どしゃ降り餃子ライス
【短編小説の航路】餃子ライスを主題にした短編小説の第二作。作家になりたいなら、まずは小説を書かなければならない。
短編小説の航路の一編『餃子ライスにどしゃ降り』(『雨は降る降る』へ改題)に続く、餃子ライスを主題にした短編小説の第二作です。タイトルもそっくりですが、餃子ライスとどしゃ降りを主題としている以外は、全く別のそれぞれ独立した物語です。二十六歳のライター山野祐司は、高校の同級生であり付き合っている藤代加奈子に作家になりたいなら、まずは小説を書かなければと言われます。これから餃子ライスを食べに行くのなら、それをそのまま小説に書けばよいと彼女は言います。そうして祐司は餃子ライスを食べに行くのですが、そこでどしゃ降りにあってしまいます。
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