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片岡義男.com 全著作電子化計画

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評論・エッセイ

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作品一覧

公開作品 2288

動詞とは個人の責任のことだ

動詞とは個人の責任のことだ

日本は近代化の過程において、西欧の技術だけを取り入れた。別の言い方をすると、名詞は吸収しても、動詞に…

利害の調整、という主観の世界

利害の調整、という主観の世界

日本語のなかには、対立を回避するための言葉およびその性能が豊富に用意されている。それをひと言で言うと…

生まれながらにして客観をめざす言葉

生まれながらにして客観をめざす言葉

日本語が主観的であるのに対して、英語は客観をめざす言語である。英語によるもののとらえかたや考えかたの…

IとYOUの世界

IとYOUの世界

言葉とは社会の成り立ちそのものだ。そしてIとYOUは、その成り立ちが持つ基本的な性格を、もっとも鋭く…

母国語の呪縛の外へ

母国語の呪縛の外へ

外国人を相手に外国語を使うとは、母国語によって自分の頭のなかに精緻に構築された世界、つまり発想や思考…

懐かしいネガティヴ・ステレオタイプ

懐かしいネガティヴ・ステレオタイプ

経済記者サルマンは、アメリカの会社で働く日本人の中年男性社員に、取材の過程で次のような質問をした。「…

薄い皮だけがかろうじて英語

薄い皮だけがかろうじて英語

日本人が英語を喋るのを聞いていると、いたたまれなくなるほどのきまりの悪さを覚える。そのなかで最大のも…

現状は好転していかない

現状は好転していかない

1992年アメリカ大統領選挙の得票率は何十年ぶりという高率だった。多くの人たちが現状に反対だったから…

エルヴィス・プレスリー・エコノミックス

エルヴィス・プレスリー・エコノミックス

1992年アメリカ大統領選挙。ブッシュのスピーチは終盤に近くなるにつれて、ひどさの度合いを急速に深め…

『クレイジー』というテーマ曲

『クレイジー』というテーマ曲

1992年アメリカ大統領選挙。民主党、共和党のどちらも支持しかねる人たちにとって、ロス・ペローは一時…

僕の戦後

僕の戦後

片岡義男の疎開先である山口県。岩国駅にある祖父が建てた家での生活を振り返る。東の空に立ち上る不思議な…

不況はなぜ終わらないか

不況はなぜ終わらないか

中高年の失職と再就職の不可能に近い困難さは、それまで続けて来た仕事、つまりその領域が必要とされていた…

強烈なキャラクターです

強烈なキャラクターです

日本の国家運営は失敗の連続だったが、それが自分たちの権力や利益と結びついている、という大矛盾を根源的…

真の文化とは時間の蓄積だ

真の文化とは時間の蓄積だ

真の文化を生んでいく作業にとってまずなによりも必要的なのは、豊かにある自由時間だ。そのなかでまとまり…

母国語の性能と戦後の日本

母国語の性能と戦後の日本

利得主義とも言うべき強い傾向が、日本語の性能のなかに偏りとして存在する。ただいま目の前にあるこの瞬間…

自分の国の守りかた

自分の国の守りかた

世界貿易センターがテロ攻撃によって崩壊した時、「これは戦争だ」とアメリカ大統領は直ちに宣言した。アメ…

少年少女が成長する物語の、最後のページ。グッド・ラックとしか言いようがない

少年少女が成長する物語の、最後のページ。グッド・ラックとしか言いようがない

アメリカのグロウイング・アップ小説においては、物語の始まりと終わりで主人公のあり方は大きくちがってい…

起重機は言葉を失わない

起重機は言葉を失わない

デイヴィッド・レーヴィットの小説『失われしクレーン〔起重機〕の言葉』の主人公フィリップ・ベンジャミン…

ポール・オースターを読む。自分がすこしずつ消えていく。物語が終わるときの、どうにもならないせつなさ

ポール・オースターを読む。自分がすこしずつ消えていく。物語が終わるときの、どうにもならないせつなさ

ポール・オースターの『ニューヨーク三部作』は、読みはじめると途中で中断するのがたいへんに惜しい気持ち…

一冊の小説がひとりの人物の肖像画を描くことを目的とし、それに成功している好例

一冊の小説がひとりの人物の肖像画を描くことを目的とし、それに成功している好例

チャールズ・ポーティスの『ノーウッド』。この短い小説のなかで描かれ語られているのは、ノーウッド・プラ…

一人称の「私」が語る、アメリカの父親という謎の物語

一人称の「私」が語る、アメリカの父親という謎の物語

エリック・ラーセンの小説『アン・アメリカン・メモリー』は、作中の「私」が父親、そして祖父について語る…

アメリカの夫婦関係。それはありとあらゆる衝突や葛藤という、やっかいな対立問題の連続だ

アメリカの夫婦関係。それはありとあらゆる衝突や葛藤という、やっかいな対立問題の連続だ

ローレンス・ノーモフの『泣いている女たちの夜』は、ひと組のまだ若い夫婦を接点にして、それぞれの両親と…

風土の描写はたいへんにうまい。ショッピング・モールの駐車場の描写など、朗読したくなるほどに素敵だ

風土の描写はたいへんにうまい。ショッピング・モールの駐車場の描写など、朗読したくなるほどに素敵だ

僕がフレデリック・バーセルミを最初に読んだのは、『ムーン・デラックス』だった。現代の、まさにいまのア…

ブローティガンについて僕が『ポパイ』に書いた、ふたとおりの文章

ブローティガンについて僕が『ポパイ』に書いた、ふたとおりの文章

1982年6月、僕は雑誌『ポパイ』に、リチャード・ブローティガンの『東京モンタナ急行』について書いた…

不幸な女性キャリーをどんな目に遭わせてもかまわない、というところから出発する著者と読者たち

不幸な女性キャリーをどんな目に遭わせてもかまわない、というところから出発する著者と読者たち

スティーヴン・キングの長編小説『キャリー』の主人公、キャリエッタ・ホワイトは、テレキネシスという特殊…