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小説

胸に吸いこむ潮風

彼女がちょっかいを出す18歳の夏の終わり

片岡義男の小説の登場人物たちは、18歳という若さにあっても、巧みにステーション・ワゴンを操作する。
法的にも許される年齢なのだから当然だ、とでも言うように。
そしてそのステーション・ワゴンは都合によってあっさり譲渡される。
しかし女と男の関係は・・・・・・
三角関係、というのではなくて、女が男2人にちょっかいを出す、という仕方で暮れていく18歳の夏がある。友人同士である男たちは翻弄される、のとは少し違う仕方で、しかし彼女の言うがままになる。
そういう18歳の、夏の終わりの3人…

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