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片岡義男.com 全著作電子化計画

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書評

独特の視点から贈り出された文芸書評の数々。多くの編集者が片岡義男に紹介文を依頼したのかが分かるだろう

作品一覧

公開作品 140

まことの人生の喜怒哀楽はどこへ消えた?

まことの人生の喜怒哀楽はどこへ消えた?

〈書評〉小沢昭一著『写真集 昭和の肖像〈町〉』 「写真館の息子・小沢昭一が…

三角形は不思議で美しく、そして怖い

三角形は不思議で美しく、そして怖い

〈書評〉細矢治夫著『三角形の七不思議』  僕がまだ学童だった頃、支給された…

大問題を語り合えない日本語の閉塞感

大問題を語り合えない日本語の閉塞感

〈書評〉滝浦真人著『日本語は親しさを伝えられるか』  日本の人たちに深く浸…

一九六七年の風景に淡い思い出が甦る

一九六七年の風景に淡い思い出が甦る

〈書評〉加藤嶺夫著『加藤嶺夫写真全集 昭和の東京1 新宿区』  この本に収…

均衡を失う日本を考えるための定点

均衡を失う日本を考えるための定点

〈書評〉パール・バック著、丸田浩監修、小林政子訳『私の見た日本人』  パー…

十年に一度の面白さと言っておこう

十年に一度の面白さと言っておこう

〈書評〉マイク・モラスキー著『呑めば、都 居酒屋の東京』  日本の国立大学…

漱石文学の“会話”の深さに驚嘆する

漱石文学の“会話”の深さに驚嘆する

〈書評〉小林千草著『「明暗」夫婦の言語力学』 『坊っちゃん』は子供の頃に読…

塩田も遊園地も…絶滅の景色が浮かぶ

塩田も遊園地も…絶滅の景色が浮かぶ

〈書評〉今尾恵介著『地図で読む昭和の日本』  明治時代の終わり近くに整備が…

眠れる東京の坂や谷が目覚める

眠れる東京の坂や谷が目覚める

〈書評〉大竹昭子著『日和下駄とスニーカー 東京今昔凸凹散歩』  僕は東京の…

自己都合の神などそもそも居場所はない

自己都合の神などそもそも居場所はない

〈書評〉土井健司著『キリスト教は戦争好きか キリスト教的思考入門』  人と…

いま日本語は“既知の壁”に囲まれている

いま日本語は“既知の壁”に囲まれている

〈書評〉坪内雄藏著『國語讀本 尋常小學校用』  国語が日本国家によって教科…

飛田の絶望感、これは日本そのものの物語だ

飛田の絶望感、これは日本そのものの物語だ

〈書評〉井上理津子著『さいごの色街 飛田』  飛(とび)田(た)は大阪市の…

春まだ浅く、三冊の本を買った夕方

春まだ浅く、三冊の本を買った夕方

 今年の春がまだ浅かった頃、平日の夕方、僕はその大きな書店に三階から入った。奥のエスカレーターでいつ…

故国を探した作家の失望の旅とは

故国を探した作家の失望の旅とは

 ジョン・スタインベックというアメリカの作家は、一九〇二年にカリフォルニア州のサリーナスに生まれた。…

自動車泥棒のビューイック・リヴィエラ

自動車泥棒のビューイック・リヴィエラ

 写真のなかで左から二番目にある『自動車泥棒』という小説は、シャーウッド・アンダスンの『オハイオ州ワ…

ヴァージル・ティブス・シリーズ

ヴァージル・ティブス・シリーズ

 ジョン・ボールというアメリカの作家の、カリフォルニア州パサディナの黒人刑事、ヴァージル・ティブスを…

ペイパーバックの中のトルーマン・カポーティ

ペイパーバックの中のトルーマン・カポーティ

 トルーマン・カポーティの小説『ティファニーで朝食を』を、いま頃になってようやく僕は読んだ。長編小説…

父親と息子のハードボイルド人生

父親と息子のハードボイルド人生

 スティーヴン・ハンターのペイパーバックが八冊、今回の写真のなかにある。アール・スワガーという男性と…

あの映画をもう一度観たい、その1

あの映画をもう一度観たい、その1

 イギリスとスイスとの合作映画『ワイルド・ギース』が制作されたのは一九七八年だった。そしてその年に日…

金色の瞳に映るものはなにか

金色の瞳に映るものはなにか

 バンタム・ブックスというペイパーバックの叢書で刊行された、カーソン・マッカラーズの『金色の瞳に映る…

短編小説はどうなっているのか

短編小説はどうなっているのか

 O・ヘンリーというアメリカの作家は、かつては日本ですら知らない人はいなかったほどに、著名な存在だっ…

ジャック・リーチャーを十一冊、積み上げてみる

ジャック・リーチャーを十一冊、積み上げてみる

 リー・チャイルドの作品を十一冊、記念写真に撮ってみた。どれもすべてジャック・リーチャーという男性を…

LAノワールの闇を歩こう

LAノワールの闇を歩こう

 僕が持っているペイパーバックの山はいくつかに分かれている。そのうちのひとつはミステリーだ。密室殺人…

うちの山にいた五人の私立探偵

うちの山にいた五人の私立探偵

 五冊あるペイパーバックのどれもが、私立探偵を主人公にしている。私立探偵が一人称で語る物語を、ふと読…

この世の終わりを見続ける

この世の終わりを見続ける

 コーマック・マッカーシーの小説を三冊、続けて読んだ。写真のなかでいちばん左にあるのが、処女作だとい…