・パークをなにしろ虚構という夢の工場だから、ハリウッドの話題はつきないやがてはカウボーイも、インディアンとおなじく保護居住地に囲われる身となるだろう、と本物の西部男が言っている。「あんた、なに食う?」江戸を歩くデラックス・ダブル日本のMの字 その2虚ろな内側をよく見ておきなさい渡り鳥と寿司についてイースト・サイドの、暑い日の午後の消火栓アイランド・バウンド海から見る自分の居場所「がんばる」とは、なにだったか団塊の世代という戦後日本競争の時代とはなにか会社員が老いていく国自分探しと日本の不況袋小路の居心地平和の記念写真『ハナ子さん』一九四三年(昭和十八年)スヌーピーはハウンド・ドッグだった『ニューヨーカー』の表紙に描かれた、ある年の夏8月15日 誕生日リゾートの島で二十一世紀最大の課題を知る『東京五人男』一九四五年(昭和二十年)拡大にまきこまれた『日米会話手帳』という英語日本語の発想による英語ワシントン・ハイツの追憶去りにし夢、しのぶ面影占領とヌードル・スープご飯のおかずが、ご飯純情だったあの頃のリンゴあなたの家の赤い屋根川があり、橋があり、ホテルもあった明日への希望は社会の財産近未来を書きませんか映画の中の昭和30年代 『女が階段を上る時』映画の中の昭和30年代 『妻』家庭から遠かった男たち水になった氷の悲しみ世界でいちばん怖い国ピアノを弾く人部屋を楽しんでいる人彼女が愛する小さなデスク本を開いたらチューリップが咲いたアメリカのお気に入りは、ひたすら甘く、あくまでも軟らかい銀座で夕食の約束大統領によればガールの時代の終わりかけ猫の寝る場所パリから一通の封書が届いた『パリ・テキサス』を観た3月13日 フィクション 1波の上を歩いた姉ビーチコウミング・フォ・ジャパニーズ・グラス・フロウツ。なんのことだか、わかりますか。幼い頃の自分について語る言葉を捨てた人たちの便利機能満載機種ブラックベリーとスニーカーの靴ひも彼女と一台の自動車三つのパラグラフのなかの彼女一年分をまとめて読んだ『ロッキー・マウンテン・マガジン』と、マーゴ・ヘミングウエイのことトリビアのペーパーバックのおかげで、へえ、そうだったのか、と言うのがぼくの口ぐせになろうとしているそれらは消えた、そしてそれっきり引っ越しという自己点検股関節の柔軟な歩きかたABCで苦労する子供たちと、ひらがなで楽をする子供たち東京の隙間を生きる「弱い円が日本の政策である」午後の紅茶の時間とはただそれだけの十六年戦後日本の転換点あほくさ、と母親は言った秋の雨に百円の珈琲を『オール・マイ・ラヴィング』のシングル盤あの店でコーヒーを飲みたいあの道がそう言ったあの夏、僕はチャーリー・ブラウンと同じ服を着てすごしたあの路地にいまも昔の自分はいるかあのときの日本といまのこの日本お詫び申し上げる人手帳のなかのお天気海岸にて、というタイトルでなにか書いてください君はいま島へ帰る長距離トラックと雨嵐第九条あるのか、ないのか浅野温子そして薬師丸ひろ子そのうしろに浅丘ルリ子が立っている電車の中で食べましたオードリーの記憶ホノルルのダウンタウン、キングス・ベーカリーから、ハワイアン・スィート・ブレッドをお届けしますストーリーは銀行に預金してあるなぜなら|アビーロードのB面正解はブラック・コーヒーの色貝がら売りの泣きむし男僕はチャーリー・ブラウンなのだから僕の日本語がなぜつうじるのかブックストアで待ちあわせベティがあんなに走ってる!少年とラジオ思い出すのはアメリカ式朝ごはん物語を買いまくる時代その重荷を背負う|アビーロードのB面カーメン・キャヴァレロチャーリーが作ってルーシーが食べるチェックアウトはいつでも出来る僕はチェリーを忘れてた秩父がチャイチャイブーだなんて、すごいじゃないか風に吹かれて謎になるこれがクリスマスの物語あの夜はホワイト・クリスマス服は雄弁な言葉だ。気をつけて着こなそう服を見ればわかる大統領命令と日本カウボーイ・ブーツパーマの帝国男性雑誌はアメリカ文化への憧れの教科書だった、という課題誰がいちばん初めに波に乗ったのかクリスマスと五人の娘たち民主主義は買えなかった一九四五年秋、民主主義の始まり電車に乗れば英語の勉強対話をしない人ドーナツの穴が残っている皿雨の京都で下書きをするデュラム、セモリナ、アル・デンテ古書店で『映画の友』を買い集める英字表記による日本語エルヴィスから始まった夏は終わる。しかしサーファーにはなれる大陸のエネルギーと大海原のエネルギーデリア・エフロンの二冊の本が描く、アメリカの子供の世界父親と万年筆五つの夏の物語少年食物誌最終的な課題はぜんたいのスペースだ8月25日 噴水「不断の努力によって」深まりゆく秋です現実に引きずられる国元帥とイタリア風のスパゲッティ雨の夜のドライ・ジン銀の鱗に陽ざしを受けて午後五時の影ゴールデン・スランバーズ|アビーロードのB面とてもいい友人どうしひとりのバイク好きの思い入れ集入ってみよう、とお前が言っただから彼らはいまでも半人前が好きハッピーコートの銀座紀子が住んでいた家僕の肩書は(お利口)としたい僕がもっとも好いている海岸ハワイのいなり寿司ハワイみやげの作りかた──その完璧な一例彼女の林檎女王陛下|アビーロードのB面陽が射してきた|アビーロードのB面『彼のオートバイ、彼女の島 2』彼女たちに名前をつけるとき彼女の部屋の、ジャズのLP人生は引っ越し荷物その光を僕も見た昼月の幸福昼寝のあとのポッキー映画とヒット・ソングと、大事な彼女いまも思い出す、あのひと言四季のひとめぐり人にあらざる人日は暮れた、道はどこ故郷へ帰りたい4月1日 本物ほんの一瞬がポートレートとして後世に残るホノルル・ブックストアへ歩くまでにハイウエイのかたわらに立つ、巨大なドーナツや恐竜複眼とはなにかくっきりとした輪郭としての寒い季節僕はきみが欲しい|アビーロードのB面アイスクリームには謎がある一台のオートバイが、ひとりの現代人を不安から救ったひとりでアイディアをつつきまわす午後いかなる理由でナポリタンなのかいきづまりに立ち会ういま、ここにある、自分の場所通訳は位置についたか小さな島にいると自分がよくわかる、という話『ピーナッツ』を語る 一生もののつきあい僕の国は畑に出来た穴だったジェーン・フォンダというアメリカ女性の場合ジャニス、たしかに人生はこんなものなんだジェリー・ビーンズに紫色がない!ジェロについて書くとは思わなかった自分とはなにか自分らしさを仕事にする「時代」は「自分」にまかせろ喫茶店を体が覚える交差点の青信号を待ちながら自殺するマヨネーズ植草さんの日記に注釈をつけるイマジン、のひと言につきた七月一日、朝、快晴。円満退社かあちゃん、腹へったよう日本史のなかの最初の国民投票そして国家がなくなった内容のある良き忠告海岸の古びた一軒家で、ソリッドな食事をし煙草を吸わないいかに生きたら、もっともかっこういいか「過去の栄光にひたる」を英語で言えますか?彼女は彼を愛していた風に恋した風がそこに吹いている鉛筆を削るとき日本の醬油をタレに使って焼きあげたハンバーガーは、キッコバーガーと言います。きまぐれ飛行船君はなぜ恋しいか美しい謎の霧子はどこへ消えたのか子供のままの自分国語の勉強は、実はほんとうの社会科の勉強だったという話小麦をどう食べるか昔から知っているこの三人それはいまもこの黄色なのかプラモデル僕はこうして日本語を覚えたラスト・アメリカン・カウボーイある種の恋人は現場に戻って回想する10月14日 手紙リトル・ゴールデン・ブックスを開くと子供の頃のぼくがいるL・L・ビーン社のアウトドアーズ哲学をつくった人ロングボードの宇宙おそすぎたラブレター恋愛小説のむこう側『影の外に出る』まえがき2月2日 メイン・テーママンゴの似合う手僕は万年筆で書きたくなった壁面とマネキンの街を歩くWINTER SPECIAL SALE MAX 50%OFF日本におけるマヨネーズ階層それをマヨネーズ・ブックと称したいマヨネーズ、という一語で終わる本ミスタ・マスタード|アビーロードのB面めだかと空と貨物列車5月11日 男物のシャツ道という道をぜんぶ深夜の地獄めぐり南日本新聞のあれやこれや見られることから始まる水鉄砲を買う人一月一日、消印はモンパルナス読んでから観ても、観てから読んでも、映画は面白い勉強だ青春映画スターとの再会『結婚の生態』一九四一年(昭和十六年)『東京ラプソディ』一九三六年(昭和十一年)自分の意味が消えるとき青空とカレーライス1月12日 父のシャツ僕の父親はDadだったお母ちゃんという人1月20日 私の学校それも姉が教えてくれたアイダホ州のジャガイモ長いつきあいはまだ続くナポリへの旅自然から遠く離れて日本の夏の夜、ディズニーランド・レコードを聴いてすごした二時間。ミッキーもドナルドも、みんな元気だった。なぜ、そんな写真を撮るのか創意と工夫との結果による、まったく新しいもの12月31日 1月1日のこと課題人生論日米関係は四文字熟語か日本語で生きるとは日本語は室内用の私的な言葉だ。男と女のとりとめのない会話から始まる、思いがけないこと西陽の当たる家日常的な日本語の語句の、きわめて勇敢な英訳残りご飯のバター炒めと海苔の佃煮猫が階段で寝ているオートミールの朝食古い雑誌はタイム・マシーンだ、すてないで大事にとっておきたまえ、と誰かがどこかで言っていた玩具として買うには面白いこのとおりに過ごした一日コーヒーもう一杯雨の午後、コーヒー・ショップで世界はただひとつ身を守ってくれる日本語オン・ロードオン・ザ・ロードとはオートバイはぼくの先生僕の肩書は「お利口」御八つ、お三時、三時ですよ大人になっても手放せないものはありますか?太平洋の海底地図を見ながら昔のカレッジ・ボーイたちは、昔ふうの顔をして昔ふうのことを楽しんでいた、というお話。パペーテ空港の夜十四年まえのペーパーバック海苔を巻いたおにぎりの謎絶望のパートタイム・サーファー過去とはつながっていたほうがいいピーナツ・バターで始める朝『ピーナッツ』の日めくりカレンダーそうか、きみは島へ帰るのかスープはどうなさいますか11月1日 演説長期低迷経済の丸飲みまたたく星が、にじんでこぼれるなにもなしで始めたステーション・ワゴン人は誰もが物語のなかを生きる人生に成功したければ、言葉を勉強したまえすでにそうなってそこにあるなんでも好きなものを食べたまえ上を向いてスキヤキ8月12日 避暑地あの夏の女たちサン・キング|アビーロードのB面3月20日 写真地球を照らす太陽光の純粋な原形酸っぱい酸っぱい黄色い水小説のなかの食事ナポリタンをシェアしたくない昭和の子供システム手帳とはなにか旅と小説はどのように関係し合うのか対等に開放された関係の物語スター軍曹が降ってくる小さな白い落下傘ターザンが教えてくれた祟りとハンカチとマスタードタクシーで聴いた歌「抵抗勢力」と「バブルの崩壊」手巻き、という種類の時間猫のことを書くならThe End|アビーロードのB面丘の上の愚者は、頭のなかの目でなにを見たのだったかこの国の動きかたジン・ボ・チョへの道ザ・ビートルズから届いたビートルズ詩集とはなにか江戸時代に英語の人となる爆弾の穴について思う雨の夜、電話ブースで待っていた彼が愛した樹考えるとはなになのか流域は文明の発祥の地昔のハワイという時空間への小さな入口宇宙の時間と空間のなかへタイム・トラヴェルでどこへいこうか父親に間違えられた僕トーストにベーコン・アンド・エッグス、そして紅茶今日は海岸で雲を見る陽が沈むころ、オンボロ自動車で波乗りフィルムを見に行く遠い昔の日にクロスワード・パズルの楽しさが、ぼくを離してくれない死語と遊ぶひとときこれが天使の町だって?基本英単語について『ハワイ・マレー沖海戦』一九四二年(昭和十七年)半世紀を越えてさぼったこと「思いやり」予算の英訳ヒロの一本椰子「真珠湾」よりも大切なこと夏の陽ざしとモノクロームの街『草枕』のような旅をアロハ・シャツと小説の主題ハネムーナーズ・カクテルどこにもないハワイへの行きかたアロハ・シャツの歴史を旅する波乗りとは、最終的には、心の状態だ僕にとっての個人的なスタンダードハワイの田舎町を訪ね歩く南の海の小さな島に誘惑されて早稲の田に風はほんとに吹いたか3月7日 弁当1月7日 ダブル・バーガー林檎の樹の下で5月15日 林檎の樹西ヴァージニア州シェナンドア河英語で読むとよくわかる日本日常の現実にかまけていると本を読む時間はどこにもないならず者街道を旅したロバート・レッドフォードは、フロンティア時代の残り香のむこうに次の時代の巨大な影を見た。我々は連合してここに存続する、と一羽の鳥が言う日本の主権のなかにあるアメリカ「日本はアメリカとともにあります」と首相は言った禁止することの快感「国際社会の平和と繁栄」とは岩波写真文庫が切り取ったモノクロームのアメリカアメリカの小さな町アメリカのまんなかにダイナーがあったアメリカにおけるトマトの色美女を三つ折りたたむアメリカの正義が勝つこの光と空気のなかにキャンディ・ウエイファーに込められたフロント・グリルと僕の関係古き佳きアメリカとはなにかハワイの絵葉書の不思議な情感リアリズムが勝つに決まってる僕がデソートを停めた場所リタ・ヘイワースの足もとそこはスープの国だったホーム・スイート・ホーム写真帳のこぎりバンパーを追憶するアメリカが宇宙に見つけた敵世界はフリッジのなかへと消えていくペプシを飲めと彼女が言った現実に対処するクールネスの論理ラッキーなストライクの思い出SFを絵に描く技法の進化形キャデラックで見たこんな夢What's it say?ピア・アンジェリ、一九五三年見よ、ポンティアックのGTO!この海から向こう側の海まで結束してこそ我らは建つ。一九四二昭和二十一年、津々浦々の民主主義ハワイ土産に8ミリフィルム!? あの頃、映画とは何だったか手掛かりは56年前のレコードだけ…当時大ヒットした「楽団」の謎世界で最も有名な青春小説の主人公を絵に描くとどうなるか?歴史上、初めてコーヒーを飲んだ日本人はいったいどこの誰か20年以上前の館山駅で撮影された写真に映りこんでいたものとは?日本人なら誰もが知っているあの曲は、海を越えてカバーされていたサブカルチャーの教祖と呼ばれた男が自宅に常備していた物とは?古書の世界では東京と江戸、戦後と戦中がフラットにつながっている大リーグを象徴するあの食べ物が、日本のカフェに進出している!?キヤノンAE-1ニコンFGミノルタXG-Eペンタックス・スーパーAヤシカ・エレクトロ35MCニコン・ニューFM2コニカC35リコー・XR6ミノルタ・SR-T101オリンパス・OM-2N1957年のラブ・ミー・テンダーリアル・マヨネーズの473ミリ・リットル4サイクル・ツインスヌーピーと旅したアメリカ6000マイル11月2日 六〇年代退社までの九十日間についてウエイ・オヴ・ライフを守る「神の目から見れば」小さく三角形に折りたたんだ星条旗「モースト・インポータント」とは?「彼らはとにかく頑固だよ」頭のなかが日本語のままの英語現実のしがらみと「私」アメリカ国内文脈ではなく、世界文脈の英語をラディカルさの筋道ヒラリー・ロダムヴァージニア・ケリーの死ネットで注文した映画のDVDは、なぜなかなか開封されないか『第三の男』を、やっとこうして楽しんだもっとも良く送られた人生ジープが来た日煙草をお喫いになりますかキャロル・ホルトグリーン『東京の宿』一九三五年(昭和十年)友だちの家で食べたトンカツと生卵の小説トリス・バー。バヤリース・オレンジ。バッテンボー知らぬ町 雨の一日 冬至なり千四百兆円分の身の危険トリップ・カウンター・ブルースだってよノートブックに書きなさい、とツバメが言う梅雨の日に傘をさして学校へいったらTVの記憶をふたつちょっと外出してピストルを買って来るおいしかった二杯の紅茶二本の映画と一杯のコーヒータイプライターの追憶タイプライターで原稿を書くとき10月22日 台風僕が一度だけ見たUFO男だって子供を生まない発情期少年の興味にこたえて、アメリカのSFがはじまった噓と隠蔽の国日本語が消えていく新品にはとうてい真似のできないこと信号待ち「わからない」と答える人たち僕はわき見をしていたい『湾岸道路』ウェスト・エンドの都市伝説What's he got to say?結婚する理由がない、と彼女が言うスヌーピーの漫画『ピーナッツ』全集は読むだけでライフワークになる広島の真珠チャタヌーガ・チューチュー鉛筆を削る楽しさサンフランシスコ湾ブルース虚構のなかを生きるジャパニーズ・スタイルを撮ってみましょうこの貧しい街の歌を聴いたかい時間はここでもまっすぐに突っ走ったパムとはパミラのことか|アビーロードのB面物価とはなにか雨と霧と雲と雨の京都、主演女優、そして発泡する日本酒誰もがリアリズムの外で音楽ではないレコードにきざんである溝に、アメリカの心意気をいまでも見つけることができる。まっ赤なトマトの陽焼けした肩レッドウッドの森から写真を撮っておけばよかった後悔くらいしてみたい理想の窓辺にすわるときロードライダー道路への関心と小説ローマ字で書かれた駅名、という謎ミッキーマウスの両耳最初から絶対に孤独な人たちサラリーマンという人生の成功遙かなる同時代散歩して鮫に会うサンドイッチとアメリカの理念なぜいま僕はここにいるのだろうか砂糖は悲しいものだった僕たちのはじめての海正社員という絶滅危惧種蟹に指をはさまれた瀬戸の潮風、うどんの香り彼女は浴室の窓から入って来た|アビーロードのB面庶民の不安はどこから5月27日 ショート・ショートある日ぼくは典型的な山村をながめに新幹線ででかけた菖蒲湯そして乾杯幸せと才能の関係の物語「四角い食事」とは、なにか一冊の素晴らしい本を読んだ。そして僕は、地球に別れを告げる旅に出た身辺に猫を増やしたい白いプラスティックのフォーク白い皿の朝食空という偉大な絵画渋谷から京橋まで眠る祖父のポケット・ナイフソリュブルと名を変えていた風と紅茶の一日女性作家の作品を支持する女性たちがニューヨークへ消えていく日本の女性たちがアメリカについて書いた本をていねいに読むと面白い。ぜひ読んでみてください。焼き餃子とタンメンの発見町にまだレコード店があった頃より良き日本語の人義男の青春と別離いつも代金を払わない男|アビーロードのB面午後を過ごす最高の場所大統領の得点大統領が引き受けたこと犬にでもくれてやれキノコ雲の切手帰って来る死体の映像ヘリコプターは上昇し飛び去った仕事をすませて家へ帰ろうメモリアル・デイにまた泣く町を囲んだ黄色いリボングレン・ミラー楽団とともに八月二日、軽井沢、快晴一九六二年、古き佳きアメリカが『サタデー・イヴニング・ポスト』誌の表紙に描かれていた頃個人主義にもとづく自由と民主の視点真実はまだ明かされない珈琲に呼ばれた読売新聞、金曜日夕刊『蛇の目でお迎え』はこう作られた万年筆のインクを探す八巻美恵さんから届いた写真さらに届いた三枚の写真八巻美恵さんと篠原恒木さん「そいつぁ、いかすぜ」彼の後輪が滑った下高井戸、2017年5月5日経堂、2017年11月10日経堂、2013年経堂、2015年谷中、2013年下北沢、2013年町田1、2018年町田2、2018年町田3、2018年旗の台、2018年リコラの六色撮りなおした三点の写真三点ずつ、ふたとおりいつ頃の三軒茶屋ですかふたりの友人たちが撮った本を読む人今日この頃だから写真に撮ってみたリコラなぜ写真に撮るのか僕にはレモネードをくださいノートブックとポテトチップスなぜそんなにミントなのか町田4、2018年パーマの看板町田5、2018年松陰神社前、2018年世田谷代田・経堂、2019年経堂、2019年町田、2019年世田谷3丁目から東へ、2019年6月21日提灯の玉川学園玉川学園から町田へ夕食までの一時間ささはらおうだんほどうきょう代田2丁目19あたりこれは三題噺かこれも三題噺かバウンティでメンソレータムにヒット!やや絞ってありますテキサス州シュガーランドから届いた豪徳寺・世田谷レノン。ディラン。プレスリーケチャップの瓶を逆さに立てる沈んでいく日本、浮かび上がるナポリタン内房線・館山駅に僕がいる東京で飲むシードル三軒茶屋のセールと積乱雲地獄を見においでよ写真を撮った午後フィービ・スノウのLPとCDネッコと再会した林檎を初めて写真に撮ったヴェジタブル・ブイヨン・キューブスメモ帳とボールペンナポリタンのウィンドー・サンプルを探す旅トマトが僕を追いかけるナポリタンのある街トマトにおけるファンタジーという日常いつもなにか書いていた人残暑好日、喫茶店のはしご彼女と別れて銭湯のあと餃子トゥナ・サンドイッチにコーヒー、そしてエルヴィスの歌撮りそこなったあの雨の日トマトを追いかける旅冬の寒さのなかを、ずっと遠くまで風船ガムを求めて太平洋を渡る二〇一一年外国旅行おみやげめぐりいきつけの喫茶店について一杯だけのコーヒーから料理本の思想洋食屋から歩いて五分で古本屋栗きんとんと蒲鉾のあいだ砂糖とかき氷リコラとグラウベルまっ赤な空を見たオム牛カレーを食べたまえこんな写真も撮るのですコーヒー・ショップ99から甘くなる写真を見る幸せ一歳の誕生日暑い頃から急に寒くなった日まで大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男『銀座化粧』を介して大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第二回大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第三回大瀧詠一追悼 僕があたえられた役割、書くということ 成瀬巳喜男をめぐる 第四回こうして居酒屋は秋になるまず一杯の水をテーブルにコーヒーに向けてまっ逆さま定刻に五分遅れた醬油味への懐疑の念とは弁当の秋東京はなにの都か湯麺がひとつ本棚にある旅先にうまい水あり旅は日曜日に始まるかき氷は食べましたか「スキヤキ」の次は「スシ」だったコーヒーに俳句が溶けていくコーヒーは俳句を呼ぶのか知らない町を歩きたい追憶の春、現在の春数の迷路を旅する真夜中にセロリの茎が脚を見る人ウエイトレスに惚れて以後彼女の部屋に文庫本つもる話とふたり連れヨーロッパの文房具の機能や造形のなかに雨の日のカフェにてエキストラトミー・フラナガンのヴェルヴェット・ムーン真珠湾をバックに『トラ・トラ・トラ』を観た夜『ニューズウィーク』誌の新製品紹介ページに私たちの近未来がはっきりと見える。一九四〇年代の自動車について考えていたら、いまの自動車は原寸大のプラモデルのように思えてきた。全米ビートルズ大会に集まった人たちは、ビートルズ・メモラビリアの展示即売や交換に夢中だった。土曜日の午後の映画館では、歌をうたうカウボーイの西部劇で、子供たちが大さわぎだった。アメリカには、キャンディ・バー風景というものが、たしかにあるようだ。セヴンナップをアメリカで売上げ第一位にしようとするソフト・ドリンク戦争。ビートルズとともに七七号までつづいた『ザ・ビートルズ・ブック』というビートルズの専門月刊誌がかつてイギリスにあった。ぼくは八歳になった。カブ・スカウトに入会した。ユニフォームを着ると、とても可愛かった。古い建物を、こわさずにレストアして救ってあげるという、家づくりのグッド・アイディア。風船ガムを自分の体よりも大きくふくらませることができるなんて、知らなかった。ブルックス・ブラザーズのカタログの英語説明文をよく読むとこんなに勉強になるということです。自動車のライセンス・プレートの読みかたとか、パーソナライズド・プレートのことなど。ロディオ・クイーン・オヴ・アメリカ。二〇歳、身長五フィート九インチ。美人。いったいどんな女性なのだろう。ユニット・フォトグラファーという不思議な写真家について、ほんのすこしだけお勉強してみた。アズベリー・パークからの挨拶状黒い流れから遠くほかの季節に遊ぶ楽しさ僕はいまでも万年筆を買うひと口だけ飲む世界中の酒昼寝についての本を書くために本を一冊も買わなかった日カタカナだけの昼食拳銃魔と再会する日もうひとつの椅子ただいまスフィンクスの上空を通過中です手軽で安い人たち課題作文『思い出のメルヘンの一冊』『雨降り花』真夜中のオートバイガス・ステーションのブルース蜂に刺されて西瓜をひとつ「俺の家はどこだったかな」ひとりの人妻の場合ロッキー山脈を越えて、ふとふりかえる。どこまでいけば、背後に山は見えなくなるのか。それだけを確認するための旅。そして、小さな島へ辞書とポパイとミッドナイト・カウボーイマスタングという名の自動車スティッキー・フィンガーズきみも旅なのかい、ぼくも旅なんだチャイナ・タウンへの坂道一千万年の時間の底から消えたコロラド河あの河はいまコンピューターブルー・フォ・オールド・ハワイ尾道の、あのバーで待ち合わせキャロル・ギャラガーの追憶消えたホテルの最初の客さながら聖職者のようにセーターで記憶する彼青い瞳の普遍性海岸でキャッチ・ボールをした日彼が好かれている理由部屋までの長い道のり西陽を追う幸せ今日は自分で自分の写真を撮りました純粋に和風の体タイニー・バブルズ髪を切った次の週明日の朝、私も泳ぎます国道を西へむかう会話彼女のヒップについて書いてください都会の夕暮れミスタ・ロンリーマリーン・スポーツ英語の歌が聞こえてくるぼくの椰子の樹コンドルは滑空していくカモナ・マイ・ハウスロードサイド・ダイナーピックアップ・トラックの思い出フロリダ・キーズとUSハイウェイ1号線18輪ジプシーこの美しい人たちについてぜひ語りたい 真夜中のトランペットこの美しい人たちについてぜひ語りたい 冬らしくなった日この美しい人たちについてぜひ語りたい 風呂上がりの罐ビールこの美しい人たちについてぜひ語りたい 男のイマジネーションこの美しい人たちについてぜひ語りたい 『第二章』の彼女と彼絵本をひらけ 第一回 消防自動車にダンプ・トラック、そしてアイスクリーム絵本をひらけ 第二回 雨の午後、三匹の犬たちの人生を思う絵本をひらけ 第三回 M.サセクが描いたアメリカへいってみる絵本をひらけ 第四回 アメリカらしさの日常を描いて秀逸絵本をひらけ 第五回 赤い●ひとつ、青い2もひとつ、そして600個の黒い●絵本をひらけ 第六回 ガルドーネの三冊、主題は三匹絵本をひらけ 第七回 世界は一本の線なのか絵本をひらけ 第八回 ヴァージニア・リー・バートンの傑作を五冊絵本をひらけ 第九回 曇りときどきミートボール、他絵本をひらけ 第十回 三冊の絵本をめでて春の雨絵本をひらけ 第十一回 1と5と数百万で三冊の絵本を作る絵本をひらけ 第十二回 学級図書の日々を思い出しながらハードボイルド音楽との再会 1958年、ピーター・ガンのジャズハードボイルド音楽との再会 1959年に登場した私立探偵ジョニー・スタッカートのテーマハードボイルド音楽との再会 TVのシリーズ・ドラマとなった「ミッキー・スピレーンのマイク・ハマー」ハードボイルド音楽との再会 ピート・ルゴロ作曲によるこの1枚は私立探偵リチャード・ダイアモンドをめぐるテーマ集のようだ。ハードボイルド音楽との再会 1959年発売の『77サンセット・ストリップ』ジャケット写真はクーキー青年だハードボイルド音楽との再会 ビッグ・バンドの硬派なスイングが1950年代の終わりを見届けたハードボイルド音楽との再会 1965年の抒情の底をさまよえばハードボイルド音楽との再会 様式のなかで演じられた古風な男たちの武勇伝ハードボイルド音楽との再会 叙情的な緊張のなかにある、一瞬のせつない懐かしさハードボイルド音楽との再会 モノクロームの光景への緊張した叙情の視線とはハードボイルド音楽との再会 東京の冬の午後に私立探偵フィリップ・マーロウのテーマ曲を聴くハードボイルド音楽との再会 TV番組の主題曲をモダン・ジャズで抽象化するとどうなるか鉛筆を買う、という趣味の始めかた彼は鉛筆を削りながら交差点を渡っていった短くなった鉛筆はすべてタリスマンだ消すことによって生まれる新たな可能性白い芯の鉛筆にたどりつく色は概念だ、物語だ、言葉には色がある窓ガラスに描くためのクレヨンをどうぞ十二色のチョークと八色のチョコレート白い色は僕にどのように作用するのか猫に分度器、小鳥にコンパス黄色い幸せと赤い色の充実ボールペンの軸の色はどれにしますか子猫も呆れるノートブックの貯蔵量Meadという四文字を見ると僕は反応するオートポイントというアメリカらしさ映画、というもの身のうえ話 その2風とドライ・マティニまるでカラー写真のように一九五〇年代、夢の工場ロング・ライダーズは彼方へ走り去るUSハイウエイのマリワナ美人人生は流線型夕焼け小焼けのメロドラマはぐれ鳥のプロローグは、エロール・フリンの海賊映画だおふくろの味は早稲田にあるんだテレビ・カメラが見るもの街角のなかのぼくボールポイント・フリークのようになってみたとき秋まつりの音が風にのってくる陽ざしがもったいなくて、野原へいってみたリンゴの樹の下で、マーモットが待っている町の生活のなかに「個性」って、あるだろうかアメリカの安物食料品と、海の幸彼女が買ってきてくれたヨーグルトに、黄色い小さな花が差してあった日ガリ版刷りの教科書というものが、あったんだハロー! 土星の環ペーパーバック・ライターたちとのつきあい少年たちはたしかに映画を観た自己の論理の具現としてのターザン正義のガンマンが退屈になり、新たな夜が明けるバッファロー・ビルとワイルド・ウエスト・ショー密造酒に月の明かりが照り映えてブギはトータルなのだ南の島でコジキになりたい島の夜明け久保田麻琴と夕焼け楽団自動車のフードにロードマップを広げるとウエスト・コーストでは両切りのタバコがうまいまっ赤なトマト・ジュースはウエスト・コーストを飲んでるみたいだ地獄のメリーゴーラウンドハリウッド大通りのコン・マン(詐欺師)ソーダ・ファウンテンの片隅でアタマがカラダを取り返すときコダック・インスタマチックの町カーライル兄弟の森林鉄道ダムに沈む四千年の村カンザスの満月の下で利根川を春がさかのぼる日ハワイアン・ハイ・タイムイングリシのほうがえっとみやすい身についた言語は常に肉体性を持つ波が君を変える! あるいはサーファーになるということアロハ・シャツは教会のバザーで買うものさカラカウア大通りの黒い岩ハワイアン・ドリンキング・ウォーターダ・カインとは、どんなもの?ぼくの彼女は、トゥー・フィンガー・ポイ木こりたちよ、その樹を切るな限りなき夏の始まり、一九七〇年代の東京サーフ・バムは樹の上で寝たサンタモニカの黄金の日々サーファー・ムーン地元サーファー、グレイト・ホワイト・シャークに食われ、死ぬ一九六二年、限りなき夏ボード・セイリィングの町ブルー・ハワイ定点観測地点としてのワイキキある日の朝、彼が髭を剃っていたら波乗りだけを専門に撮るプロのカメラマンたちホームシック・アイランド・ボーイショート・パンツあのアロハ・シャツの謎が解けたボーイ・スカウトのフィールドブックを読むとなぜ楽しいか読めば気持ちはたちまち少年の日にもどる永遠のベストセラーアメリカがアメリカ語を喋るのが聴こえてくるヨシアキ・ヤマモト氏のニューヨークにおける英会話生きのびていく「私」と、その英語日本という謎はいつ解けるのか『アウトサイド』という雑誌ひさしぶりにマザーに会ったヴァガボンディングという旅のしかたのガイドブックアヴォカードの正しい育て方カウボーイは、なぜカウボーイ・ブーツをはくのかものの呼び名事典、というものをぜひ一冊スター俳優の運命は、演じることのなかった役によって、きまってくる昔々、あるところで、僕はミッキー・マウスだった民主主義とエンタテインメントの、大人的な関係と展開販促用の絵に描かれて、猫はたいへん幸福『ニューヨーカー』を開くと、ロズ・チャストに会えるスーパー・ヒーロー、怪奇恐怖コミックス、そして『マッド』へ暗殺者のライフルオーディー・マーフィーというアメリカ人フォーリングウォーター私が心を置いてきた、あのケーブル・カーの町彼らはエアストリームに乗り、どこかへ行ってしまった流線型の未来とコーヒー・ショップ建築のスタイルすっかり忘れた頃に、面白い本がどさっと届くダイム・ストアに胸おどらせた一九四〇年代の少年たちシアトルから届いた日時計の本アメリカの愚行、それは一九五〇年代、六〇年代の自動車たちアメリカと自動車との深い関係アメリカの街角で、広告看板や標示を勉強して歩くボウリングにかかわる庶民的なアートよく出来たホット・ドッグは、夢の連邦共和国か絵本と新幹線と夜の時間否定的にとらえて本質にせまるニール・サイモンを新幹線のなかで読む楽しさカウガールたちにもブルースはあったかかつて詩集を一冊だけ訳した短編集のなかを歩く。ときたま、いい短編に出会う。経過していく時間のなかでの、重要な標識だすこしだけ他人のように。だから大部分は、すでに他人ではなくいくつかの海岸、というタイトルの長編小説。海岸は砂の落ちきることのない、巨大な砂時計自分という個をすべての他から切り離し、直視し、内省を深める。そのことが自分の創造的エネルギーとなる人生はホラー・ストーリーだ。恐怖の物語は幼児の頃になにげなくはじまる。あなたの場合も、きっとそうだ不幸な女性キャリーをどんな目に遭わせてもかまわない、というところから出発する著者と読者たちブローティガンについて僕が『ポパイ』に書いた、ふたとおりの文章風土の描写はたいへんにうまい。ショッピング・モールの駐車場の描写など、朗読したくなるほどに素敵だアメリカの夫婦関係。それはありとあらゆる衝突や葛藤という、やっかいな対立問題の連続だ一人称の「私」が語る、アメリカの父親という謎の物語一冊の小説がひとりの人物の肖像画を描くことを目的とし、それに成功している好例ポール・オースターを読む。自分がすこしずつ消えていく。物語が終わるときの、どうにもならないせつなさ起重機は言葉を失わない少年少女が成長する物語の、最後のページ。グッド・ラックとしか言いようがない自分の国の守りかた『クレイジー』というテーマ曲エルヴィス・プレスリー・エコノミックス現状は好転していかない薄い皮だけがかろうじて英語懐かしいネガティヴ・ステレオタイプ母国語の呪縛の外へIとYOUの世界生まれながらにして客観をめざす言葉利害の調整、という主観の世界動詞とは個人の責任のことだ話しかたと聞きかたの洗練人生のすべては母国語のなかにある母国語は「いつのまにか自然に」身につくか母国語の性能と戦後の日本江戸から円高まで──日本という試みあらかじめ約束されていた結果資本主義への合流車線遠く懐かしい文化論の時代真の文化とは時間の蓄積だ強烈なキャラクターです不況はなぜ終わらないか僕の戦後塔の上ではためく旗の音謎に満ちた午後の広場。明るい静かな陽ざしと深い影。塔の頂上の風と三角形の旗フレッド・マーセリーノの、斜めの線が作る不安な絵のなかへ映像のなかに見つけなおす夢ニューヨークとシアトル、ふたつの大都会の光と影8×10のなかにいまも生きるニューヨークロンドンの少年と幻想の都会写真家がひとり、マンハッタンをカラー・ウォークするルー・スタウメンの撮ったペーパー・ムーヴィーモノクロームの絵葉書の内部へ人にあまり教えたくない素晴らしい写真集町のどこに私が立ちどまっても一九六〇年以後のアメリカの写真、というテーマ家の内部がカメラに語ることがら子供をテーマにした写真集そのとき、そこは、一九五〇年代まっただなかセントルイスのアーチにこれだけ感動した人LAにヴェニスを作ろうとした実験の失敗と、その後の転変風はゴールデン・ゲートに吹きすさぶ彼が撮ればみんな美しい『ふたりの女たち』という愛の物語ビートルズは過去にならない再びビートルズビートルズの写真はモノクロームがいちばんいい破れたセーターのジェームズ・ディーンマリリン・モンローについて考えをめぐらせる楽しさ引用され続けるジョン・ウエインと、引用されないゲイリー・クーパー彼女たちの裸体はあまりにも強力だったので、はじめは脚の魅力だけが披露された『すでに遥か彼方』あとがき1月1日 ビートルズ1月27日 シナリオ3月31日 フィクション24月17日 フィクション35月1日 大学6月20日 カウボーイ7月1日 フィクション49月5日 キャンディ・バー10月1日 ジョーク11月23日 フィクション512月1日 スープわが心のノース・ショアスープ皿の中でいつも靴をはいている足の悲劇サーフは、水分子の回転運動です波乗り映画館スケートボード・メカニズムシティ・ボーイはみじめだからコンクリートと格闘するサンシャイン・ミュージックサーフボードは自分自身だサーフ・スポットの海底がコンクリートだったらどんな気持ちかサーフボードのシェーピングまだ沖に出ている夕陽のサーファー風と光と波のなかで、チューブ・ライダーが伝説をつくるひとりで撮るつもりのサーフィン映画雷でまっぷたつになった赤いサーフボードの物語記憶を撮る 1 ペンタプリズム幼年期記憶を撮る 2 朝から聞こえる笛太鼓記憶を撮る 3 過去の記憶をいま作る記憶を撮る 4 陽ざしと板壁のあいだを記憶を撮る 5 心の底に眠る小さな謎記憶を撮る 6 懐かしい故郷の景色とは記憶を撮る 7 お利口な坊やはおつかいに記憶を撮る 8 なぜカーテンを撮ったか記憶を撮る 9 木造が今日も消えていく記憶を撮る 10 亀の子たわしでルールを守る記憶を撮る 11 幼い頃は銭湯が好きだった記憶を撮る 12 餃子ライスとわかめスープですより良いことを選択しながら #1より良いことを選択しながら #2より良いことを選択しながら #3より良いことを選択しながら #4より良いことを選択しながら #5より良いことを選択しながら #6より良いことを選択しながら #7東京ポジティヴ 1 廃墟となってほどなく東京ポジティヴ 2 リヴァーサルの喜び東京ポジティヴ 3 東京町名図鑑を作成する東京ポジティヴ 4 東京生活の名場面集を東京ポジティヴ 5 窓のコレクターになろうか東京ポジティヴ 6 消えていく昭和とは東京ポジティヴ 7 現実ではなく、物語を東京ポジティヴ 8 人生とは道順なのか東京ポジティヴ 9 水着と浴衣で小説を書く東京ポジティヴ 10 真夏の午後の記念写真東京ポジティヴ 11 遠い昔の自分を撮った東京ポジティヴ 12 沿線の絶景をめぐるなにを食べれば自分なのか 食べるためにはかき混ぜるなにを食べれば自分なのか 鰯の缶詰を両腕にかかえてなにを食べれば自分なのか 小説のなかでも人はなにか食べるなにを食べれば自分なのか プリンと胡瓜にココナツ・オイル撮って、と被写体が囁く東京縦画面 1 架空の街を歩く人の胸のときめき東京縦画面 2 さて、これからのテーマはなにか東京縦画面 3 駅から徒歩二十分、途方に暮れる東京縦画面 4 僕はなにかを探しているのだろうか東京縦画面 5 おまえの居場所はここにはないよ東京縦画面 6 人生の真実は景色のなかにある東京縦画面 7 そこで経過した長い時間のこと東京縦画面 8 写真機を持って僕が歩くとは東京縦画面 9 中央集権国家の営みを観察する東京縦画面 10 青い色のある町はどこだったか東京縦画面 11 食は道ばたにある江戸の町東京縦画面 12 とりあえずのビールが人生を作る横置きの東京 神保町とどめの絶景横置きの東京 下北沢のこの角のとこ横置きの東京 これは東京のどこだったか横置きの東京 西武池袋線・江古田駅北口横置きの東京 東京のたしか椎名町の塩焼横置きの東京 滝野川で路地を歩く横置きの東京 西欧白人マネキン絶滅近し横置きの東京 東京のどこかで昭和三十年横置きの東京 経堂で七月の暑い夕暮れ横置きの東京 神田で見た書き割りの青空横置きの東京 高円寺南三丁目の残暑横置きの東京 東京オムライスめぐり先日は月へいって来た三日月と遊ぶロウソクと月の光だけで人間の馬鹿さかげんのシルエット雲を眺める場所空はもっとも信頼できる基準だった孤独と不安と絶望の空空の写真をこうして撮った今年の夏の、僕のテーマ花を見ながら僕は思った霧のドライヴイン劇場と三日月クロスワードの碁盤の目に消えたもっともスリルに満ちた主題―それは結末というもの美しい顔は物語として読める僕もマリリンを写真に撮ったロミー・シュナイダーの断片D・ホックニーの本で遊んだフィオルッチのキャンディーを食べたことがありますかそのときの、僕のコルゲート手帳にはさんだ目玉焼きノートに切り抜きを貼る日付、という不吉なもの光景のなかの個人的な文脈ストロベリー・スカート日本がまだまともだった頃の本を東京22章矛盾の美を愛でる美しき脳故郷よ秋の化粧に大根の幸せ東京情緒との逢瀬時計とカレーライスの日真実をディスプレーする装置けっして対比ではなくこれを撮れと光が言う見開いた二ページという世界布張りの街自分はなぜこの写真を撮ったか大根と電柱が景色を作るせつなさを写真におさめて冬至かな写真機は現実を抽象化するか安心はどこまで続くか道、というタイトルはどうかグラフィックに撮ることの自由さいったいなんのことだか二〇〇三年一月五日、午後から夕方にかけてお外の道、という精神外傷がそこにあるよく似たふたつの景色説明なんかするな、と光が言うそのときの光が命じるままに徳利はやはり芸術なのか傘と道路が本のなかで出会うおなじものとして見る、という認識力道を掘る人、黄色く咲く花エトランゼとなる午後西ヶ原三丁目の窓青いトタン板と向き合う安堵して撮る被写体とはなにか同級生の母と歩いた道東京の情緒 その2東京の幾歳月真夏のシャーロック・ホームズサンエツ、ニシタケ、コダワラの女たち商店街が終わって三叉路になるところ手帳が溜息をつくこの世の果てで、ごめんなさい一冊の小説を読む途中読みそこなったいくつかの物語「ザ・トーキョー・ブルース」に重なる「東京ブルース」時の過ぎゆくままに砂浜に書いた愛の文字引きずる人は叱られたナポリへの道はまだ続く細切りにしたジャガイモのから揚げ偶然の成りゆき、という題名トイレット・ボウルにおける挫折鉛筆を削って叱られた天麩羅蕎麦はこうして生まれた日常とは不気味な世界のことなのかあすへの話題 B5の再生紙を五枚あすへの話題 アイスド・ティーの季節ですあすへの話題 あの歌から四十年あすへの話題 あの胡瓜をいまも想うあすへの話題 きまぐれ飛行船あすへの話題 コーヒーは小説なのかあすへの話題 ここに日本があるあすへの話題 こんな夢を見たあすへの話題 しばし東京に暮らしてみるあすへの話題 ノートブックに囲まれてあすへの話題 パーマを撮るあすへの話題 メモだけは横書きするあすへの話題 もとの水にあらずあすへの話題 一杯やりましょうあすへの話題 一本の鉛筆からあすへの話題 牡蠣フライの定休日あすへの話題 喫茶店で待ち合わせあすへの話題 故郷はここにあるあすへの話題 山葵の海苔巻きあすへの話題 太陽と僕と三分間あすへの話題 男はファッションだあすへの話題 東京の答案用紙あすへの話題 忘れなかったマヨネーズあすへの話題 腕時計を買ったあすへの話題 芙美子さんの朝御飯ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第1回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第2回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第3回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第4回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第5回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第6回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第7回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第8回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第9回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第10回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第11回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第12回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第13回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第14回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第15回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第16回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第17回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第18回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第19回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第20回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第21回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第22回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第23回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第24回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第25回ジャケットを見せたい 曲も聴かせたい 第26回東京のクリームソーダ東京を記憶する謎の午後を歩くロックン・ロール革命の遺産 1 1950年のコドモたちロックン・ロール革命の遺産 2 値札のついた新しい価値観ロックン・ロール革命の遺産 3 少年たちはエルヴィスを待っていたロックン・ロール革命の遺産 4 「音」の洪水の中でロックン・ロール革命の遺産 最終回 まともなものが何ひとつ育たない中でアーバン・カウボーイとすれ違った男 誤解ではじまるアーバン・カウボーイとすれ違った男 天丼・テンドン…アーバン・カウボーイとすれ違った男 ミソ汁潜航艇アーバン・カウボーイとすれ違った男 ライスカレーアーバン・カウボーイとすれ違った男 DJみょうりアーバン・カウボーイとすれ違った男 頼まれ投手アーバン・カウボーイとすれ違った男 好きな歌 思い出の歌アーバン・カウボーイとすれ違った男 郵便物の山アーバン・カウボーイとすれ違った男 学校拒否症アーバン・カウボーイとすれ違った男 初出勤の朝アーバン・カウボーイとすれ違った男 リンゴ神話アーバン・カウボーイとすれ違った男 旅先の銭湯アーバン・カウボーイとすれ違った男 三十八通の手紙アーバン・カウボーイとすれ違った男 夏の残骸アーバン・カウボーイとすれ違った男 シャンプー・ライダーアーバン・カウボーイとすれ違った男 週末五日制の日々アーバン・カウボーイとすれ違った男 窓外の風景アーバン・カウボーイとすれ違った男 碧眼・日本女性像アーバン・カウボーイとすれ違った男 魅力ある喋り方アーバン・カウボーイとすれ違った男 パチンコ店にてアーバン・カウボーイとすれ違った男 強情と水泳アーバン・カウボーイとすれ違った男 不毛の二時間アーバン・カウボーイとすれ違った男 ラジエーター・ベロアーバン・カウボーイとすれ違った男 芯先の秘密アーバン・カウボーイとすれ違った男 昨日とおなじにアーバン・カウボーイとすれ違った男 誕生プレゼントアーバン・カウボーイとすれ違った男 誘われる女私は写真機よく知っている遠近法ミッキー・マウスのネクタイ『どこでも、ここでさえなければ』を、絵に描いてふたとおりビールの空き缶に値段がつくなんて、思ってもみなかったサーフィン・サウンドについてのささやかなお勉強1959年12月、いつものダイナーに集まった5人の青年たちぼくならケチャップはハインツ1959年、西部劇は終ったJELL-OMusic Gallery 01 『ハレクラニの夕暮れ』Music Gallery 02 『スラック・キー』Music Gallery 03 ラナイ・パウロMusic Gallery 04 『南太平洋の蜜月』Music Gallery 05 『アローハ・サモア』Music Gallery 06 『JESS UKE』Music Gallery 07 『ミュージック・オブ・ハワイ』Music Gallery 08 『We Are The Children』Music Gallery 09 『THE SONS OF THE PIONEERS VISIT THE SOUTH SEAS』Music Gallery 10 『Cecilio & Kapono』僕はバラッドに徹しよう 1 いきつけの喫茶店僕はバラッドに徹しよう 2 銭湯まで百五十歩僕はバラッドに徹しよう 3 雨の夜の、急な階段僕はバラッドに徹しよう 4 葡萄が歩み去った方向僕はバラッドに徹しよう 5 タイム・スリップ喫茶店への道僕はバラッドに徹しよう 6 高校生の僕が撮った僕はバラッドに徹しよう 7 アルバムの最後のページ移民の子の旅 2 優良なる労働者移民の子の旅 3 ラッキー・カム・ハワイ!移民の子の旅 4 創世伝説移民の子の旅 5 ケアラケクアの草ぶきの小屋移民の子の旅 6 カ・ママラホエ・カナワイ移民の子の旅 7 ホノルルの月移民の子の旅 8 「国家の生命は正義の前に不滅である」のか移民の子の旅 9 南海の楽園をめざして移民の子の旅 10 ハワイアン・パラダイス移民の子の旅 11 シュガー・タウンへの道移民の子の旅 最終回 プリンセス・カイウラニはいかがですかこの演奏がいまも聴こえる スタン・ケントンの五十年前の『プレリュード』この演奏がいまも聴こえる 幸せの常として渾然一体この演奏がいまも聴こえる 自分はまだいなかった時代への郷愁この演奏がいまも聴こえる 切々としみじみと挫折は残響するこの演奏がいまも聴こえる 戦いの歌はこうして解放されていく『日本語で生きるとは』 まえがき英語で生きる人文法は勉強しない英語本場の英語とはどこの英語なのか単純に置き換えた英語子供は遊んだ小田急線と僕のロマンスあの頃、という過去を彼女によって記憶する僕は明治十五年には人力車の車夫だったキャデラック小説読者からの手紙振り向くと前方が見える五年かけて作る飛行機クロスワードの碁盤の目に消えた架空の人、現実の人俺は商社、俺は証券春遠く、厳寒時代だとか世代だとか今日と明日のお天気「ノー」を支える論理と説得力言葉を越えるなにかひと言漢字と仮名の使いわけかた『ヒロ・マーチ』は遺伝する作家のすべて教えます お人形小説の可能性作家のすべて教えます 彼女とはなになのですかと、作家に聞いてごらん作家のすべて教えます どこにもいない人をめぐる物語作家のすべて教えます この猿は字を書くしワープロも使う作家のすべて教えます 小説の書きかた講座・会話編作家のすべて教えます タイトルを捜した日僕の最初の横浜はYHMだった今日も地球を削って生きる私たちベッドタイム・ストーリーズを聴いた子供たちは、安心して眠ったペーパーバックで出てるかい アリゾナに雨が降ったあとでペーパーバックで出てるかい 虹の端にあるものペーパーバックで出てるかい 大都会の目撃者たちペーパーバックで出てるかい 思いのたけを歌いなさいセメダインに出会った日もの作りの原点がここに五歳の僕がここにいる時間を味方につける仕事学生さん、と呼ばれていたスパム・アンド・ライスの日庭にあらわれた猫これからも生でいきますか映画の不安提灯に誘われて仕事と結婚と性格の不一致なんとかしてもらいたい人たちの終わり謝罪する男たちの国大統領は再選されるか日本の主体的判断と国益主体的な日本を求めて輸出関連大企業と日本巨額の経常黒字というもの平和とはゆるやかなドル安と円高慎重に見きわめる人の国政府が円を買うための巨額の円引き続き状況を見きわめる人「状況」はかならず袋小路になるセントラル・コマンドとコアリション・フォーセズ「国際社会への貢献」と言うけれど貢献と支援と一年間で百四十兆円分の病状教養としての世界地図保守という自由主義者たちそれはもう終わったことYESのひと言から始まる片岡義男の私と小田急「再会を待つ」片岡義男の私と小田急「シモキタ・マンボ」片岡義男の私と小田急 ロマンスカーが誘惑する片岡義男の私と小田急 1月1日の大焚き火片岡義男の私と小田急 参宮橋のエルヴィス・プレスリー片岡義男の私と小田急 見合い写真の季節片岡義男の私と小田急 駅名に思う幻の日本歌謡曲が聴こえる 一九六二年、夏の終わり、竹芝桟橋歌謡曲が聴こえる そこに生きた多くの人たち歌謡曲が聴こえる 黙って見ていた青い空歌謡曲が聴こえる 時間は容赦なく経過していく歌謡曲が聴こえる ナンシー梅木とミヨシ・ウメキ歌謡曲が聴こえる アメリカン・ヒールとねずみ取り器歌謡曲が聴こえる 一九五四年のアメリカ製の電気ギター歌謡曲が聴こえる レコード店で買ったばかりの七インチ盤歌謡曲が聴こえる 一九六三年のステュードベイカーと煙草歌謡曲が聴こえる ジャズを歌ったLPが少なくとも二枚はある歌謡曲が聴こえる さらにいっそう美空ひばりであることを歌謡曲が聴こえる オレゴン州ポートランドの中古LP店『歌謡曲が聴こえる』 まえがきワルツ・モデラートカントリー・アンド・ウエスタン・ソングの内部へ「恋」というひと文字をじっと見る地図を見たとたんバーボンを飲むにあたってディズニー映画から学んだことリロイ・ニーマンを受けとめる買い物のしかたについて恋愛は三人ですると面白い中学生にはなったけれど不思議なパズルのような本だった五年まえの湾岸道路RとLと日本人夜遅く、ジャズのLPを捜してみる前線基地としての彼女の部屋映画について学んだ日々まず最初に、ステーション・ワゴンを黄昏どきの町はウイスキーを求めるサンドイッチなら作ってあげます水の上に漂う煙きみを愛するトーストスペースでも彼らはカウボーイ濡れてます、足元にご注意を裸足の状態から始めるヴェンチャー破れたセーターのシリーズ再兵役のブルースブルースが聴こえるブルシット、という言葉の存在理由紅い着物はなぜ射たれたか29番線からチャタヌーガ行きが発進する彼女には梟を捧げよう過去という膨大な財産の蓄積が小さくて横柄な現在を抑制し、均衡をはかる──アメリカでのことだが世界の各地はどこもみなエキゾチックか 真にエキゾチックなのは、自分だけではないのか白い町での恋愛私の恋も終わるのよ夜霧に今夜も礼を言う遠い日々からの歌現在の物語──人間は人間をどうしたいのか記憶のなかの物語──感受性という不思議な空間彼女、という人の物語──ここではない場所、これではないもの彼とぼくと彼女たち雑誌のバック・イシューはタイム・マシーンだ(一九四〇年代〜現在)ポップコーンがはじけそこなうとき完璧とは言いがたい状況にはぜひともコーヒーを三千マイル離れている人に自分を伝える簡単な方法パンにピーナツ・バターをつける。そしてミルクをグラスに一杯十個の窓からセントラル・パークを見おろす眺めのいい部屋現実を記号に置きかえた道路地図という幻の世界フレンチ・フライド・ポテトにかかわるアメリカらしさの一例「手をのばして誰かに触れなさい」=「もっと電話をかけなさい」貧しい国の子供がこのような目であなたを見るとき「これはこのヘア・ドライアーの広告です」という広告一本のキャンディ・バーが心の底につくるアメリカ的な共感中流以上の競争社会に参加するには完璧に清潔でなくてはならない一本の万年筆。失われた品位への、回帰の願望清潔で匂いのない人は、自分自身に関して確固たる自信を持つことができる自由を完全に実感できるとき、アメリカの人たちはもっとも幸せだいまのアメリカでもっともひどい状況を生きるのは、子供たちだダヴ・バーを一本手に持ち、たったいま、ひと口嚙みとって食べた不自然なほどに白くて汚れのない歯をセクシーととらえる文化歯ごたえのいい、生彩に満ちた冷たいレタスをまず最初に嚙み抜く日常そのものである一本のジーンズが、広告のなかで脱日常に変わるときニューヨークの公立図書館が歴史のなかで果たす役割二階にいる赤ちゃんの泣き声を無線受信機のスピーカーから聞くアメリカにおける幼年期の記憶。弁当の一部分として学校へ持っていったヨーグルトアメリカン・ビートとは、シヴォレーの新車で新聞を配る少年ほかの色は禁止されてでもいるかのように圧倒的にブルーすくなくとも昨夜は、彼女は彼とともに過ごした人は絶対にコンフォタブルでなくてはならないという、強迫観念味をつけた炒めごはんにしてようやく、米はつけあわせとして食卓に乗る朝食は文化だ。そしてその文化は、他の文化を排除する一九七四年のアメリカでは煙草を喫うことがまだ肯定的な意志の表明だったタータ・コントロール・フレッシュ・ミント・ジェルを使っているのは誰ですか高きをめざせ。新しい地平に手をのばせ。それは偉大なるウェイ・オヴ・ライフだ失われて久しい遠いあの頃。まだ健在だった家族の物語。絵に描いたようなバターの味ヌードル・ローニ・パーメザーノを讃えるアメリカふうな一篇の詩ビューイックの新車に犬を加えて、アメリカの五人家族という幻想のファミリー・ポートレートリーヴァイス九〇〇シリーズの、完璧な着こなしの一例アメリカでアメリカ的な頭痛にみまわれたときの、よく効くはずの頭痛薬アメリカの食文化のなかでホイップド・クリームが占める重要な位置手に入れた一軒の家は、アメリカの物語を自分たちもまた継承していく場所だ明るさを基調とする風とおしの良い社会は、個人の尊厳を土台にしているひとりの小学校の先生をアメリカ的に演出すると、一例としてこうなるデザインという秩序世界にもエントロピーの法則は働いているさらにもっとアメリカ人らしく、という理想をベイビー・パウダーをとおして、追求するバターをつけシロップをかけたパンケーキを食べる人の、理想像の一例ホリデー・シーズンのための、まっ白なオレオ! クリスマスはホワイト・ファッジにくるまれてヴァイス・グリップを持っていない男性は信用できない。なぜなら彼には、日常生活がないからいまのアメリカ英語によるスープの魅力のとらえかた街角から次の番号へ電話をかける 1-800-USA-ARMY銀座カンカン娘半分は表紙が目的だった──100冊のペーパーバックスにアメリカを読む彼女が演じた役──原節子の戦後主演作を見て考える はじめに彼女が演じた役──原節子の戦後主演作を見て考える 第一部彼女が演じた役──原節子の戦後主演作を見て考える 第二部彼女が演じた役──原節子の戦後主演作を見て考える 第三部『母の曲』一九三七年(昭和十二年)『泣蟲小僧』一九三八年(昭和十三年)『純情二重奏』一九三九年(昭和十四年)『兄とその妹』『東京の女性』『新女性問答』『暖流』『嫁ぐ日まで』一九四〇年(昭和十五年)『熱風』一九四三年(昭和十八年)『或る夜の接吻』一九四六年(昭和二十一年)『花咲く家族』一九四七年(昭和二十二年)『夜の女たち』一九四八年(昭和二十三年)『誘惑』『湯の町悲歌』一九四九年(昭和二十四年)『憧れのハワイ航路』一九五〇年(昭和二十五年)『夜来香』一九五一年(昭和二十六年)『上海帰りのリル』一九五二年(昭和二十七年)『ハワイの夜』一九五三年(昭和二十八年)『雲ながるる果てに』『月よりの使者』一九五四年(昭和二十九年)『ジャンケン娘』一九五五年(昭和三十年)『一九六〇年、青年と拳銃』 まえがき一九六〇年、青年と拳銃 『拳銃無頼帖一 抜き射ちの竜』一九六〇年、青年と拳銃 『拳銃無頼帖二 電光石火の男』一九六〇年、青年と拳銃 『拳銃無頼帖三 不敵に笑う男』一九六〇年、青年と拳銃 『拳銃無頼帖四 明日なき男』『映画の中の昭和30年代』 まえがき映画の中の昭和30年代 『銀座化粧』映画の中の昭和30年代 『めし』映画の中の昭和30年代 『おかあさん』映画の中の昭和30年代 『稲妻』映画の中の昭和30年代 『夫婦』映画の中の昭和30年代 『晩菊』映画の中の昭和30年代 『浮雲』映画の中の昭和30年代 『驟雨』映画の中の昭和30年代 『妻の心』映画の中の昭和30年代 『流れる』映画の中の昭和30年代 『杏っ子』映画の中の昭和30年代 『鰯雲』映画の中の昭和30年代 『娘・妻・母』『吉永小百合の映画』 まえがき吉永小百合の映画 『朝を呼ぶ口笛』吉永小百合の映画 『まぼろし探偵 地底人襲来』吉永小百合の映画 『拳銃無頼帖 電光石火の男』吉永小百合の映画 『霧笛が俺を呼んでいる』吉永小百合の映画 『拳銃無頼帖 不敵に笑う男』吉永小百合の映画 『疾風小僧』吉永小百合の映画 『すべてが狂ってる』吉永小百合の映画 『ガラスの中の少女』吉永小百合の映画 『美しき抵抗』吉永小百合の映画 『大出世物語』吉永小百合の映画 『天使が俺を追い駈ける』吉永小百合の映画 『花と娘と白い道』吉永小百合の映画 『ろくでなし稼業』吉永小百合の映画 『警察日記 ブタ箱は満員』吉永小百合の映画 『早射ち野郎』吉永小百合の映画 『有難や節 あゝ有難や有難や』吉永小百合の映画 『青い芽の素顔』吉永小百合の映画 『闇に流れる口笛』吉永小百合の映画 『この若さある限り』吉永小百合の映画 『俺は死なないぜ』吉永小百合の映画 『闘いつづける男』吉永小百合の映画 『太陽は狂ってる』吉永小百合の映画 『あいつと私』吉永小百合の映画 『草を刈る娘』吉永小百合の映画 『黒い傷あとのブルース』吉永小百合の映画 『キューポラのある街』万年筆インク紙否も応もなくYou and I東京の坊や陽に焼けた子供空と無好きな日本語ペイパーバック世田谷の古書店鯨の油を燃やす二音節の土曜日十年一滴美人と湯麵神保町 1一枚の小切手神保町 2テディというやつ西伊豆とペン三つ目の壁小説を書く居酒屋の壁から 1居酒屋の壁から 2文房具を買いに英語で日本語を考える英語で日本語を考える 単語篇英語で言うとはこういうこと一枚のインデックス・カードに値する動詞はどこへ行くのかIの真実、youの真実英語らしさ、日本語らしさ英語で知ろうとした日本ヘルプ・ミー! 英語をどうしよう コーヒーを飲みたいのにコートを脱がされた!ヘルプ・ミー! 英語をどうしよう なぜだろう? この珍訳・迷解釈ヘルプ・ミー! 英語をどうしよう 頭で考えた英語と体でおぼえた英語ヘルプ・ミー! 英語をどうしよう 日本語にないことは英語でも言えないはずだヘルプ・ミー! 英語をどうしよう ネイティヴ・スピーカー以上のスピーカーになるんだヘルプ・ミー! 英語をどうしよう 五〇〇ページの教科書でこんなに勉強している!ヘルプ・ミー! 英語をどうしよう ザルノオーモリ ギョクオチネ…ヘルプ・ミー! 英語をどうしよう 十六、十七、十八とぼくらの勉強ゼロだったヘルプ・ミー! 英語をどうしよう 全地球的な発想のために外国語を勉強するんだ『アメリカに生きる彼女たち』 まえがきアメリカに生きる彼女たち 一九四九年から始めようアメリカに生きる彼女たち 一九五〇年代 徹底して現実の半分だけをアメリカに生きる彼女たち 一九六〇年代 家庭という堅牢な枠のなかでアメリカに生きる彼女たち 一九七〇年代 女性たちはかなり大きく変化したアメリカに生きる彼女たち 一九八〇年代 そこにはまさにボディがあるアメリカに生きる彼女たち 一九九〇年代 現在は過去とは比較にならないほど刺激に満ちているここは東京この夢の出来ばえ名残りの東京キャンディを撮った日東京を撮るなぜいま一九五〇年代なのかロックンロール・ミュージック全能の神が、領域を拡げよと言うジェームズ・ディーンの赤いジャンパー私立探偵はいかに廃業したか?あるひとつのピーナツバター論ごく個人的な文脈で書くカントリーロックンロールの宇宙志向に関するぼく好みのご案内エルヴィス純粋記号論ブルースに死んだジャニス・ジョプリン『マッド』自身はどのように円環を描いたか西37番通り・ブロードウェイ交叉点赤さびだらけの自動車への共感プリムス・ヴァリアントはトレーラー・タンクからなにを学んだか道路と荒野の袋小路ターザンの芸術生活ポケット・ビリヤードはボウリングなんかよりずっと面白いカモに手加減する馬鹿はいない仕事するよりずっとましだよとおりすぎるはずだった小さな町トム・ミックス──アメリカのチャンピオン・カウボーイここは猫の国バッテンボーからビル・ライス・テレビの国へZicoとジーコはおなじなのかミーティングでペンディングとなるすべてが片仮名語になった国とは千差万別という面倒くささをいっきに解決するにはのっける気持ちはことのほか大きい思い出は言葉をめぐって「珈琲」のひと言ですべてが通じた時代いまでは聞かないし見ない言葉男性とは明確に区別された生き物がいる国俺を中心にすべては堂々めぐりブンブンでロカボにノスヒロ僕には読めなかった漢字酒にまつわる言葉について僕はきまり文句を使わない人なのか僕はそこに論理を感じないあまりにも素晴らしい出来事そしてすべてを水に流しましょうコカ・コーラを飲みましょう「最低限の会話能力」とはなになのか彼らのその後の人生は「インイチガイチ」の衝撃を受けとめるチャーリー・ブラウンは直球の投手だ日本語にとって「三」とはなにか国際都市で天麩羅定食を食べる六十八年ぶりの日本と日本語深い意味はない、しかし俗世間はよく見える読んでみた。面白かったクヨクヨ、イキイキ、オイオイ、グッタリお焼き加減はいかがなさいますか甘からの汁を肴にして男性の存在が前提にされているまもなくの発車となります無邪気な直訳はホラーである男子と女子に分かれてせいの順にわずか三画のなかに日本のすべてがある外国人たちは日本語に接近している豚肉の生姜焼きとポーク・ジンジャーその日本語は原語を超えている大人たちが教えてくれなかった言葉ノット・オンリー・バット・オルソー手間は出来るだけ省きましょう街を歩けば謎にあたるきまり文句ですべてが間に合う日本語はけっして曖昧ではない彼女を納得させるのは大変だからなあこういう言葉には頭を抱えるほかないなんだ、そんなことも知らないのか流れる川の水にすべてを託す戦争の経済的負担はとてつもない額になる日本語は滅びていくのだろうか英語を学ぶ教材としての英字新聞日本語にならない英語というもの「俺」はしぶとく生きのびる頭に「かね」のつく言葉を探してみたよろしかったでしょうか丁寧さと正確さ、そしてご理解のはざまで思っていないで答えをくれ日本語能力試験N5に合格するかお前はネクタイがいつもゆるんでいる空飛ぶ円盤の時代は過ぎ去ったか歌のなかの女性たち母親をめぐって話はつきなかった「こころ」について学習する進駐軍の残飯の日々はるかに遠く子供たちが遊ぶ受話器に飛びついたのは、いつだったかスヌーピーが果した役は大きい犬も歩けば棒に当たる花道はもはやどこにもない曇りガラスに必ずこう書いた知らなかった言葉を知るとき人が生きるから人生なんだよライナスは眼鏡をかけている未来への明かるい希望サービスはまだ生きている一拍子、二拍子、四拍子かつてはよく使っていたはずなのにアカンベーにレロレロバー失敗は七回まで許される自分にとって面白い日本語とは喋る人ではない、考える人なのだ省略しなければやってられないバイリンガルはこんなふうに発展する悲惨な現実と幸せな空想と人の意志や態度を表す「腹」という言葉彼女のコロッケ、彼のメンチカツギョウニンベン『言葉の人生』 あとがき読む、映画『ライジング・サン~裏切りの代償~』 脈々と維持される活劇娯楽映画の伝統読む、映画『ハングリー・ラビット』 現実のなかで正義はいかに実行されるか読む、映画『ゴッド・ブレス・アメリカ』 映画ならでは、の良さ読む、映画『そして友よ、静かに死ね』 字幕に残されるべき言葉の構造の、輪郭読む、映画『スリープレス・ナイト』 悪事というものの本質はいくら時代をへてもおなじである読む、映画『虚空の鎮魂歌』 普遍性を感じる締めくくりかた読む、映画『ゲットバック』 半世紀前の日活アクションをここに観た読む、映画『フリーランサー NY捜査線』 ヒエラルキーのピラミッド読む、映画『PARKER/パーカー』 「カネの話じゃないんだ」読む、映画『ブラインドマン その調律は暗殺の調べ』 この映画のいちばんいいところ フランスのノワール映画を観るたびに思うこと読む、映画『ラストスタンド』 久しぶりに観たデピュタイズの場面読む、映画『バレット』 すべては登場人物たちの台詞に託されている読む、映画『ハード・ラッシュ』 「なんとかする」と彼は言った。読む、映画『ベルリンファイル』 これが映画だ、という感銘のなかにいまの僕は浮かんでいる読む、映画『黒いスーツを着た男』 死のどうにもならなさ読む、映画『ストラッター』 この世ならざるもうひとつの現実読む、映画『ミッドナイト・ガイズ』 男たちがどう生きようとも、夜明けはかならずやって来る読む、映画『おじいちゃんの里帰り』 強靱な精緻さをきわめた想像力によって夢物語として映し出される人生読む、映画『旅人は夢を奏でる』 女がそろってお話は完璧だ読む、映画『ラヴレース』 『ディープ・スロート』がポルノ映画と呼ばれた時代Ansel Adams IN HIS ROOM叙情の影を聴いた 1叙情の影を聴いた 2叙情の影を聴いた 3叙情の影を聴いた 4叙情の影を聴いた 5叙情の影を聴いた 6冷酷に、冷静にTravel writing 路地を徘徊する70's Vibration ことなる価値を生み出すサンフランシスコ再び服と私──着る服、脱ぐ服Y.K.'s Invitation 心のたけを歌いなさいY.K.'s Invitation カウボーイの王様と西部の恋人Y.K.'s Invitation 出会いなおすあの頃の日本Y.K.'s Invitation 美しい脚は裏切らないY.K.'s Invitation 彼女は名曲のなかを生きるY.K.'s Invitation ブルーノートを受けとめるY.K.'s Invitation 音楽書籍の多様性Y.K.'s Invitation 三人の美女と反作用の法則Y.K.'s Invitation アルファベットのTOSHIKO以前Y.K.'s Invitation アール・ボスティックを聴きなおすCoffee Table Reading著者は語る赤いボディ、黒い屋根に2ドア──アメリカの雑誌広告でたどる275台の自動車の容姿サウンドスケープを歩く 1サウンドスケープを歩く 2サウンドスケープを歩く 3サウンドスケープを歩く 4サウンドスケープを歩く 5サウンドスケープを歩く 6サウンドスケープを歩く 7サウンドスケープを歩く 8サウンドスケープを歩く 9サウンドスケープを歩く 10Y.K.'s Invitation 原信夫とシャープス&フラッツを讃えるBIG SKY──アメリカ・空への招待 カリフォルニア・デルタBIG SKY──アメリカ・空への招待 大陸分水嶺BIG SKY──アメリカ・空への招待 町は塩の湖BIG SKY──アメリカ・空への招待 アメリカのファミリー農場BIG SKY──アメリカ・空への招待 ノース・カリフォルニア・コースト作家のすべて教えます 1作家のすべて教えます 2作家のすべて教えます 3作家のすべて教えます 4作家のすべて教えます 5作家のすべて教えます いまもまだ書き過ぎの日々作家のすべて教えます 夜霧に今夜も礼を言うより良いことを選択しながら #8より良いことを選択しながら #9より良いことを選択しながら #10より良いことを選択しながら #11作家のすべて教えます ある日、作家は裸婦を見る彼とぼくと彼女たち〈番外三篇〉彼らを書く いまからザ・ビートルズをDVDで観る。彼らを書く 今度はボブ・ディランをDVDで観る。彼らを書く そしてエルヴィス・プレスリーをDVDで観る。『彼らを書く』あとがきTruckwatching ボクの眼の前を驀走していったケンウォースが地平線に消えていく。片岡義男のアメリカノロジー ピックアップは断じて貨物車ではない。片岡義男のアメリカノロジー エルヴィスのあの声でうたえるのはこのオレしかないんだ……片岡義男のアメリカノロジー ピンボール・マシーンが1台ほしい。片岡義男のアメリカノロジー ハーネスブーツにブルージーンズ 茶色い皮のフライト・ジャケット そして、髪はグリーシーなダック・テイルだ!片岡義男のアメリカノロジー いつも潮に洗われているからなのか──とてもやさしい目をもつサーファーたちの話をしよう。片岡義男のアメリカノロジー リンディというとても簡単で楽しいロックンロール・ダンスを教えよう!片岡義男のアメリカノロジー スラック・キー・ギターは、ハワイの風や陽ざし、そして波の音までも感じさせてくれる。片岡義男のアメリカノロジー たぶん1000冊くらいある、このSFのペーパーバックを誰かに譲りたい。片岡義男のアメリカノロジー ハワイの若い世代の民族意識が2枚の『ホーム・グロウン』というレコードを作り出した。片岡義男のアメリカノロジー トラック・ドライヴィング・マンたちは、まさにハイウェイのフォーク・アートだ。片岡義男のアメリカノロジー いいトシしてピカピカにレストアされたヴィンテージ・ハーレーの横でニヤついているこのオッサンたちは、いったい誰なんだろう。片岡義男のアメリカノロジー 『ハンク・ウイリアムズと共にすごす夕べ』とジム・オーエンという男の話。片岡義男のアメリカノロジー ぼくにブリキのピストルの面白さを教えてくれたのは、ひとりの海兵隊員だった。片岡義男のアメリカノロジー ラハイナ・ボーイたちは砂糖キビ畑から吹いてくる甘い風で目を覚ます。片岡義男のアメリカノロジー アイスクリームをナメてはいけない。片岡義男のアメリカノロジー コンバーティブルはいまはもうアメリカのひとつの〝過去〟になってしまったのだろうか?片岡義男のアメリカノロジー 孤独と自己との厳しい闘いを純粋にエンジョイしてしまうのがアメリカ人だ。片岡義男のアメリカノロジー 不屈の闘志を秘めたオールドタイマーの話がすさまじく面白い。片岡義男のアメリカノロジー アメリカを手っ取り早く勉強してしまうための本がたくさんあるぞ。片岡義男のアメリカノロジー 《兵隊文庫》と『ザ・ホワイト・アルバム』 アメリカを見ぬくための2つの活字メディアの話をしよう。片岡義男のアメリカノロジー ハーヴァードでも特にエリートが好む、一冊の論文誌を紹介しよう。片岡義男のアメリカノロジー 「気分はもう夏」とくれば無人島、そして進駐軍の携帯食だ。片岡義男のアメリカノロジー アーリー・ウィンターズのカタログが届くたびにボクの財布はカラになりそうだ。片岡義男のアメリカノロジー 34年前、ボビーソクサーはアメリカの希望の星だった片岡義男のアメリカノロジー 『アウトサイド』誌で読んだふたつの面白い記事の話をしよう。片岡義男のアメリカノロジー 70年代に廃刊になった『ルック』の70年代特集をみつけた。片岡義男のアメリカノロジー つい最近出会った「今のアメリカ」を感じさせる話片岡義男のアメリカノロジー アン・ランダースの処方せん。片岡義男のアメリカノロジー 素晴らしきごく普通のアメリカ人。片岡義男のアメリカノロジー シンプル・ライフというアメリカ的ベイシックス。片岡義男のアメリカノロジー 「ブルックリンはアメリカン・ドリームの発生の地だよ」とイタリー系青年は笑った。片岡義男のアメリカノロジー 娯楽映画の雑誌広告に宣伝の原点を見る。片岡義男のアメリカノロジー フランク・マッカーシーの西部画。片岡義男のアメリカノロジー 英雄TAKI183のカンヴァス。片岡義男のアメリカノロジー ハレ・ラア・ブールヴァードにはジョークが似合いすぎる。片岡義男のアメリカノロジー ふたりの仲は1プラス1 イークォル 2以上。片岡義男のアメリカノロジー ジョークは飛び道具。散歩して迷子になる 1 ペイパーバックの山を作る子供散歩して迷子になる 2 読むに至るまでの助走路を歩く散歩して迷子になる 3 彼女が手に下げていたランタンの明かり散歩して迷子になる 4 一九五五年二月二十三日、『地上より永遠に』散歩して迷子になる 5 きみも遠からず書き手のひとりだよ散歩して迷子になる 6 神保町に最後の露店が二軒あった頃散歩して迷子になる 7 こうして始まった神保町の日々散歩して迷子になる 8 良き刺激は大いにかさばる散歩して迷子になる 9 ペイパーバックに惹かれる理由散歩して迷子になる 10 地下鉄から交差点へ出た夏の午後散歩して迷子になる 11 一冊百円という値段の幸せな正解散歩して迷子になる 12 半年分の収穫に囲まれて思うこと散歩して迷子になる 13 百円から無料へ、そして二千円へ戻る散歩して迷子になる 14 百円ずつ買っていくアメリカの物語散歩して迷子になる 15 桜が咲いた、百冊買った散歩して迷子になる 16 なぜ買うのか、それが問題だ散歩して迷子になる 17 ふたつの日本、ふたつの言葉散歩して迷子になる 18 一九五三年からの日本語散歩して迷子になる 19 モラトリアムという助走路散歩して迷子になる 20 自分を蒸留して残った一滴、二滴散歩して迷子になる 21 青年と世のなか、そして日本語散歩して迷子になる 22 材料はすべて自分のなかにある散歩して迷子になる 23 ひとり外に出て孤立する散歩して迷子になる 24 一九六〇年代、青年と鉛筆散歩して迷子になる 25 若年労働者の勤勉なる日々散歩して迷子になる 26 かたちのないもの、という幸せ散歩して迷子になる 27 言葉で僕はなにをしたいのか散歩して迷子になる 28 僕はいつから「自分」になったのか散歩して迷子になる 29 なぜ僕はこうも買い込むのか散歩して迷子になる 30 自分で支える自分自身のすべて散歩して迷子になる 31 否も応もなくそれが自分散歩して迷子になる 32 四百字詰原稿用紙で三十六枚散歩して迷子になる 33 小説はこうして生まれるのか散歩して迷子になる 34 主人公とはいったい何者なのか散歩して迷子になる 35 西伊豆でペンを拾ったら散歩して迷子になる 36 孤独という状態の有効活用散歩して迷子になる 37 短編小説を書く途中で散歩して迷子になる 38 フィクションの人になりたい散歩して迷子になる 39 若年労働者と一枚の小切手散歩して迷子になる 40(最終回) 現在に過去と未来を重ねるにはCDを積み上げる はじまりのCDCDを積み上げる ハーポのブルースCDを積み上げる 人生のサウンドトラックCDを積み上げる 五十六年後の、雨に咲く花CDを積み上げる いまはこんなCDがあるCDを積み上げる これこれ石の地蔵さんCDを積み上げる 六〇年代のガール・グループCDを積み上げる 李成愛のCDを探すCDを積み上げる 天賦の才とテナー・ウクレレCDを積み上げる 「珠玉のカバーソング集」とはCDを積み上げる CDの一曲目を受け止めたいCDを積み上げる 架空の理想を積み重ねるCDを積み上げる これほどに長いあいだCDを積み上げる ディアリーの複製芸術CDを積み上げる 六十七年前の時間を再生するCDを積み上げる 盆踊りが故郷を作るCDを積み上げる これぞ、と言われたならCDを積み上げる まるで違った歌声だったCDを積み上げる 時を超えるCDのなかの歌声CDを積み上げる 歌詞を音符で理解するCDを積み上げる 一九六四年、パリCDを積み上げる あの頃とはどんな頃なのかCDを積み上げる レコードの溝として残っているロンサム・ジョッキー 1 放浪の人びと『ホーボー』ロンサム・ジョッキー 2 チョッパーが100台近くやって来たロンサム・ジョッキー 3 パロマー山の夜はふけて…ロンサム・ジョッキー 4 まず中古のバン、トラックを手に入れるロンサム・ジョッキー 5 トラック野郎のドラッグ・レースロンサム・ジョッキー 6 太陽に向かって走れ──!ロンサム・ジョッキー 7 ウエイロンを聞いていたら…ロンサム・ジョッキー 8 夕暮れ、テキサスの町に着いたロンサム・ジョッキー 9 再び、ウエイロンの歌について書こうロンサム・ジョッキー 10 西テキサスの小さな町で 1ロンサム・ジョッキー 11 西テキサスの小さな町で 2ロンサム・ジョッキー 12 西テキサスの小さな町で 3ロンサム・ジョッキー 13 西テキサスの小さな町で 4ロンサム・ジョッキー 14 ある日ある時バイクって奴に…ロンサム・ジョッキー 15 「ストリートバイク誌」の過酷なテスト⁉ロンサム・ジョッキー 16 バイクの楽しさをもっとひきだしてやろう!ロンサム・ジョッキー 17 古びたベッドが青い月の光の中に浮いていたロンサム・ジョッキー 18 Vツインを走らせる、夏の陽と潮騒の中にロンサム・ジョッキー 19 「ツーリング・バイク」って雑誌知ってるかい?ロンサム・ジョッキー 20 覚えてますか夏のことロンサム・ジョッキー 21 太陽の下で読むチョッパー物語ロンサム・ジョッキー 22 レコードになったW1サウンドロンサム・ジョッキー 23 星降る夜、彼女の船を見送ったロンサム・ジョッキー 24 バイクで飛ばしても追いつくことのできない青春ロンサム・ジョッキー 25 逝ってしまったアイツ…ひとりぼっちの約束ロンサム・ジョッキー 26 物語は夏休みの暑い日に始まったロンサム・ジョッキー 27 〝マックス〟は湖の近くに巣を持つオス・カラスロンサム・ジョッキー 28 ぐしょ濡れのオクラホマ・レインロンサム・ジョッキー 最終回 今となっては懐かしい夏の音クローズ・アップ 1 ブルースに死んだスター ジャニス・ジョプリンクローズ・アップ 2 ドロップ・アウトからの出発 グレートフル・デッドクローズ・アップ 3 さわやかに歌う現代のけん怠 カーリー・サイモンクローズ・アップ 4 日々の積み重ねの中であふれる愛を歌う キャロル・キングクローズ・アップ 5 静かに燃え上がる炎のように ブリジット・フォンテーヌクローズ・アップ 6 開かれた愛の世界を歌う カーペンターズクローズ・アップ 7 流れる時への憂いを歌うフィービ・スノウクローズ・アップ 8 丸い渋みと醒めた明るさ ジョルジュ・ブラッサンス歌謡曲が聴こえる 由紀さおりとピンク・マルティーニ歌謡曲が聴こえる 「カヴァー・ソングの女王」ちあきなおみ歌謡曲が聴こえる 来日記念盤、という日本歌謡曲が聴こえる 来日記念盤、という日本(承前)僕のクレヨン・ボックス ア・グラス・オブ・ウオーター新しいリスナーのためのボブ・ディラン庭にあるタイル張りの箱アメリカの広告物語 1 ポータブル・ラジオの時代アメリカの広告物語 2 グレイハウンドの旅アメリカの広告物語 3 僕を大人にしてくれたパーカー51なぜ古書店に入るのか原稿用紙について思うタイプライターを買った中古のLPというミステリーワープロというものをめぐってB面って、なんですか三十年ぶりの歯痛僕がまだお利口だった頃ホテルの部屋で浴室の鏡に映る自分国語辞典で過ごすひととき水鉄砲をふたつもらった床屋ですか美容院ですか猫は鰯をくわえる丁寧に誠実に淡々と日本語で歌ってます僕はいったい何者なのか鼻の出来ばえと交際交流雨の歌を探す僕はかつてボールペンだった万年筆、インク、そしてノートブック片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 自分の好きなナイフを見たり持ったりすると、そのたびになぜだか、なつかしくなる…片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 二十歳になるまでに体験したどのシャツよりも、素敵だった──ペンドゥルトン片岡義男のぼくのお気に入り道具たち まず彼女がとり出したのは、エスビットのポケット・クッカーだった…片岡義男のぼくのお気に入り道具たち ポケット・ナイフと同感覚で持ち歩ける素敵な、イムコのオイル・ライター片岡義男のぼくのお気に入り道具たち カタログの写真に魅せられて遂に手に入れた、ダナーのブーツ、ラフ・カントリー片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 風呂にもシャワーにもなるリライアンス・プロダクツのウオーター・バッグ片岡義男のぼくのお気に入り道具たち アフター・シャワーの爽快感がたまらない ヘインズの半袖Tシャツ片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 朝のキャンプサイトの必需品 アーリーウインターズのフォールディング洗面器片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 小さくてかわいらしい第3のカメラ ミノックス35GT片岡義男のぼくのお気に入り道具たち マウンテン・パーカによく似合う ブレイディのショルダーバッグ片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 白い紙の上の素敵な魔法 ウィンザー&ニュートン社製 水彩絵の具片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 円形の視界の中に別世界がある ニコンのダハプリズム双眼鏡片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 心なごむあたたかな光 アーリーウィンターズ製キャンドルランタン片岡義男のぼくのお気に入り道具たち ベッドサイドの小さなエンタティナー hama・スライドヴューアー片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 手帳ぎらいが愛好している出色の手帳 テキストロン社製ANY・YEAR・DIARY片岡義男のぼくのお気に入り道具たち キャリアウーマンの枕元がよく似合うトラヴェル・クロック BRAUN・クオーツ AB310ts片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 知的情報をスマートに持ち歩く リッズデイル・ポートフォリオ片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 懐かしい調べが秋に溶ける ホーナー/ブルース・ハープ片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 秋の夜、あかりを楽しむ デュラセル社/ピヴォット・ライト片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 自分だけの万能ノートにお気に入りのペンで1年を綴る片岡義男のぼくのお気に入り道具たち ゲームに興じていた思い出の中の男たち片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 部屋全体が海になる─『音で感じとる海』を集めてみたい─片岡義男のぼくのお気に入り道具たち いつまでも手元に置くものは、余計な主張がないのがいい…片岡義男のぼくのお気に入り道具たち ピンホール・カメラで全く別世界の風景をのぞいてみた片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 青空の下でぼんやり寝ころびたいとき片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 機能性と美しさを兼ね備えたものだけいつも持っていたい片岡義男のぼくのお気に入り道具たち ぼくの部屋にある彼女のための4番目のデミタス・カップ片岡義男のぼくのお気に入り道具たち まだ使いみちの決まってない、ぼくのお気に入りのものたち片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 機能も造形も完璧な小さくて美しいものを3つ、集めてみた片岡義男のぼくのお気に入り道具たち 別れてしまった美しい女性の写真をおさめるアメリカン・マッスル 愛しのファストバックアメリカン・マッスル 素足のビューティーアメリカン・マッスル ポンティアックの根性アメリカン・マッスル 帝国のヒロインアメリカン・マッスル 勝利の美味アメリカン・マッスル タイプライターの完成型アメリカン・マッスル イン・ザ・フリッジアメリカン・マッスル 竜巻を追いかける男アメリカン・マッスル トランス・ワールドアメリカン・マッスル 住宅地の南瓜畑アメリカン・マッスル ザ・ディーア・ライフルアメリカン・マッスル ジープに陽は沈まないアメリカン・マッスル 日本ではいまもシボレーアメリカン・マッスル グレイハウンドの影アメリカン・マッスル ヒーロー・サンドイッチアメリカン・マッスル 懐かしい固有名詞アメリカン・マッスル きみの瞳に乾杯アメリカン・マッスル 太平洋戦争の名場面アメリカン・マッスル 一九四三年のアメリカの居間アメリカン・マッスル さようなら、アメリカアメリカン・マッスル ポータブル・ラジオのアメリカその写真機を、ください 第一回 オリンパスOM–1その写真機を、ください 第二回 ニコンFその写真機を、ください 第三回 ペンタックスMZ–5その写真機を、ください 第四回 キヤノネットQL17その写真機を、ください 第八回 ペンタックスMXその写真機を、ください 第九回 キヤノンAV–1その写真機を、ください 第十回 ニコンFG–20その写真機を、ください 第十一回 オリンパスOM–4Tiその写真機を、ください 第十二回 コダック・インスタマティックX–15その写真機を、ください 第十五回 ニコン・F3その写真機を、ください 第十九回 ミノルタ・SR–1その写真機を、ください 第二十回 ミノルタ・SR–7アメリカの色とかたち 歌う西部男の艶姿アメリカの色とかたち シスターズがソウル・メイトだった頃アメリカの色とかたち どこにもなかった楽園の甘い主題歌アメリカの色とかたち グレン・ミラーのLPジャケットを愛でるアメリカの色とかたち フランク・シナトラ図鑑・絵画篇東京縦画面 誤謬のディテール東京縦画面 下町語録東京縦画面 幸福の舞台装置東京縦画面 シモキタ近影片岡義男の食物誌 ぼくは、ビンやカンや袋に入った食べ物が大好き。そら、そこに空がある 巨大だった月そら、そこに空がある 晴れた日曜日の午後遅くそしてその他の物語 第1回そしてその他の物語 第2回そしてその他の物語 第3回そしてその他の物語 第4回そしてその他の物語 第5回そしてその他の物語 第6回そしてその他の物語 第7回そしてその他の物語 第8回そしてその他の物語 第9回そしてその他の物語 第10回そしてその他の物語 第11回そしてその他の物語 第12回そしてその他の物語 第13回そしてその他の物語 第14回そしてその他の物語 第15回そしてその他の物語 第16回そしてその他の物語 第17回そしてその他の物語 第18回そしてその他の物語 第19回そしてその他の物語 第20回そしてその他の物語 第21回そしてその他の物語 第22回そしてその他の物語 第23回そしてその他の物語 第24回そしてその他の物語 第25回そしてその他の物語 第26回そしてその他の物語 第27回そしてその他の物語 第28回そしてその他の物語 第29回そしてその他の物語 第30回そしてその他の物語 第31回そしてその他の物語 第32回(最終回)先見日記 ご挨拶 『悲観』のなかで考える先見日記 どんなことになったか先見日記 契約に違反し続ける国家先見日記 長くて複雑な海岸線先見日記 ケータイとTVゲーム先見日記 「これまで」が終わっていく先見日記 劇的に終わり、劇的に始まる先見日記 これまでの戦争と新しい戦争先見日記 食いつぶす日々の終焉先見日記 半分になるまでの日々先見日記 赤ちゃんは気づいている先見日記 デフレが引き出す新世界先見日記 幸せはどこに先見日記 均一な全体から千差万別な個々へ先見日記 デフレとつきあう先見日記 窓口にいる男先見日記 仕事と結婚と上出来のピッツァ先見日記 物を作らなくなった日本先見日記 荒野を歩いた午後先見日記 がんばる、という言葉が死語になる日先見日記 そら豆ご飯を考える先見日記 泣きっ面に蜂先見日記 ある日の買い物先見日記 支持率の高さと経済の低迷先見日記 薬局はなぜ激変したか先見日記 人の数が減って家が広くなるか先見日記 僕はなぜこうなのか先見日記 理想的なありかた先見日記 真実の時間のなかを歩く先見日記 「きみは知らないだけだよ」 検 索 評論・エッセイ
作品一覧 公開作品 2208 1 2 3 4 先見日記 「きみは知らないだけだよ」 12歳の僕が瀬戸内から東京へ戻ってきてほどなく、夏の終わりの季節、晴れた日の午後、下北沢から井の頭… 読 む 先見日記 真実の時間のなかを歩く 人生とは時間だ。生命として母体に宿ったその瞬間から、人生の時間は始まる。そしてその生命がひとまず終… 読 む 先見日記 理想的なありかた 理想的なありかた、というものについて考えてみる。生きかたでも人生でもなく、ありかただ。日々あること… 読 む 先見日記 僕はなぜこうなのか 僕は文章を書くことを仕事にしている。どんなことを書くのですか、という問いがあるとしたら、悲しい、う… 読 む 先見日記 人の数が減って家が広くなるか これからの日本では人の数が急激に減っていくという。人が少なくなっていくにつれて、部屋のサイズが大き… 読 む 先見日記 薬局はなぜ激変したか 先週は地元の商店街の消滅について書いた。今週はその続きとして、薬局について書こうと思う。地元商店街… 読 む 先見日記 支持率の高さと経済の低迷 小泉首相の支持率はいまでも50パーセント前後はある。そして日本の経済に関して人々がどんなふうに思っ… 読 む 先見日記 ある日の買い物 いつも電車を乗り降りする私鉄の駅の建物と合体して、スーパーマーケットがある。改札を出てすぐに入れる… 読 む 先見日記 泣きっ面に蜂 数多くのことわざや格言によって、日本は自他を律してきた。ことわざや格言をたくさん集めて解説した、精… 読 む 先見日記 そら豆ご飯を考える 上海料理の店で前菜を選んでいたら、「そら豆の季節ですよ」と言われた。そう言われたなら食べないわけに… 読 む 先見日記 がんばる、という言葉が死語になる日 成果主義、実力主義、実績主義、といった言葉の登場は、どのようなことを意味しているのか。こうした言葉… 読 む 先見日記 荒野を歩いた午後 2年前のちょうどいま頃の季節だった。山手線・高田馬場駅から早稲田大学に向けて、そして大学の周辺を、… 読 む 先見日記 物を作らなくなった日本 物が売れないから景気が悪い、と誰もが言っている。なぜ売れないのか。日常の物はひとまず間に合っている… 読 む 先見日記 仕事と結婚と上出来のピッツァ ローマで食べる上出来のピッツァと互角、あるいはそれを超える、というピッツァが東京にあり、僕はたいへ… 読 む 先見日記 窓口にいる男 窓口、という言葉はいまも現役だが、その現役ぶりには多少の注釈が必要だ。窓口という機能は日常生活の場… 読 む 先見日記 デフレとつきあう デフレという言葉とともに用いられる言葉として、もっとも目につくのは克服だろうか。デフレ克服、という… 読 む 先見日記 均一な全体から千差万別な個々へ 明治時代の日本がその国策とした、富国強兵や殖産報国などの方針は、お国のために、という価値観のなかに… 読 む 先見日記 幸せはどこに 全国のスーパーの総店舗面積が、1988年以来初めて、減少に転じたという。その減少分は東京ドーム16… 読 む 先見日記 デフレが引き出す新世界 土地はいまのところまだ資産だ。担保価値としての資産だった土地に、いくらでも融資を受けることが出来た… 読 む 先見日記 赤ちゃんは気づいている 自宅を出ておもてのバス通りに向かっていると、住宅地のあらゆる方向から、たくさんの人が僕とおなじ方向… 読 む 先見日記 半分になるまでの日々 不況が続く。デフレはさらに深まる。失業や倒産が続くだけではなく、増えていく。国内製造業は空洞化する… 読 む 先見日記 食いつぶす日々の終焉 一連の企業不祥事、という新聞のような言いかたで、いまでもまだ意味が伝わるかどうか。忘れ去られるのは… 読 む 先見日記 これまでの戦争と新しい戦争 太平洋の戦場で日本に勝った頃のアメリカの戦争のしかたは、周到な科学性に支えられた圧倒的な物量という… 読 む 先見日記 劇的に終わり、劇的に始まる これまでの社会を支えていたあらゆるシステムが、かたっぱしから終わっていく時代に入った。終わりながら… 読 む 先見日記 「これまで」が終わっていく これまで、というものがすべて終わっていく時代が、すでに始まっている。これまでを支えてきたものが、か… 読 む 1 2 3 4