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ロックを再生する|第28回|リンゴとマカロニ

 ザ・ビートルズ解散後、リンゴ・スターは自らの活動をどのように展開しようとしていたのだろうか。ほかの三人は自力でソング・ライティングできるが、リンゴは曲作りができない。歌唱力にも問題がある。他人に曲を提供してもらい、サウンド・プロデュースも任せて、ドラムスを叩きながらヴォーカル・アルバムを作り続けていこうとしていたのか。
 手始めとして、ジャズのスタンダード・ナンバーを集め、ジョージ・マーティンにスコアを依頼し、ヴォーカリストに徹したアルバム、Sentimental Journeyをリリースした。これは一九七〇年三月、ザ…

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