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書評

言葉のなかだけにある日本をさまよう

 オールタイム、という日本語を文字どおりに解釈するなら、文庫のオールタイム・ベスト10など、とうてい無理だ。勝手に戦後だけに限定しても、戦後の日本で出版された文庫のすべてを所有していて、そのほとんどについてよく知っていないと、そこから十冊を選ぶことなど出来っこない。
 僕がいま実行している本の買いかたは、書店の棚で発見するかのごとく出会い、その出会いの結果として購入する場合と、情報だけを頼りに注文して手に入れる場合との、およそ半々だ。文庫は書店で買うことが多い。書店へ入ると文庫はたくさんあるから、見て選ぶことがまだ可能だ…

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