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片岡義男.com 全著作電子化計画

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評論・エッセイ

一九四〇年代の自動車について考えていたら、いまの自動車は原寸大のプラモデルのように思えてきた。

乗用車が面白くなくなったのはいつの頃からだろう。1960年代のマスタング、日本にも愛好者の多い、大陸の広さと暴力的なところがよく出ている50年代の車、そしてそれらとは一線を画した誠実さを持つ1940年代の車の魅力について。

底本:『5Bの鉛筆で書いた』角川文庫 一九八五年

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