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片岡義男.com 全著作電子化計画

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小説

懐かしの人気小説はもちろん、ここでしか読めないデジタル書き下ろし「短編小説の航路」シリーズが楽しめる

NEW「短編小説の航路」シリーズ

作品一覧

公開作品 711

ろくでもない男

ろくでもない男

タイトルは「ろくでもない男」だが、これはむしろ女の物語だ。 男に従属するのではなく、しかし男に連れら…

あなたは男で私が女

あなたは男で私が女

このタイトルから類推されるのは例えば女と男のラブストーリーだろう。 その予測は間違いではない。が、本…

メドレーで六曲

メドレーで六曲

掌編、と言って差し支えないごく短い6編を読者はするすると追いかけていってサラリと読み終えてしまう短編…

無理をする楽しさ

無理をする楽しさ

これもまた「再会」の物語である。 片岡義男の小説世界にあっては1台に2人が同乗することももちろんある…

彼らがまだ幸福だった頃

彼らがまだ幸福だった頃

徹底して「見る」ということを主題にした長篇である。 刻々と変化する時間と風景の中で何をどう見るのか。…

フラッシュ・バックを使うな

フラッシュ・バックを使うな

作品の隅々にまで、シドニーのさわやかな風が吹いている。 そして、片岡作品の顕著な主題の一つである「再…

一日の仕事が終わる

一日の仕事が終わる

大人同士の関係ならば、互いに仕事を持ち、そのことを尊重し合う、というのが通常の状態だろう。 そして仕…

ハートのなかのさまざまな場所

ハートのなかのさまざまな場所

片岡作品の男女関係においては嫉妬、という感情は陰を潜めている。 皆無ではないが、むしろ嫉妬によって損…

きみを忘れるための彼女

きみを忘れるための彼女

自分とはスピードが合わない。 自分はいつも遅れてしまう。 その「遅れ」の自覚から取った行動がとりかえ…

別れて以後の妻

別れて以後の妻

片岡作品にとって重要な「再会」をモチーフにした作品群の一つ。 季節がいつのなのか、場所はどこか、再会…

彼女から学んだこと

彼女から学んだこと

会話や口にされる言葉がまったくないまま小説はしばらく進行していく。 彼女、と呼ばれる女性がどんなふう…

オートバイに乗る人

オートバイに乗る人

ひどい仕打ちであることは間違いないにしても それをこんなふうにやってのけることには やはり小説として…

紅茶にお砂糖

紅茶にお砂糖

再会。これもまた片岡作品の主題の一つである。 同じ人間が、時間と場所と立場を変えると、同じ人間ではな…

胸に吸いこむ潮風

胸に吸いこむ潮風

片岡義男の小説の登場人物たちは、18歳という若さにあっても、巧みにステーション・ワゴンを操作する。 …

ふたとおりの終点

ふたとおりの終点

同じ大学に在籍していた男女4人がステーション・ワゴンで西へ向かう。 やはり同じ大学にいた友人の結婚披…

最愛のダーク・ブルー

最愛のダーク・ブルー

このごく短い小説は、冒頭とエンディングがブルーで埋め尽くされている。 2つはまるで種類の違うブルーだ…

彼を愛してなにを得たか

彼を愛してなにを得たか

徐々に関係がまずくなるとか、短くない断絶を経て決定的にダメになるとか、そういうことではなく、なに一つ…

心のままに

心のままに

家族がある。親と子がいる。 愛情で結びついてはいるが、縛ってはいない。 だからいつしか自然に解けるよ…

彼女が持つにふさわしい

彼女が持つにふさわしい

片岡作品に繰り返し現れるモチーフがある。 例えば、結婚を一度経験した後、自分は結婚という選択を取るべ…

シャツのボタンが段ちがい

シャツのボタンが段ちがい

27歳の男性。たっぷりの未来があるようでもあるしそれなりの過去の堆積もある年齢だ。 いくらでも眠るこ…

寝顔やさしく

寝顔やさしく

思えば、寝顔ほど無防備なものもまたとないのかもしれない。 東京駅にいて、眠たくてたまらない、となれば…

花一輪

花一輪

いくつもの片岡作品がそうであるように女性1人に男性2人、というパターンの短篇である。 三角関係と言っ…

誰もがいま淋しい

誰もがいま淋しい

作者自身が「あとがき」に述べているようにこの作品はそれぞれ別々に書かれた6つの短編をひとつの流れにつ…

忘れてあげない

忘れてあげない

短篇集『ボビーをつかまえろ』に収録された作品。 同年齢の異性の誕生日に豪勢な花束を持って現れ、しかも…

右の頬に触れる指さき

右の頬に触れる指さき

女性と男性は常に1対1の対等の関係にある。 しかしながらそれはAとB、CとDといった固定されたもので…