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小説

葛切りがおでんの前菜

【短編小説の航路】京都で再開した兄妹。会話をしながら不思議な物語を書くことを思いつく。

一年以上も小説を書かないでいた男と、多忙で有能な妹。二人は京都で再会し、食事をしながら語り合います。御所南での買い物、四条で食べる葛切りなど、兄妹の会話ははずんでいきます。そのなかで男は、現実と虚構の混じった不思議な物語を書くことを思いつきます。