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片岡義男.com 全著作電子化計画

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評論・エッセイ

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作品一覧

公開作品 2313

8月25日 噴水

8月25日 噴水

 真夏の、美しい快晴の日だった。まっ青な空から、午後の強い陽ざしが、広場に降り注いでいた。ぼくは、広…

8月12日 避暑地

8月12日 避暑地

 真夏の、たいへんに暑い日曜日の午後、ひとりで都心の部屋にいた。暑い、暑い、と言っていたら、女性の友…

その光を僕も見た

その光を僕も見た

 広島に原爆を投下したアメリカ軍の爆撃機の副操縦士は、その任務に関して、原爆投下を中心に十一ページに…

自分の意味が消えるとき

自分の意味が消えるとき

 空を眺めることをなぜ僕が好いているか、その理由をひと言で表現するなら、空を見るとそのたびに、自分と…

小さな島にいると自分がよくわかる、という話

小さな島にいると自分がよくわかる、という話

 ぼくにとっての小さな島の魅力は、「南」とか「夏」とかの魅力と、不可分に一体となっている。ぼくが大好…

空という偉大な絵画

空という偉大な絵画

 空のドラマは、すさまじい。とうてい、かなわない。空は、時間と空間の、とてつもない量での具現だ。僕な…

今日は海岸で雲を見る

今日は海岸で雲を見る

 目が覚めてベッドを出る。窓を開く。外を見る。そのとたん、よし、今日は雲を見よう、と決定する日が、ひ…

「抵抗勢力」と「バブルの崩壊」

「抵抗勢力」と「バブルの崩壊」

 言葉だけはいたるところで盛んに飛び交い、したがって多くの人たちが使うから自分も使い、使っているうち…

五つの夏の物語

五つの夏の物語

1  常夏、という種類の夏がある。一年をとおして季節はひとつ、そしてそれは夏。毎日、目が覚めるたび…

『オール・マイ・ラヴィング』のシングル盤

『オール・マイ・ラヴィング』のシングル盤

 おもに仕事の打ち合わせの場所として、その頃の僕は、その小さな喫茶店を毎日のように利用していた。ある…

猫のことを書くなら

猫のことを書くなら

 人から聞いた猫の話を書いておこう。それほど遠くはない過去の、ある日ある時、その人は仕事で訪れた町の…

大統領命令と日本

大統領命令と日本

 アメリカの大統領はミスタ・プレジデントであると同時に、コマンダー・イン・チーフでもある。コマンダー…

庶民の不安はどこから

庶民の不安はどこから

 庶民、という言葉に別の言葉がつき添うものの言い方に、どのようなものがあるか。名もなき庶民、というの…

遙かなる同時代

遙かなる同時代

 近所に住んでいたからおたがいにずっと以前から知っていて、僕のことをヨシオちゃんと呼んでいた年上の美…

身を守ってくれる日本語

身を守ってくれる日本語

 昭和二十年代から三十年代いっぱい、そして四十年代の後半に入るあたりまでの期間に製作・公開された日本…

僕がもっとも好いている海岸

僕がもっとも好いている海岸

 マウイ島のぜんたいを上空から見ると、人の胸像を横から見たような形をしている。その顎の下あたりにある…

東京の隙間を生きる

東京の隙間を生きる

 東京に生まれた僕は四、五歳くらいまでそこで育った。それから十年近く東京を離れたあと、戻って来てから…

女王陛下|アビーロードのB面

女王陛下|アビーロードのB面

 彼女はその日の午後、郵便局へ行った。オフィスの郵便物を出すためだ。窓口には数人の列が出来ていた。そ…

The End|アビーロードのB面

The End|アビーロードのB面

 彼女と彼は、抱き合っていた。相手の体に深く両腕をまわし合い、顔を接近させていた。そして赤い小ぶりな…

その重荷を背負う|アビーロードのB面

その重荷を背負う|アビーロードのB面

 彼はひとりで町を歩いていた。彼のすぐ前をふたりの男性が歩いていた。彼らは親しい友人どうしのようだっ…

君はなぜ恋しいか

君はなぜ恋しいか

 歌謡曲、あるいは流行歌、どちらでもいいけれど、もの心についてから現在にいたるまで、僕はそれらとどの…

噓と隠蔽の国

噓と隠蔽の国

 この本〔『日本語で生きるとは』1999年〕の冒頭に、「英語で生きる人」と題した部分がある。英語で生…

この国の動きかた

この国の動きかた

 政府が提出していた有事法制関連三法案が、第一五六回国会で成立することが確実になった。五月十四日、小…

ゴールデン・スランバーズ|アビーロードのB面

ゴールデン・スランバーズ|アビーロードのB面

 この激しい降りようは、いったいどうしたことだろうかと、彼女はひとりで思った。叔母さんの家で過ごした…

彼女は浴室の窓から入って来た|アビーロードのB面

彼女は浴室の窓から入って来た|アビーロードのB面

 カフェのカウンターのなかで、いつもコーヒーを作っている初老の男性が、カウンターで立ってコーヒーを飲…