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書評

球場の書店に寄る 6 テッド・ウィリアムズ・ミラクル

オール・スター戦18回出場、首位打者の座に6回、本塁打王が4回、三冠王が2回。生涯打率は三割四分四厘。テッド・ウィリアムズがメジャー・リーグで残した記録はまさに「ミラクル」である。「アメリカの少年たちにとって野球は、自分がすぐれた存在になるための機会だ」と語ったテッドにとって、野球を通して自分の能力を可能な限り高める領域は打撃だった。そんな彼をめぐる、さまざまな書き手による三十一編のエッセイを集めた『The Ted Williams Reader』(1991)は、編者が言う通り、ウィリアムズのクロノロジカルなパノラマだ。

『ミステリマガジン』二〇〇四年六月号

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