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ロックを再生する|第71回|ぼくはブロンソンが大好き

 一九六二年のエルヴィスは相変わらず映画出演に縛られていた。『夢の渚』が五月に公開されると、八月には新作Kid Galahad『恋のKOパンチ』が封切られる。日本での公開は一九六三年の三月だったが、当初考えられていた邦題は『リングでキッス』や『拳闘選手物語・ガラー小僧』だったというから驚きだ。どちらの候補もいただけない。「リングでキッス」してはいけないし、「拳闘」という言葉には時代を感じてしまう。しかし、そういえば僕の子ども時代でも「ボクシング」という言葉と「拳闘」という言葉は共存していた記憶がある。いまでは「拳闘選手」はすっかり死語…

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