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片岡義男.com 全著作電子化計画

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書評

独特の視点から贈り出された文芸書評の数々。多くの編集者が片岡義男に紹介文を依頼したのかが分かるだろう

作品一覧

公開作品 140

彼は二十一歳、ヘア・クリームでなでつけたDAは栗色に輝いていた

彼は二十一歳、ヘア・クリームでなでつけたDAは栗色に輝いていた

 エルヴィス・プレスリーのファンにとって、『エルヴィス’56』という写真集は、もっとも貴重な本ではな…

『タランチュラ』あとがき

『タランチュラ』あとがき

 ボブ・ディランの『タランチュラ』は、難解である、とよく言われているが、けっしてそのようなことはない…

言葉のなかだけにある日本をさまよう

言葉のなかだけにある日本をさまよう

 オールタイム、という日本語を文字どおりに解釈するなら、文庫のオールタイム・ベスト10など、とうてい…

「ザ・コンプリート ピーナッツ」

「ザ・コンプリート ピーナッツ」

 チャールズ・M・シュルツがその生涯にわたって描き続けた『ピーナッツ』という新聞連載漫画の、コンプリ…

ふたとおりの恐怖がやがてひとつになる

ふたとおりの恐怖がやがてひとつになる

〈書評〉東京大空襲・戦災資料センター監修 山辺昌彦・井上祐子編『東京復興写真集 …

知らなかった東京が浮かび出てくる

知らなかった東京が浮かび出てくる

〈書評〉佐藤洋一著『米軍が見た東京1945秋  終わりの風景、はじまりの風景』…

姿を隠したままの存在に気づこう

姿を隠したままの存在に気づこう

〈書評〉朝日新聞出版編『復刻アサヒグラフ昭和二十年  日本の一番長い年』 …

戦争は、写真うつりがいい

戦争は、写真うつりがいい

『アメリカ海軍の戦争写真』というタイトルの写真集を、僕はいま見ている。《真珠湾から東京湾まで》と、サ…

英文字は急速に日本語になりつつある

英文字は急速に日本語になりつつある

〈書評〉キャサリン・A・クラフト著 里中哲彦編訳『日本人の9割が知らない英語の常…

モカを飲んだらその歴史も知ろう

モカを飲んだらその歴史も知ろう

〈書評〉旦部幸博著『珈琲の世界史』  日が少しだけ長くなった冬の午後のひと…

消えた東京はゼニ・カネのために消えた

消えた東京はゼニ・カネのために消えた

〈書評〉富岡畦草、富岡三智子、鵜澤碧美著『変貌する都市の記録』  写真に撮…

食事も酒も論理でつながれている

食事も酒も論理でつながれている

〈書評〉石田千著『箸もてば』  題名の『箸もてば』とは、自分で作った食事を…

人生を自分で考えるための材料集

人生を自分で考えるための材料集

〈書評〉竹信三恵子著『正社員消滅』  当時の私は「正社員」ではなく、ただの…

バブルは消えたのか、目の前にあるのか

バブルは消えたのか、目の前にあるのか

〈書評〉永野健二著『バブル 日本迷走の原点 1980—1989』  日本に…

映画には「消えた東京」が残っている

映画には「消えた東京」が残っている

〈書評〉宮崎祐治著『東京映画地図』  ひとりの読者として見当をつけるなら、…

読まなくても本質に触れた気持ち

読まなくても本質に触れた気持ち

〈書評〉岸本佐知子、三浦しをん、吉田篤弘、吉田浩美著『「罪と罰」を読まない』 …

巨匠と名優の軌跡の合流を読む幸せ

巨匠と名優の軌跡の合流を読む幸せ

〈書評〉グレン・フランクル著 高見浩訳『捜索者  西部劇の金字塔とアメリカ神話…

自己啓発本が前提としているもの

自己啓発本が前提としているもの

〈書評〉牧野智和著『日常に侵入する自己啓発  生き方・手帳術・片づけ』 …

ポテトでアメリカ文化が手に入る幸福

ポテトでアメリカ文化が手に入る幸福

〈書評〉マーナ・デイヴィス著 伊丹十三訳『ポテト・ブック』復刊版  ポテト…

報道だからこそいまも魅力を失っていない

報道だからこそいまも魅力を失っていない

〈書評〉木村伊兵衛著『木村伊兵衛のパリ ポケット版』  パリのパリらしさを…

一万年前から続く猫と人間の関係を喜ぶ

一万年前から続く猫と人間の関係を喜ぶ

〈書評〉山根明弘著『ねこの秘密』 「実は、ねこという動物は、人類が誕生した…

もはや社会そのものが機能しなくなるのか

もはや社会そのものが機能しなくなるのか

〈書評〉スーザン・ジョージ著 荒井雅子訳『金持ちが確実に世界を支配する方法』 …

名曲を生み出したスリルに満ちた共同作業

名曲を生み出したスリルに満ちた共同作業

〈書評〉佐藤剛著『「黄昏のビギン」の物語』 『黄昏のビギン』という歌謡曲は…

遺構の下には歴史の論理が埋まっている

遺構の下には歴史の論理が埋まっている

〈書評〉丸田祥三 写真と文『東京幻風景』 『東京幻風景』という題名のなかに…

江戸人にみる虚構の楽しみかたの極意

江戸人にみる虚構の楽しみかたの極意

〈書評〉アダム・カバット著『江戸の化物 草双紙の人気者たち』  雨のそぼ降…