DVD「ボブ・ディラン・ドキュメンタリー・シリーズ」は、VOL.4で完結している。前回までVOL.1から順番にVOL.3を紹介してきたので、今回でドキュメンタリー・シリーズとしての文章は最後となる。ひとまずはよかった、と僕は安堵する。VOL.1、そしてVOL.2あたりまでは、ドキュメンタリーに登場する音楽評論家へのインタヴューに、僕もきちんと耳を傾けていたのだが、VOL.3の途中あたりから、彼らの「偉そうな」物言いが鼻につくようになってしまったのだ。特にVOL.3はディランの一九七八年から一九八九年を追いかけていた。そのせいか、セー…