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片岡義男.com 全著作電子化計画

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評論・エッセイ

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作品一覧

公開作品 1852

日本語は滅びていくのだろうか

日本語は滅びていくのだろうか

「だいじょうぶです」というひと言を、じつに多くの人が使っている。便利なのだろう。口をついてこの言葉が…

戦争の経済的負担はとてつもない額になる

戦争の経済的負担はとてつもない額になる

 一九六〇年代なかばのある日、disposableという言葉とwatchという言葉が、僕の目の前で結…

流れる川の水にすべてを託す

流れる川の水にすべてを託す

 青竹珊瑚、という言葉を知っている人は、そもそもごく少数だったのではないか。  かつての日本でたいそ…

なんだ、そんなことも知らないのか

なんだ、そんなことも知らないのか

「なんだ、そんなことも知らないのか。きみは教養のないやつだなあ」  二十代の僕は、ひとまわりは年上の…

こういう言葉には頭を抱えるほかない

こういう言葉には頭を抱えるほかない

 人の体のあちこちを引き合いに出した言葉が日本語にはたくさんある。目、口、鼻、耳、胸、手、背中、腹、…

彼女を納得させるのは大変だからなあ

彼女を納得させるのは大変だからなあ

 チャールズ・M・シュルツが一九六九年の一年間に描いた『PEANUTS』が、二〇一九年の日めくりカレ…

日本語はけっして曖昧ではない

日本語はけっして曖昧ではない

 僕はいつも日本語を使って仕事をしている。この連載も日本語で書いている。自分の日本語はどれだけのもの…

きまり文句ですべてが間に合う

きまり文句ですべてが間に合う

 この本の『僕はきまり文句を使わない人なのか』できまり文句のことを僕は書いた。子供の頃に覚えた数々の…

街を歩けば謎にあたる

街を歩けば謎にあたる

 ドトールの店舗まで自宅から歩いて五分だ。恵まれてますねえ、と感心した人がいた。消費税が増税される以…

手間は出来るだけ省きましょう

手間は出来るだけ省きましょう

 業界ではその名を広く知られた企業の部長である彼のところに、人から貰った名刺がたまっていく。だから整…

ノット・オンリー・バット・オルソー

ノット・オンリー・バット・オルソー

 イギリスのロック・バンドにNot Only But Alsoと名乗るバンドがある、という話を人から…

大人たちが教えてくれなかった言葉

大人たちが教えてくれなかった言葉

 子供は漫画を読んではいけない、と身辺にいた大人たちに何度も言われたのを、いまでも僕は覚えている。子…

その日本語は原語を超えている

その日本語は原語を超えている

 僕よりいくつか上の読書家の男性が、あるときふと、次のように言った。 「翻訳で推理小説を読むときには…

豚肉の生姜焼きとポーク・ジンジャー

豚肉の生姜焼きとポーク・ジンジャー

 街を歩いていたら洋食の店があった。料理サンプルのならんだウィンドーに歩み寄って僕は観察した。豚の生…

外国人たちは日本語に接近している

外国人たちは日本語に接近している

 東京・代々木駅の近く、平日の夕方、ジェイソン・ステイサムを少しだけ若くしたような、明らかにイギリス…

わずか三画のなかに日本のすべてがある

わずか三画のなかに日本のすべてがある

 上という字には「ウエ」と「ジョウ」のふたとおりの読みかたがある。上と一対になって下がある。「シタ」…

男子と女子に分かれてせいの順に

男子と女子に分かれてせいの順に

「いまごろ子供がなぜここにいるんだ。子供は学校へ行くものだ。お前、学校はどうしたんだ」という大人の言…

無邪気な直訳はホラーである

無邪気な直訳はホラーである

 秋は日ごとに深まっていた。素晴らしい寿司店の白木のカウンターに向かい、右側に友人がいて、ふたりとも…

まもなくの発車となります

まもなくの発車となります

 いつもの小田急線の上り各駅停車に僕は乗る。電車は空いている時間だ。座席にすわってぼんやりしながら、…

男性の存在が前提にされている

男性の存在が前提にされている

 二〇一九年から単純に引き算をして六十二年前、高校三年の一月なかば、卒業式まであとふた月ない頃、高校…

甘からの汁を肴にして

甘からの汁を肴にして

 甘から、という言葉には意味がふたつある。ひとつは、菓子などの甘いものと酒の両方が好きな人のことだ。…

お焼き加減はいかがなさいますか

お焼き加減はいかがなさいますか

 今日は肉を食べたい、と言う友人とステーキの店に入った。友人はサーロインステーキの二百グラム、僕はテ…

クヨクヨ、イキイキ、オイオイ、グッタリ

クヨクヨ、イキイキ、オイオイ、グッタリ

 熱熱。冷え冷え。そこそこ。まあまあ。ごしごし。どくどく。というような言葉が僕は好きだ。好きだから気…

読んでみた。面白かった

読んでみた。面白かった

『コーヒーとボク』(相原民人、双葉社、二〇一九)という本が友人から送られてきた。なにかに使えるでしょ…

深い意味はない、しかし俗世間はよく見える

深い意味はない、しかし俗世間はよく見える

 一、つまり「いち」について広辞苑は「自然数の最初の数」と説明している。一に一を加えると二になる、二…