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片岡義男.com 全著作電子化計画

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評論・エッセイ

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作品一覧

公開作品 2218

先見日記 デフレとつきあう

先見日記 デフレとつきあう

 デフレという言葉とともに用いられる言葉として、もっとも目につくのは克服だろうか。デフレ克服、という…

先見日記 均一な全体から千差万別な個々へ

先見日記 均一な全体から千差万別な個々へ

 明治時代の日本がその国策とした、富国強兵や殖産報国などの方針は、お国のために、という価値観のなかに…

先見日記 幸せはどこに

先見日記 幸せはどこに

 全国のスーパーの総店舗面積が、1988年以来初めて、減少に転じたという。その減少分は東京ドーム16…

先見日記 デフレが引き出す新世界

先見日記 デフレが引き出す新世界

 土地はいまのところまだ資産だ。担保価値としての資産だった土地に、いくらでも融資を受けることが出来た…

先見日記 赤ちゃんは気づいている

先見日記 赤ちゃんは気づいている

 自宅を出ておもてのバス通りに向かっていると、住宅地のあらゆる方向から、たくさんの人が僕とおなじ方向…

先見日記 半分になるまでの日々

先見日記 半分になるまでの日々

 不況が続く。デフレはさらに深まる。失業や倒産が続くだけではなく、増えていく。国内製造業は空洞化する…

先見日記 食いつぶす日々の終焉

先見日記 食いつぶす日々の終焉

 一連の企業不祥事、という新聞のような言いかたで、いまでもまだ意味が伝わるかどうか。忘れ去られるのは…

先見日記 これまでの戦争と新しい戦争

先見日記 これまでの戦争と新しい戦争

 太平洋の戦場で日本に勝った頃のアメリカの戦争のしかたは、周到な科学性に支えられた圧倒的な物量という…

先見日記 劇的に終わり、劇的に始まる

先見日記 劇的に終わり、劇的に始まる

 これまでの社会を支えていたあらゆるシステムが、かたっぱしから終わっていく時代に入った。終わりながら…

先見日記 「これまで」が終わっていく

先見日記 「これまで」が終わっていく

 これまで、というものがすべて終わっていく時代が、すでに始まっている。これまでを支えてきたものが、か…

先見日記 ケータイとTVゲーム

先見日記 ケータイとTVゲーム

 2003年に卒業する日本の高校生に対して、求人の数は半分しかなく、したがって仕事につくことが出来る…

先見日記 長くて複雑な海岸線

先見日記 長くて複雑な海岸線

 新聞に掲載された写真を切り抜いておいた。9月4日の午後、日本海のナホトカ沖にあらわれた不審船の写真…

先見日記 契約に違反し続ける国家

先見日記 契約に違反し続ける国家

 契約、という漢字ふたつによる言葉を見て、人はなにを連想するのだろうか。ごく平凡な、現実のどこにでも…

先見日記 どんなことになったか

先見日記 どんなことになったか

 北朝鮮での首脳会談から帰国した小泉首相は、共同宣言に署名してきた理由を記者たちに語った。私があそこ…

先見日記 ご挨拶 『悲観』のなかで考える

先見日記 ご挨拶 『悲観』のなかで考える

 楽観のなかにすわりこんでいるよりも、悲観のただなかをさまよい歩いたほうが、少なくとも思考は進むよう…

そしてその他の物語 第32回(最終回)

そしてその他の物語 第32回(最終回)

 薄いボール紙で作った小さな箱に、可愛らしい長方形のチューイングガムが、おそらく二十数個、入っている…

そしてその他の物語 第31回

そしてその他の物語 第31回

 銀紙の記憶、というフレーズを僕は思いついた。ボールペンでメモ用紙に書いてみた。見た目の印象は思いの…

そしてその他の物語 第30回

そしてその他の物語 第30回

 長く続いた残暑のある日、午後の光のなかで、今年の水鉄砲の記念写真を、コダックのカラー・リヴァーサル…

そしてその他の物語 第29回

そしてその他の物語 第29回

 次にあるのはアメリカのチュインガムの写真だ。リグレーというブランドの製品で、ここにある黄色いパッケ…

そしてその他の物語 第28回

そしてその他の物語 第28回

 次の写真は日本語で言うところの、トイレット・ペーパーだ。そしてその次にあるのは、化粧石鹼の写真だ。…

そしてその他の物語 第27回

そしてその他の物語 第27回

 チューブ入りの食料品類をめぐって、僕が真剣な興味を展開するきっかけとなったのは、今年の春先に、チュ…

そしてその他の物語 第26回

そしてその他の物語 第26回

 エドワード・ホッパーの絵が七点、三枚ずつのセットだったと思う。合計二十一枚のポストカードに封筒がお…

そしてその他の物語 第25回

そしてその他の物語 第25回

 次の写真の素材となったペイパーバックは二年ほど前の秋だったか、雨模様の午後、吉祥寺の古書店で購入し…

そしてその他の物語 第24回

そしてその他の物語 第24回

『ピンク・マティーニとサオリ・ユキ』という二〇一一年のCDを、そして『ピンク・マティーニ ディスカヴ…

そしてその他の物語 第23回

そしてその他の物語 第23回

「おみやげを買って来てくださいよ」と誰もが言った。一九六七年頃のことだ。一般市民の海外渡航が自由化さ…