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片岡義男.com 全著作電子化計画

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小説

懐かしの人気小説はもちろん、ここでしか読めないデジタル書き下ろし「短編小説の航路」シリーズが楽しめる

NEW「短編小説の航路」シリーズ

作品一覧

公開作品 718

彼女が持つにふさわしい

彼女が持つにふさわしい

片岡作品に繰り返し現れるモチーフがある。 例えば、結婚を一度経験した後、自分は結婚という選択を取るべ…

シャツのボタンが段ちがい

シャツのボタンが段ちがい

27歳の男性。たっぷりの未来があるようでもあるしそれなりの過去の堆積もある年齢だ。 いくらでも眠るこ…

寝顔やさしく

寝顔やさしく

思えば、寝顔ほど無防備なものもまたとないのかもしれない。 東京駅にいて、眠たくてたまらない、となれば…

花一輪

花一輪

いくつもの片岡作品がそうであるように女性1人に男性2人、というパターンの短篇である。 三角関係と言っ…

誰もがいま淋しい

誰もがいま淋しい

作者自身が「あとがき」に述べているようにこの作品はそれぞれ別々に書かれた6つの短編をひとつの流れにつ…

忘れてあげない

忘れてあげない

短篇集『ボビーをつかまえろ』に収録された作品。 同年齢の異性の誕生日に豪勢な花束を持って現れ、しかも…

右の頬に触れる指さき

右の頬に触れる指さき

女性と男性は常に1対1の対等の関係にある。 しかしながらそれはAとB、CとDといった固定されたもので…

昔々、ある夏の日に

昔々、ある夏の日に

17歳、盛夏。青春の真っ只中の時間に、ボビーと呼ばれる少年は2つの約束を果たすためオートバイに乗って…

いつか聴いた歌

いつか聴いた歌

不幸な亡くなり方をした父親から唯一の財産として娘は歌を贈られた。 長じてカントリー歌手になった娘は父…

追伸・愛してます

追伸・愛してます

少年少女向けの文庫レーベル・コバルトシリーズに収録された一篇。 ここでは、思春期特有の繊細さとストレ…

メイン・テーマ3

メイン・テーマ3

「メイン・テーマ」の3作目。まだまだ旅は続いている。 メイン・テーマとは、自分の時間をどのように過ご…

きみはただ淋しいだけ

きみはただ淋しいだけ

この短篇小説を読み終え、あらためてタイトルを見ると、いかにも的確で、同時に残酷に思えてくる。 10年…

一等星の見える窓

一等星の見える窓

今日こそは会いたい女性がいる。 いつもならしない残業もこなし、時間をつぶそうとするもなかなか電話は通…

一生に一度かしら

一生に一度かしら

たいへんに魅力的な女性がいて、彼女と寝たい、それが実現するなら百万円払ってもいい、と男が口にする。 …

イアリングをつけるとしたら

イアリングをつけるとしたら

編集者と書き手の情事。 ここでは編集者が男性であり、書き手はまだ書くことの経験が十分ではない。 小説…

B面の最初の曲

B面の最初の曲

最初のアルバムを作ろうとしている女性がひとり。 A面に収録する曲はすでにできあがり、今はやや趣を変え…

さようならの言いかた

さようならの言いかた

若い男女がいる。恋人同士ではない。 大切な人を亡くした同士だ。 男にとっては親友。女にとっては恋人。…

メイン・テーマ2

メイン・テーマ2

「メイン・テーマ1」から「2」へ。どこまでも旅の物語は続く。 旅の理由は、いい波に乗りたいから。それ…

雪が降るから

雪が降るから

とりたてて高揚しているわけではないだろう。 しかし、ただクールなままでもつまらない。 なにしろ外は大…

さっきまで優しかった人

さっきまで優しかった人

唖然とする展開、といってもいいかもしれない。 しかも2度。この短さの中で2度、唖然とできる。 舞台設…

ふたり景色

ふたり景色

再会、という片岡作品にあって重要な、そして数限りないバリエーションの一つ。 当人たちにもなぜそうする…

ダブル ミント

ダブル ミント

完全に対等な、男女の関係がある。 共に過ごす時間は快適で、偽りがなく無理なところが少しもない。 そう…

僕と寝よう

僕と寝よう

再会は片岡義男の小説にあっては重要な起点となる。 再会、という設定だけでそこに少なくとも2人以上いて…

どこかにあるはずの素敵な島

どこかにあるはずの素敵な島

不思議なタイトルである。 というのも、この小説の中では実際に、結婚した男女が毎年休暇を過ごす南の島が…

エクストラ・ドライ

エクストラ・ドライ

エクストラ・ドライのジンは、かなりキツい。 それがこの、何も起こらないといえば起こらない、おだやかな…