作品一覧 公開作品 2279 79 80 81 82 一九六二年、古き佳きアメリカが『サタデー・イヴニング・ポスト』誌の表紙に描かれていた頃 子供の頃、気がついたらすでに、身辺にいつも『サタデー・イヴニング・ポスト』があった。誰かが定期購読… 読 む アメリカのまんなかにダイナーがあった 「ダイナーというものがどんなふうに素晴らしいか、その一例をあげるなら、ダイナーとはいったいなにである… 読 む アメリカの小さな町 ハイウェイから離れて、田園地帯の中の二車線の道路を行く。あたりは、絵に描いたような美しさだ。 … 読 む 岩波写真文庫が切り取ったモノクロームのアメリカ 昔、といってもそれほど昔ではないのだが、岩波写真文庫という文庫のシリーズがあった。発行していたのは… 読 む 日常の現実にかまけていると本を読む時間はどこにもない ■片岡さんは多忙な人だと思うのですが、本を読む時間は、どうやって作るのですか。 面白い本というも… 読 む 英語で読むとよくわかる日本 日本に関する多くのことについて、僕は英語をとおして学んだ。英語をとおしてとは、抽象化して、と言いか… 読 む 西ヴァージニア州シェナンドア河 『ウインドソング』という題名のLPのジャケットに、ジョン・デンヴァーは次のようなみじかい言葉をよせて… 読 む 5月15日 林檎の樹 星条旗が立っている郵便局の裏をゆっくりとおりすぎると、行手に一本の巨木が見えた。樹木に関するぼくの… 読 む 林檎の樹の下で 空から雪が降る。その雪が山につもる。春になって、雪どけがはじまる。雪どけの水は山から谷をくだり、平… 読 む 1月7日 ダブル・バーガー 巨大な空の全域を、分厚い雲が灰色に埋めていた。さまざまな色調の灰色の雲が、複雑に何層にも重なりあい… 読 む 3月7日 弁当 東京都世田谷区立の、男女共学のきわめて普通の高等学校をぼくは受験して合格し、その高校を三年間でごく… 読 む 早稲の田に風はほんとに吹いたか 高校の三年生になると大学進学に関するさまざまなことが話題になってきていたが、ぼくは大学へいく気など… 読 む 南の海の小さな島に誘惑されて 地球儀の南側に横たわる巨大な海のまんなかの、小さな小さな島にひとりで到着してホテルに入り、部屋のテ… 読 む ハワイの田舎町を訪ね歩く 日本にはないものを買いにハワイへいこうと思う。オアフ島だけでもいいのだが、楽しみを少しだけ拡大させ… 読 む 僕にとっての個人的なスタンダード いまから百年前、おそらくまだ青年の名残をとどめていた年齢の頃、僕の祖父はハワイへ渡った。僕の父親は… 読 む 波乗りとは、最終的には、心の状態だ ヨーロッパ文明と接触する以前の、大昔のハワイ人たちは、文字を持っていなかった。だから、すべてのこと… 読 む アロハ・シャツの歴史を旅する いまから十二年くらい前、アロハ・シャツの起源とその後の展開、つまりアロハ・シャツの歴史に関して、ぼ… 読 む どこにもないハワイへの行きかた ハワイが島ではなくなっていく、とぼくが、ある日、自覚する。その自覚を土台として、センチメンタルな感… 読 む ハネムーナーズ・カクテル 広い庭の隅に車を斜めにとめ、ぼくは車の外に出た。庭に面したテラスのデッキ・チェアにすわって彼は新聞… 読 む アロハ・シャツと小説の主題 アロハ・シャツの小説を書いたら面白いにちがいない、と僕が思いついたのは十五年ほど前のことだ。ハワイ… 読 む 貝がら売りの泣きむし男 昔、プロペラ機で飛行場に着陸すると、すぐに、機内に、ハワイの香りをいっぱいにはらんだ空気が流れこん… 読 む 『草枕』のような旅を 夏目漱石の『草枕』という小説を、いまになってやっと、僕は読んだ。たしかにやっとだが、読み終えてふた… 読 む ヒロの一本椰子 昔のハワイ人たちは森林をおそれていた。メネフネなど、不思議な生き物が森のなかにたくさん住んでいるの… 読 む 「思いやり」予算の英訳 「思いやり」予算の英訳 二〇〇四年二月七日(*日付については、「まえがき」参照) 思いやり予… 読 む 半世紀を越えてさぼったこと 二〇〇四年三月十四日(*日付については、「まえがき」参照) 日本にとって戦後とは、冷戦が続いてい… 読 む 79 80 81 82