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書評

モカを飲んだらその歴史も知ろう

〈書評〉旦部幸博著『珈琲の世界史』

 日が少しだけ長くなった冬の午後のひととき、コーヒーを飲みながらコーヒーの世界史について一冊の平明な本を読んで楽しむ、ということを僕は思いついた。
 思いついてさっそく実行に移した結果が、いまここにあるこの書評だ。コーヒーを実際に僕は飲んでいる。まだ一杯目だ。『珈琲の世界史』という本は、読み進めて半分を越え、興味はつきない。
 いま僕が飲んでいるコーヒーはエクアドルの深煎りだ。たいそう結構だ。モカは多くの人が知っている。豆を選ぶことの出来る喫…

底本:『週刊朝日』2018年2月9日号

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