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ロックを再生する|第62回|大人の色気について考える

 僕はブライアン・フェリーの音楽を熱心に聴いてこなかった。したがってその人物像についても非常に疎い。ロキシー・ミュージックのデビュー・アルバムは所有しているが、彼のソロ活動については、数枚のアルバムとヒット・シングル曲しか知らないという有様だ。同じブライアンなら、ブライアン・ウィルソンやブライアン・ジョーンズのほうがはるかに多くのことを語れるような気がする。これはなぜだろうと考えたが、
「そこまで手が回らなかった」
 という言い訳がいちばんふさわしいようにも思える。ほかにも理由を挙げれば、彼のルックスと、それに…

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