ある日ぼくは典型的な山村をながめに新幹線ででかけた
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いま自分が書こうとしているこの文章とは関係なく、ぼくは、かなり以前から、日本の典型的な農村をながめてみたい、と考えていた。絵に描いたような農村のたたずまいがつくりだす景色を、実際にながめてみたいと思っていた。農村について研究するでもなく、論じるでもなく、とにかく、いまの自分から遠い農村を、つくづくながめるということをおこなってみたかった。
初夏の青い空。白い雲。おだやかな山のつらなり。田のなかのあぜ道。鎮守の森。墓場。小学校。かえるの鳴き声。遠くに聞こえる耕耘機の音。指さきでふとちぎった草の葉の、青…
底本:『スターダスト・ハイウエイ』角川文庫 1978年
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