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評論・エッセイ

サーファー・ムーン

「巨大な月のオレンジ色が薄らいでいく。サーフボードに突き破られた部分から急速にオレンジ色は夜の空にもれていき、彼方へ落ちていくサーファーは、次第に小さくなり、暗い夜の中にのみこまれ、見えなくなった。サーフボードも、消えた」。幻想的かつ詩的なエッセイ。

底本:片岡義男エッセイ・コレクション『僕が書いたあの島』太田出版 一九九五年
初出:『宝島』一九七七年五月号、六月号(掲載時の題名:サーフ・シティからの航空便 第14便「サーファー・ムーン PART1」、第15便「サーファー・ムーン PART2」)
『サーフシティ・ロマンス』晶文社 一九七八年所収

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