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評論・エッセイ

日米関係は四文字熟語か

二〇〇三年十二月十五日(*日付については、「まえがき」参照)
 一九四五年八月二十八日。日本を占領する連合国の先遣隊が、厚木の飛行場に到着した日だ。そして三十日、その連合軍の総司令官であったマッカーサー元帥が、おなじく厚木飛行場に降り立った。小ぶりなプロペラ機の胴体には楕円形のドアがあり、そのドアはいっぱいに開かれている。その胴体のなかからドア口に元帥が姿をあらわし、夏の軍装に元帥の帽子、そしてサングラスにコーン・パイプといういでたちで、おもむろにタラップを降りていく様子をとらえたカラーの映像は、何度も繰り返される凝視に…

『影の外に出る──日本、アメリカ、戦後の分岐点』NHK出版 二〇〇四年

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