作品一覧 公開作品 2295 76 77 78 79 野球カードがない子供の日々なんて、とうてい完璧とは言いがたい。 ぼくがいつも不思議に思うのは、なぜ日本にベースボール・カードがないのか、ということだ。これだけ野球… 読 む 8月30日 ラハイナ 深いブルーの空からショッピング・センターのコンクリートの駐車場にむかって、強い陽射しが明るく照りつけ… 読 む 傘の記念写真を撮った日 傘の記念写真を撮った日 傘は絵になる、という法則は充分に成立する、と僕は思う。日常生活のなか… 読 む 金魚と散歩だ 梅雨の晴れ間、平日の午後、約束どおりの時間に、僕はその喫茶店の自動ドアを入った。彼女が指定した喫茶… 読 む 思い出のバブル・ガム アメリカの駄菓子の記憶としていまも僕のなかでもっとも鮮明なのは、リコリスの味と香りだ。リコリスは甘… 読 む 森永ミルク・キャラメルの箱 掌サイズ、という言葉がある。片方の掌に収まる、あるいは片方の掌だけで楽に持てる、というサイズを総称… 読 む ドナルド・ダックのほうがずっといい ドナルド・ダックの鉛筆削り、というものをぼくは子供のころ持っていた。ドナルドの胸から上がかたどって… 読 む 白い、半袖のシャツ 「あれから、十二年?」 と、彼女がきいた。 「たいしたこと、ないよ」 ぼくが、答えた。 … 読 む 6月1日 ポンティアック ほんのすこしだけ昔の、あるいは大いに昔の、アメリカの自動車についてあれこれ考えていたら、懐かしい名… 読 む 道路の小説を書きたい ぼくは日本の地形と気候が好きだ。地形も気候も、ともに独特であり、このふたつが重なりあった日本は、興… 読 む マグリットの絵のように 梅雨(つゆ)が近い。しかし今日は晴れていた。海と海岸の上に青い空が広がり、夏のような陽ざしが満ちて… 読 む ぼくはなぜブローティガンをいちどにぜんぶ読まないか 丹後半島で白い灯台を見たあと汽車を乗りつぎ、最終的には新幹線で東京へ帰ってきた。 6月の東京は… 読 む 渋谷の横町を、植草さんのとおりに歩く 植草(うえくさ)さんの全集『植草甚一スクラップブック』には、毎回、月報がついていた。その月報には、… 読 む テキーラの陽が昇る 会議は二時間、続いた。十五分の休憩があり、会議は再開された。それから一時間が経過していた。さらに一… 読 む 荒野の風はサンドペーパー 早朝から、かんかん照りだった。 ついになにかが巨大に狂ったのではないかと誰もが思うような、まっ… 読 む ロッキング・チェア アメリカの中西部、人口が一〇〇〇名に満たない小さな田舎町の町はずれに、その家はあった。大平原地帯の… 読 む ほろりと泣いて正解 もう何年かまえのことになるが、季節はちょうどいまごろだった。 よく晴れた明るい日の夕方、ぼくは… 読 む 『スローなブギにしてくれ』 角川文庫から出た僕の作品の、最初から数えて四作めに、『スローなブギにしてくれ』というのがある。一九… 読 む 『彼のオートバイ、彼女の島』 これが文庫本になったのは一九八〇年のことだ。それ以前に単行本で出ていた時期が、三年はあったのではな… 読 む 『ときには星の下で眠る』 一九八〇年までさかのぼると、『ときには星の下で眠る』という、中編よりやや分量の多い小説がある。高校… 読 む 『幸せは白いTシャツ』 一九九四年の夏に出た『狙撃者がいる』が、いまのところ僕にとってもっとも新しい角川文庫だ。そこから『… 読 む 『メイン・テーマ3』 『桔梗が咲いた』よりも前、一九八六年の一月に、『メイン・テーマ3』という小説が、おなじく書き下ろしと… 読 む 『桔梗が咲いた』 オートバイを探して自分の書いた角川文庫をさらに過去に向けてさかのぼると、一九八六年の十一月に刊行さ… 読 む 『長距離ライダーの憂鬱』 この『雨降り花』*が編中編として出て来る『波と風のグッド・ニュース』は、今年つまり一九九五年の四月… 読 む 『江戸でシャンペイン』 僕がこの文章を書いているいまは、一九九五年の十二月だ。ついでに日付と時間を書いておこう。十五日の午… 読 む 76 77 78 79