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書評

姿を隠したままの存在に気づこう

〈書評〉朝日新聞出版編『復刻アサヒグラフ昭和二十年 
日本の一番長い年』

 とっくに姿を消していまはもうない『アサヒグラフ』は、1923年、大正12年に、驚くべきことに無休の日刊タブロイドとして、創刊された。多くの写真に説明文が添えられてページを構成する、というスタイルの写真新聞だった。
 1940年7月に、誰が言い出して広めたことなのか、僕はまだ知らないが、出版新体制、という一種の自主規制が生まれた。娯楽や啓蒙をいっさい排して、国家の推進する国策を国民大衆に説く作業に専心しよ…

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