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片岡義男.com 全著作電子化計画

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評論・エッセイ

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作品一覧

公開作品 2270

アメリカには、キャンディ・バー風景というものが、たしかにあるようだ。

アメリカには、キャンディ・バー風景というものが、たしかにあるようだ。

アメリカでは定番のジャンクフードは日本でもだいたい流行ったように思える。ハンバーガーなど知らない人は…

『ニューズウィーク』誌の新製品紹介ページに私たちの近未来がはっきりと見える。

『ニューズウィーク』誌の新製品紹介ページに私たちの近未来がはっきりと見える。

すぐれた新しい考え方による製品やプロセスに出会うと、近未来が目の前に一瞬だけ見える。最前線にいる人は…

土曜日の午後の映画館では、歌をうたうカウボーイの西部劇で、子供たちが大さわぎだった。

土曜日の午後の映画館では、歌をうたうカウボーイの西部劇で、子供たちが大さわぎだった。

1930年代半ば、アメリカで西部劇映画がスランプだった頃に現れた「歌うカウボーイ」たちの映画。土曜の…

風船ガムを自分の体よりも大きくふくらませることができるなんて、知らなかった。

風船ガムを自分の体よりも大きくふくらませることができるなんて、知らなかった。

眠気覚ましやストレス発散に今も昔も皆に愛されたガム。公共の場でくちゃくちゃするのがマナー違反というの…

ぼくは八歳になった。カブ・スカウトに入会した。ユニフォームを着ると、とても可愛かった。

ぼくは八歳になった。カブ・スカウトに入会した。ユニフォームを着ると、とても可愛かった。

かつては子供たちの学校外での活動の筆頭格でもあったボーイ・スカウトやカブ・スカウト。日本では少子化な…

ビートルズとともに七七号までつづいた『ザ・ビートルズ・ブック』というビートルズの専門月刊誌がかつてイギリスにあった。

ビートルズとともに七七号までつづいた『ザ・ビートルズ・ブック』というビートルズの専門月刊誌がかつてイギリスにあった。

全32ページの薄っぺらい雑誌。しかし、じっくりながめると面白い写真が多々。とにかくなにより待ち望んだ…

セヴンナップをアメリカで売上げ第一位にしようとするソフト・ドリンク戦争。

セヴンナップをアメリカで売上げ第一位にしようとするソフト・ドリンク戦争。

どこにでも戦争はある。コーラは体によくない、飲むのをやめよう、さあ、戦争だ!と言ってもどうすりゃいい…

全米ビートルズ大会に集まった人たちは、ビートルズ・メモラビリアの展示即売や交換に夢中だった。

全米ビートルズ大会に集まった人たちは、ビートルズ・メモラビリアの展示即売や交換に夢中だった。

「メモラビリア」とは今で言うならキャラクター・グッズとでもいうべきか。1974年、ビートルズ・マニア…

一九四〇年代の自動車について考えていたら、いまの自動車は原寸大のプラモデルのように思えてきた。

一九四〇年代の自動車について考えていたら、いまの自動車は原寸大のプラモデルのように思えてきた。

乗用車が面白くなくなったのはいつの頃からだろう。1960年代のマスタング、日本にも愛好者の多い、大陸…

大瀧詠一追悼 僕があたえられた役割、書くということ 成瀬巳喜男をめぐる 第四回

大瀧詠一追悼 僕があたえられた役割、書くということ 成瀬巳喜男をめぐる 第四回

 ゆきこは辻という名前なのだと、ようやく僕は発見した。旅館の女性従業員が、ゆきこに呼びかけるとき、辻…

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第三回

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第三回

 平日の朝、ハルオは登校していく。彼以外にも子供たちが何人か歩いている。学校に向かっているのだ。そし…

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第二回

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第二回

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第二回 『銀座…

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男『銀座化粧』を介して

大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男『銀座化粧』を介して

 僕と大瀧詠一さんは三十年前に初めて会った。当時のFM各局でオン・エアされていた週に一度の二時間番組…

真珠湾をバックに『トラ・トラ・トラ』を観た夜

真珠湾をバックに『トラ・トラ・トラ』を観た夜

 南海の島の、星の多い夜空にむかって、横長の四角形に、どことなく荒涼たるさびしい雰囲気をたたえて、ス…

トミー・フラナガンのヴェルヴェット・ムーン

トミー・フラナガンのヴェルヴェット・ムーン

 5月のゴールデン・ウィークがはじまる前の日に、友人が遊びに来た。友人は、オートバイで、やってきた。…

つもる話とふたり連れ

つもる話とふたり連れ

 待ち合わせの場所は、ホテルのバーだった。ずいぶん以前に何度かたてつづけに来たきり、この数年、一度も…

彼女の部屋に文庫本

彼女の部屋に文庫本

 都電の停留所ちかくのビリヤードで昼すぎからずっとロテーションをやりつづける。やがて、夕暮れどきがく…

ウエイトレスに惚れて以後

ウエイトレスに惚れて以後

『恋におちて』というアメリカ映画のなかに、次のようなシークエンスがあった。  主人公を演じるロバー…

脚を見る人

脚を見る人

 べつに仮名にする必要もないのだが、とりあえずたとえば田中三郎とでもしておこうか。この田中三郎とぼく…

エキストラ

エキストラ

片岡義男が「人生全般にかかわるガイディング・ライト」とも呼ぶ、写真家の佐藤秀明さん。小学校5年生の時…

雨の日のカフェにて

雨の日のカフェにて

アメリカ・ネヴァダとの州境近くにあるカリフォルニアの町、ニードルズ。若き日の片岡義男の父親が過ごした…

ヨーロッパの文房具の機能や造形のなかに

ヨーロッパの文房具の機能や造形のなかに

ヨーロッパ製の文具は機能面だけでなく色や形もよく考えられており、文具好きはついつい買ってしまうようで…

真夜中にセロリの茎が

真夜中にセロリの茎が

 一九三八年にレス・ブラウンはバンド・オヴ・リナウンという名称のジャズ・バンドを結成した。リナウン(…

数の迷路を旅する

数の迷路を旅する

 久しぶりに国語辞典を買った。新明解国語辞典の革装のもの、そしておなじ新明解国語辞典の、小型版の二冊…

追憶の春、現在の春

追憶の春、現在の春

 三月、四月、そして五月の三か月が、日本の春だという。この春をめぐって、もう何日も前から、僕はさまざ…