塩田も遊園地も…絶滅の景色が浮かぶ
〈書評〉今尾恵介著『地図で読む昭和の日本』
明治時代の終わり近くに整備が進み、平成に入っても続いていた日本国家の営みのひとつに、国土地理院が発行している一万分の一縮尺の地形図がある。地形はもちろんそこに記録されているが、その地形をそこに住んだ人たちが時代ごとにどのように利用したかが、詳細に記録されている。国土をどのように利用してそこからどんな富を引き出すかは、日本の国が始まって以来、途絶えたことのないもっとも重要な主題だ。
一万分の一縮尺の地形図は、それを描くにあたって守られている約束事…
底本:『週刊朝日』2012年12月21日号
- #日本
- #時代
- #経済
- #文章
- #書評
- #海
- #道路
- #景色
- #水
- #高度経済成長
- #戦後日本
- #未来
- #自然環境
- #太平洋戦争
- #敗戦
- #平成
- #明治
- #工場
- #歴史
- #近代化
- #ディテール
- #日本国家
- #人海戦術
- #塩田
- #池
- #線路
- #鉄道
- #遊園地
- #住宅地
- #土地
- #2012年
- #生垣
- #地形
- #屋敷
- #ルーペ
- #国土
- #技術革新
- #週刊朝日
- #片岡義男の書評
- #バイパス水路
- #一本杉
- #今尾恵介
- #営み
- #団地
- #国土地理院
- #地図で読む昭和の日本
- #地形図
- #定点観測
- #干潟
- #水車
- #水車動力
- #河川
- #湧水
- #煉瓦塀
- #独立針葉樹
- #石段
- #石灯籠
- #社殿の前
- #神社
- #美しさ
- #自宅戦後の日本
- #高層
前の作品へ
次の作品へ