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片岡義男.com 全著作電子化計画

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書評

独特の視点から贈り出された文芸書評の数々。多くの編集者が片岡義男に紹介文を依頼したのかが分かるだろう

作品一覧

公開作品 129

飛田の絶望感、これは日本そのものの物語だ

飛田の絶望感、これは日本そのものの物語だ

〈書評〉井上理津子著『さいごの色街 飛田』  飛(とび)田(た)は大阪市の…

春まだ浅く、三冊の本を買った夕方

春まだ浅く、三冊の本を買った夕方

 今年の春がまだ浅かった頃、平日の夕方、僕はその大きな書店に三階から入った。奥のエスカレーターでいつ…

故国を探した作家の失望の旅とは

故国を探した作家の失望の旅とは

 ジョン・スタインベックというアメリカの作家は、一九〇二年にカリフォルニア州のサリーナスに生まれた。…

自動車泥棒のビューイック・リヴィエラ

自動車泥棒のビューイック・リヴィエラ

 写真のなかで左から二番目にある『自動車泥棒』という小説は、シャーウッド・アンダスンの『オハイオ州ワ…

ヴァージル・ティブス・シリーズ

ヴァージル・ティブス・シリーズ

 ジョン・ボールというアメリカの作家の、カリフォルニア州パサディナの黒人刑事、ヴァージル・ティブスを…

ペイパーバックの中のトルーマン・カポーティ

ペイパーバックの中のトルーマン・カポーティ

 トルーマン・カポーティの小説『ティファニーで朝食を』を、いま頃になってようやく僕は読んだ。長編小説…

父親と息子のハードボイルド人生

父親と息子のハードボイルド人生

 スティーヴン・ハンターのペイパーバックが八冊、今回の写真のなかにある。アール・スワガーという男性と…

あの映画をもう一度観たい、その1

あの映画をもう一度観たい、その1

 イギリスとスイスとの合作映画『ワイルド・ギース』が制作されたのは一九七八年だった。そしてその年に日…

金色の瞳に映るものはなにか

金色の瞳に映るものはなにか

 バンタム・ブックスというペイパーバックの叢書で刊行された、カーソン・マッカラーズの『金色の瞳に映る…

短編小説はどうなっているのか

短編小説はどうなっているのか

 O・ヘンリーというアメリカの作家は、かつては日本ですら知らない人はいなかったほどに、著名な存在だっ…

ジャック・リーチャーを十一冊、積み上げてみる

ジャック・リーチャーを十一冊、積み上げてみる

 リー・チャイルドの作品を十一冊、記念写真に撮ってみた。どれもすべてジャック・リーチャーという男性を…

LAノワールの闇を歩こう

LAノワールの闇を歩こう

 僕が持っているペイパーバックの山はいくつかに分かれている。そのうちのひとつはミステリーだ。密室殺人…

うちの山にいた五人の私立探偵

うちの山にいた五人の私立探偵

 五冊あるペイパーバックのどれもが、私立探偵を主人公にしている。私立探偵が一人称で語る物語を、ふと読…

この世の終わりを見続ける

この世の終わりを見続ける

 コーマック・マッカーシーの小説を三冊、続けて読んだ。写真のなかでいちばん左にあるのが、処女作だとい…

女たちの描く「女」が怖い

女たちの描く「女」が怖い

 いちばん左にあるのを僕は二〇〇七年の夏に読んだ。まんなかのを秋口に、そして右側にあるのは、冬になっ…

うかつに紀行文を書かないように

うかつに紀行文を書かないように

 一九一五年のアメリカで、『ザ・ベスト・アメリカン・ショート・ストーリーズ』という題名の短篇集が刊行…

「ザ・ルーキー」

「ザ・ルーキー」

 ジム・モリスは幼い頃からボール遊びが好きだった。ピンポンの球からバスケット・ボールまで、ボールなら…

一九六二年、ボストンの怪事件

一九六二年、ボストンの怪事件

 第一回の殺人は一九六二年の六月に起きた。ボストンの小さなアパートメントの自室で五十五歳の女性が絞殺…

アメリカン・ノワールの傑作

アメリカン・ノワールの傑作

 前回の僕は写真について説明していない。本文とは関係のない、飾りとしての写真だったが、いちおう説明し…

もっともハードなハードボイルドとは

もっともハードなハードボイルドとは

 ダン・J・マーロウという作家の最初の長篇『死を賭けて』と、その続編である『ワン・エンドレス・アワー…

ひき続きダン・J・マーロウを読む

ひき続きダン・J・マーロウを読む

 今回はまず写真について説明しておこう。横にならんでいる三冊のペーパーバックのうち左端にあるのは、僕…

「ザ・ネーム・オヴ・ザ・ゲーム・イズ・デス」②

「ザ・ネーム・オヴ・ザ・ゲーム・イズ・デス」②

『ザ・ネーム・オヴ・ザ・ゲーム・イズ・デス』と、片仮名をいくつも続けて書くのはつらいので、意をとった…

「ザ・ネーム・オヴ・ザ・ゲーム・イズ・デス」

「ザ・ネーム・オヴ・ザ・ゲーム・イズ・デス」

 昨年のいつだったか、『コロラド・キッド』というミステリーのペーパーバックを買った。作者はスティーヴ…

「イン・コールド・ブラッド」

「イン・コールド・ブラッド」

トゥルーマン・カポーティに関して僕は晩生(おくて)だった。二十歳のときに『ア・クリスマス・メモリー』…

「グレーテスト・ヒッツ」

「グレーテスト・ヒッツ」

 昨年の夏、真夏日の夕方、僕はひとりで新宿を歩いていた。新宿駅の南口から道を渡り、サザン・デッキとか…