作品一覧 公開作品 2060 51 52 53 54 定刻に五分遅れた 一九六〇年代の終わり近く、ひょっとしたら一九七〇年代に入ってから、確か月刊総合雑誌の編集部から、吉… 読 む コーヒーに向けてまっ逆さま 一九六六年だった、ということにしておこう。誤差はあったとしても、せいぜい半年から一年だ。季節は夏の… 読 む まず一杯の水をテーブルに 高台の自宅のすぐ近くに階段がある。数えた人によると百三十段あるそうだ。風情のある階段とは言いがたい… 読 む こうして居酒屋は秋になる 鯖の文化干し 豚の角煮 ゆ柚ず子白菜 鳥軟骨揚げ かま焼き えんどう豆 塩らっきょう ところてん 海… 読 む 栗きんとんと蒲鉾のあいだ 今年の夏は夏至の日に鰻を食べた。確か知人たちふたりといっしょに、三人で。僕は鰻ではなくてもよかった… 読 む 洋食屋から歩いて五分で古本屋 中年の男性ひとり。年齢不詳という佳境にさしかかっているがゆえに、妙齢という言葉がまさにふさわしくな… 読 む 料理本の思想 毎日の食事でいちばん大切なのは、おいしく食べることだと僕は思う。おいしい食べかたの具体策はさまざま… 読 む 一杯だけのコーヒーから コーヒー豆のことは英語でもコーヒー・ビーンズと呼ばれている。しかしあれは豆ではない。コーヒーの木に… 読 む いきつけの喫茶店について その私鉄駅の北口へ出ると、すぐ目の前が横断歩道だ。それを渡り、右へいっても、そして左へいっても、ほ… 読 む 二〇一一年外国旅行おみやげめぐり 二〇一一年の春先、まだ充分に寒かった頃、今年最初の外国旅行のおみやげをもらった。確かローマみやげだ… 読 む 風船ガムを求めて太平洋を渡る その年の九月初め、東京ドームでの日本プロ野球のナイト・ゲームは、ヤクルト対巨人だった。僕はTVをま… 読 む 暑い頃から急に寒くなった日まで 2020年3月23日に片岡義男の自宅の窓から撮影された満開の桜から始まり、8月の自宅近くの路地の写… 読 む 冬の寒さのなかを、ずっと遠くまで コーヒーの向こうから、 「もう冬ですねえ」 と、彼が言った。 コーヒーとは喫茶店のコーヒ… 読 む 一歳の誕生日 編集者の八巻美恵さんによる写真が四枚並べられています。つまり一歳の誕生日の写真は八巻さんが一歳の時の… 読 む トマトを追いかける旅 ホノルル・ダウンタウンの西のはずれに、有無を言わせない日系の名称を持ったホテルが当時はまだあり、か… 読 む 写真を見る幸せ 編集者の八巻美恵さんが送ってきた八枚の写真を、片岡義男が見た順番に並べてあります。片岡義男は、その八… 読 む 99から甘くなる 「東京を撮る」の63回に続き、今回も連続性を感じさせる写真が並びます。バオバブなどのアフリカの素材を… 読 む コーヒー・ショップ 編集者の八巻美恵さんから送られてきた都立大学前のバス停から歩いたところで見つけたコーヒー・ショップの… 読 む こんな写真も撮るのです 今回の「東京を撮る」の片岡義男撮影による写真は、「紙」であるという共通点があります。まずはクレール・… 読 む オム牛カレーを食べたまえ 9個のさくらんぼの写真から始まって、3つの時代の違うモンブランのインク瓶の写真、その中のひとつである… 読 む まっ赤な空を見た 片岡義男の馴染みの編集者であり、このシリーズでは準レギュラーと言っても良い八巻美恵さんから届いた写真… 読 む リコラとグラウベル もはや「東京を撮る」シリーズではレギュラーメンバーともいえるスイス生まれのハーブキャンディ「リコラ」… 読 む 砂糖とかき氷 「東京を撮る」、今回から少し構成が変わっています。まずメイプルシュガーの写真があり、続いてそれについ… 読 む メモ帳とボールペン 「メモ帳とは素晴らしい日本語だ」と片岡義男は言います。同様に「雑記帳」という言葉も素晴らしいと言い、… 読 む 撮りそこなったあの雨の日 もう何年も前、なんの用事もないままに、羽田から飛行機に乗ってハワイへいってみた。写真家の友人がいっ… 読 む 51 52 53 54