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小説

雪が降るから

言い訳ではないけれど

とりたてて高揚しているわけではないだろう。
しかし、ただクールなままでもつまらない。
なにしろ外は大雪である。
激しく降る雪が都市の景色を変えてしまうように、女と男がいれば、それも4人いれば、可能性を追求してみればいい。
アルベール・カミュの『異邦人』が「太陽のせい」なら、片岡義男の男女は「雪が降るせい」なのだ。

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