ハリウッド大通りのコン・マン(詐欺師)
とあるスナック・バーのカウンターに、ひとりの女性が入ってきた。ぼくの右どなりの椅子ひとつおいてそのむこうの椅子に、腰をおろした。ぼくは、ふと、彼女を見た。そして、おどろいた。ものすごい美人なのだ。あーっ! と胸のなかで声をあげ、目をまん丸にむいて口をあけ、および腰になってその美人をながめた。
底本:『町からはじめて、旅へ』晶文社 二〇一五年改版(一九七六年初版)
初出:『コンサートガイド』一九七五年八月号
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とあるスナック・バーのカウンターに、ひとりの女性が入ってきた。ぼくの右どなりの椅子ひとつおいてそのむこうの椅子に、腰をおろした。ぼくは、ふと、彼女を見た。そして、おどろいた。ものすごい美人なのだ。あーっ! と胸のなかで声をあげ、目をまん丸にむいて口をあけ、および腰になってその美人をながめた。
底本:『町からはじめて、旅へ』晶文社 二〇一五年改版(一九七六年初版)
初出:『コンサートガイド』一九七五年八月号
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