作品一覧 公開作品 2279 86 87 88 89 ベティがあんなに走ってる! 映画雑誌に記事を書くという約束のもとに、『マイ・ライフ』を試写室で観た。とてもよくできた面白い映画だ… 読 む 海岸にて、というタイトルでなにか書いてください いつもの街で、ふたりは昼すぎに会った。四月十七日、気温の高い、気持ちよく晴れた美しい日だった。海岸… 読 む 小さな白い落下傘 いまぼくはタンポポの実を見ている。タンポポの実は、透明なアクリルの直方体のなかに閉じこめてある。幅… 読 む 植草さんの日記に注釈をつける 『植草甚一スクラップブック』というタイトルで、かつて植草さんの全集が刊行された。一九七〇年代のなかば… 読 む ホノルルのダウンタウン、キングス・ベーカリーから、ハワイアン・スィート・ブレッドをお届けします ホノルルに、キングス・ベーカリーというパン屋さんがある。パン、ケーキ、クッキー、ドーナツ、パイなど… 読 む 渋谷から京橋まで眠る 自宅からバス停留所までものの三分だ。バスで渋谷まで、普通は十五分だ。十分おまけして、二十五分か。そ… 読 む 彼の後輪が滑った オートバイに触発された十四篇の短文集。春の風に散る桜の花びらから、ノートン・コマンドの変速比まで、… 読 む 「弱い円が日本の政策である」 二〇〇三年十一月十日(*日付については、「まえがき」参照) 円とドルの関係をめぐる記事を新聞から… 読 む なにもなしで始めた ひとり立ちという自立を曲がりなりにも始めたのが、僕の場合は大学を卒業した頃だったとすると、その頃の… 読 む 人生は引っ越し荷物 僕は久しぶりに引っ越しをした。五丁目から二丁目まで、歩いて五分かからない距離の引っ越しだ。五丁目の… 読 む いまも思い出す、あのひと言 僕がまだ二十歳か二十一歳だった年の、もうそれほど寒くはない季節、三月の誕生日が過ぎたばかりの頃のよ… 読 む とてもいい友人どうし 彼と彼女は、そろそろ四十歳に近づく年齢の、同世代の日本人だ。どちらも二十代の後半に結婚し、どちらも… 読 む 4月1日 本物 一九六〇年代のなかばに、ホノルルのビショップ博物館で見た昔のハワイのサーフボードは、本物との対面、… 読 む 3月20日 写真 今日は日曜日だ。早朝の六時に起きた。明日は朝の六時に起きようときめて、昨夜は早くに寝た。起きたら、… 読 む 『彼のオートバイ、彼女の島 2』 一九八六年の三月の刊行で、僕は『彼のオートバイ、彼女の島 2』という文庫を、角川文庫に書き下ろして… 読 む 読んでから観ても、観てから読んでも、映画は面白い勉強だ 話題作として映画になった原作小説のペーパーバック、あるいは、メディア・タイインと称して、映画および… 読 む 物語を買いまくる時代 ふと気がつくと、いまの日本の世のなかには能書きがあふれている。さまざまな物に能書きがついている。能… 読 む 見られることから始まる 僕はTVを見ない。誰かほかの人がオンにしたTVの画面をふと見るのが、僕にとっての日本のTVのすべて… 読 む 考えるとはなになのか 頭は生きているうちに使え、という言いかたはいつ頃からあるものなのか。最近はあまり聞かないように思う… 読 む 「時代」は「自分」にまかせろ もはや数十年前のことになるけれど、あるときあるところに僕は生まれた。そのときそこに生まれた、と言っ… 読 む 自分とはなにか 自分とは、生まれてから現在まで生きてきた、そしていまもこうして生きているこの個体である、という言い… 読 む 自分らしさを仕事にする なんらかの仕事をし、それに対する報酬を金銭で受け取り、その金銭で自分の生活の全域を維持させていく、… 読 む ひとりのバイク好きの思い入れ集 一九四六年のホンダAというオートバイからはじまって一九八三年のヤマハXT600Zテネレにいたるまで… 読 む ロードライダー 全身で風を切り裂いて走りつつ、これからの行程を彼は考えた。ロード・マップを頭のなかに描いてみた。目… 読 む 深夜の地獄めぐり 深夜の東京の、主として高速道路をオートバイで走りまわることを、彼は地獄めぐりと呼んでいる。なぜ、深… 読 む 86 87 88 89