個人的な雑誌 1個人的な雑誌 2彼らと愉快に過ごす海まで100マイルあとがき(リンク版)珈琲が呼ぶなりにけらしな京都カレーライス漂流記つい、こないだ悲しき雨音煙草をやめた人やがて隠者になるのかハイウェイのある風景に挽歌がスニーク・インアメリカはここからがもっとも面白いジャスト・マイ・サイズ本を三冊買う幼い頃から現在までの僕に対して、本というものが果たした素晴らしい役割一冊のペーパーバックは、日常ではない時間の象徴だ『路上にて』を買いそこなう荒野に吹く風ぼくの好きな大空間表現された秋、という荒野を歩いてみた自分のことをワシと呼んだかアップル・サイダーと彼女本が僕に向かって旅をする一本の鉛筆からすべては始まる二百字詰め原稿用紙八百枚万年筆で書く万年筆についての文章じつはホットなままにこうして覚えた日本語静止と列挙と固い枠文房具を買いに2013社員証と高い付加価値日本語のお勉強彼女から届く絵葉書いちばん大事なアメリカ製品は、なにですかノートブックに描いた風景画だから三歳児は泣いた「理解」などするからいけない十二月のハワイは波乗りシーズンのちょうどまんなか理想主義の炎を燃やしつづけるために女性ボディビルダーの魅力を支える、苦しみの個人史三十日間で悲しみを克服する法彼らが愛する女性たちの外観ガーフィールドは、ただ単に猫であるだけでは、満足しないカートゥーンという素晴らしいものが、アメリカから消えてゆく六〇年代移民の子の旅 1 ホノルル、一八六八年フリーダムを守ることが3Kになったら、その国はもはや国ではない二十五セントの切手一枚から学ぶ、アメリカの歴史と現在忘れがたき故郷ただひとり東京と向き合う写真の学校に学んだなら太陽の直射光と簾の相性いま高校生なら僕は中退する白い縫いぐるみの兎いつかどこかで過去と未来から切り離されて体に悪い日本語「と思います」をめぐってそれを環境と呼ぶか豆腐屋はいまもまだある東京のハードな日々なにもしなかった4年間大変なときに生まれたね四歳の子供がそれを見た性悪説でいこうかなにも言わない人察し合いはいかに変形したかあのトースターの謎を解く東京の情緒書き順と習字身のうえ話 その1簾と提灯のグラフィックス一九五七年の春をさまようガールたちの戦後史東京で電車に乗ると、なにが見えますか主体でも客体でもなく縦書きか横書きか作家とはなにかペラペラとはなにだったかいつもの自分の、いつもの日本語言葉はきわめて人工的に身につく主体的に判断しながら様子を見る日本平成十一年の五つの安心世界はすべて片仮名のなか日本のMの字映画の中の昭和30年代 『山の音』「の」の字のコレクション今日も小田急線に乗る憧れのハワイ航路シジミ汁のシジミを数えよう!風景のなかにむき出しでほうり出されてホンダの90CCでマイアミからLAまで走ったら、ガソリン代はなんと二十ドルだったというハイウエイ・ストーリー。「解釈憲法」の命日となる日小さな旅、愉快な思い出少年たちの共和国生まれてはじめての旅風をかっさらうようにして、チョッパーがハイウエイをまっすぐに飛んでいく。よく冷えたバドワイザーが手近にあるマヨネーズが変わった日アイスキャンディノートブック鮎並の句を詠むウディ・アレンについて、僕のコメントギアを8段に落とし、町の少年たちの野球を双眼鏡で見ながら西へ母の三原則『江戸でシャンペイン』『長距離ライダーの憂鬱』『桔梗が咲いた』『メイン・テーマ3』『幸せは白いTシャツ』『ときには星の下で眠る』『彼のオートバイ、彼女の島』『スローなブギにしてくれ』ほろりと泣いて正解トマト、胡瓜、豆ご飯、薩摩芋オカズヤのオイナリサンロッキング・チェア荒野の風はサンドペーパーテキーラの陽が昇る渋谷の横町を、植草さんのとおりに歩くぼくはなぜブローティガンをいちどにぜんぶ読まないかマグリットの絵のように道路の小説を書きたい6月1日 ポンティアック白い、半袖のシャツドナルド・ダックのほうがずっといい森永ミルク・キャラメルの箱思い出のバブル・ガム金魚と散歩だ傘の記念写真を撮った日『上を向いて歩こう』吉永小百合の映画 『さようならの季節』8月30日 ラハイナ野球カードがない子供の日々なんて、とうてい完璧とは言いがたい。『カサブランカ』を観て、読んで、聴いた日好きな歌の集めかた模型飛行機の午後金曜日の午後の飛行機だった波止場通りを左に曲がる登場人物たちの住む部屋どこにでも部屋を作る才能ふたりは一九六六年を思い出す彼女が雨を見る態度会社で学んだこと日時計の影ドライ・マティニが口をきくドル安・円高の方向とは食卓には花を!カルピスについて思うキイチゴはどこに実っていたか内省のアクア・マリーンミッキーマウス・カントリー時間のテーマ・パークをなにしろ虚構という夢の工場だから、ハリウッドの話題はつきないやがてはカウボーイも、インディアンとおなじく保護居住地に囲われる身となるだろう、と本物の西部男が言っている。「あんた、なに食う?」江戸を歩くデラックス・ダブル日本のMの字 その2虚ろな内側をよく見ておきなさい渡り鳥と寿司についてイースト・サイドの、暑い日の午後の消火栓アイランド・バウンド海から見る自分の居場所「がんばる」とは、なにだったか団塊の世代という戦後日本競争の時代とはなにか会社員が老いていく国自分探しと日本の不況袋小路の居心地平和の記念写真『ハナ子さん』一九四三年(昭和十八年)スヌーピーはハウンド・ドッグだった『ニューヨーカー』の表紙に描かれた、ある年の夏8月15日 誕生日リゾートの島で二十一世紀最大の課題を知る『東京五人男』一九四五年(昭和二十年)拡大にまきこまれた『日米会話手帳』という英語日本語の発想による英語ワシントン・ハイツの追憶去りにし夢、しのぶ面影占領とヌードル・スープご飯のおかずが、ご飯純情だったあの頃のリンゴあなたの家の赤い屋根川があり、橋があり、ホテルもあった明日への希望は社会の財産近未来を書きませんか映画の中の昭和30年代 『女が階段を上る時』映画の中の昭和30年代 『妻』家庭から遠かった男たち水になった氷の悲しみ世界でいちばん怖い国ピアノを弾く人部屋を楽しんでいる人彼女が愛する小さなデスク本を開いたらチューリップが咲いたアメリカのお気に入りは、ひたすら甘く、あくまでも軟らかい銀座で夕食の約束大統領によればガールの時代の終わりかけ猫の寝る場所パリから一通の封書が届いた『パリ・テキサス』を観た3月13日 フィクション 1波の上を歩いた姉ビーチコウミング・フォ・ジャパニーズ・グラス・フロウツ。なんのことだか、わかりますか。幼い頃の自分について語る言葉を捨てた人たちの便利機能満載機種ブラックベリーとスニーカーの靴ひも彼女と一台の自動車三つのパラグラフのなかの彼女一年分をまとめて読んだ『ロッキー・マウンテン・マガジン』と、マーゴ・ヘミングウエイのことトリビアのペーパーバックのおかげで、へえ、そうだったのか、と言うのがぼくの口ぐせになろうとしているそれらは消えた、そしてそれっきり引っ越しという自己点検股関節の柔軟な歩きかたABCで苦労する子供たちと、ひらがなで楽をする子供たち東京の隙間を生きる「弱い円が日本の政策である」午後の紅茶の時間とはただそれだけの十六年戦後日本の転換点あほくさ、と母親は言った秋の雨に百円の珈琲を『オール・マイ・ラヴィング』のシングル盤あの店でコーヒーを飲みたいあの道がそう言ったあの夏、僕はチャーリー・ブラウンと同じ服を着てすごしたあの路地にいまも昔の自分はいるかあのときの日本といまのこの日本お詫び申し上げる人手帳のなかのお天気海岸にて、というタイトルでなにか書いてください君はいま島へ帰る長距離トラックと雨嵐第九条あるのか、ないのか浅野温子そして薬師丸ひろ子そのうしろに浅丘ルリ子が立っている電車の中で食べましたオードリーの記憶ホノルルのダウンタウン、キングス・ベーカリーから、ハワイアン・スィート・ブレッドをお届けしますストーリーは銀行に預金してあるなぜなら|アビーロードのB面正解はブラック・コーヒーの色貝がら売りの泣きむし男僕はチャーリー・ブラウンなのだから僕の日本語がなぜつうじるのかブックストアで待ちあわせベティがあんなに走ってる!少年とラジオ思い出すのはアメリカ式朝ごはん物語を買いまくる時代その重荷を背負う|アビーロードのB面カーメン・キャヴァレロチャーリーが作ってルーシーが食べるチェックアウトはいつでも出来る僕はチェリーを忘れてた秩父がチャイチャイブーだなんて、すごいじゃないか風に吹かれて謎になるこれがクリスマスの物語あの夜はホワイト・クリスマス服は雄弁な言葉だ。気をつけて着こなそう服を見ればわかる大統領命令と日本カウボーイ・ブーツパーマの帝国男性雑誌はアメリカ文化への憧れの教科書だった、という課題誰がいちばん初めに波に乗ったのかクリスマスと五人の娘たち民主主義は買えなかった一九四五年秋、民主主義の始まり電車に乗れば英語の勉強対話をしない人ドーナツの穴が残っている皿雨の京都で下書きをするデュラム、セモリナ、アル・デンテ古書店で『映画の友』を買い集める英字表記による日本語エルヴィスから始まった夏は終わる。しかしサーファーにはなれる大陸のエネルギーと大海原のエネルギーデリア・エフロンの二冊の本が描く、アメリカの子供の世界父親と万年筆五つの夏の物語少年食物誌最終的な課題はぜんたいのスペースだ8月25日 噴水「不断の努力によって」深まりゆく秋です現実に引きずられる国元帥とイタリア風のスパゲッティ雨の夜のドライ・ジン銀の鱗に陽ざしを受けて午後五時の影ゴールデン・スランバーズ|アビーロードのB面とてもいい友人どうしひとりのバイク好きの思い入れ集入ってみよう、とお前が言っただから彼らはいまでも半人前が好きハッピーコートの銀座紀子が住んでいた家僕の肩書は(お利口)としたい僕がもっとも好いている海岸ハワイのいなり寿司ハワイみやげの作りかた──その完璧な一例彼女の林檎女王陛下|アビーロードのB面陽が射してきた|アビーロードのB面『彼のオートバイ、彼女の島 2』彼女たちに名前をつけるとき彼女の部屋の、ジャズのLP人生は引っ越し荷物その光を僕も見た昼月の幸福昼寝のあとのポッキー映画とヒット・ソングと、大事な彼女いまも思い出す、あのひと言四季のひとめぐり人にあらざる人日は暮れた、道はどこ故郷へ帰りたい4月1日 本物ほんの一瞬がポートレートとして後世に残るホノルル・ブックストアへ歩くまでにハイウエイのかたわらに立つ、巨大なドーナツや恐竜複眼とはなにかくっきりとした輪郭としての寒い季節僕はきみが欲しい|アビーロードのB面アイスクリームには謎がある一台のオートバイが、ひとりの現代人を不安から救ったひとりでアイディアをつつきまわす午後いかなる理由でナポリタンなのかいきづまりに立ち会ういま、ここにある、自分の場所通訳は位置についたか小さな島にいると自分がよくわかる、という話『ピーナッツ』を語る 一生もののつきあい僕の国は畑に出来た穴だったジェーン・フォンダというアメリカ女性の場合ジャニス、たしかに人生はこんなものなんだジェリー・ビーンズに紫色がない!ジェロについて書くとは思わなかった自分とはなにか自分らしさを仕事にする「時代」は「自分」にまかせろ喫茶店を体が覚える交差点の青信号を待ちながら自殺するマヨネーズ植草さんの日記に注釈をつけるイマジン、のひと言につきた七月一日、朝、快晴。円満退社かあちゃん、腹へったよう日本史のなかの最初の国民投票そして国家がなくなった内容のある良き忠告海岸の古びた一軒家で、ソリッドな食事をし煙草を吸わないいかに生きたら、もっともかっこういいか「過去の栄光にひたる」を英語で言えますか?彼女は彼を愛していた風に恋した風がそこに吹いている鉛筆を削るとき日本の醬油をタレに使って焼きあげたハンバーガーは、キッコバーガーと言います。きまぐれ飛行船君はなぜ恋しいか美しい謎の霧子はどこへ消えたのか子供のままの自分国語の勉強は、実はほんとうの社会科の勉強だったという話小麦をどう食べるか昔から知っているこの三人それはいまもこの黄色なのかプラモデル僕はこうして日本語を覚えたラスト・アメリカン・カウボーイある種の恋人は現場に戻って回想する10月14日 手紙リトル・ゴールデン・ブックスを開くと子供の頃のぼくがいるL・L・ビーン社のアウトドアーズ哲学をつくった人ロングボードの宇宙おそすぎたラブレター恋愛小説のむこう側『影の外に出る』まえがき2月2日 メイン・テーママンゴの似合う手僕は万年筆で書きたくなった壁面とマネキンの街を歩くWINTER SPECIAL SALE MAX 50%OFF日本におけるマヨネーズ階層それをマヨネーズ・ブックと称したいマヨネーズ、という一語で終わる本ミスタ・マスタード|アビーロードのB面めだかと空と貨物列車5月11日 男物のシャツ道という道をぜんぶ深夜の地獄めぐり南日本新聞のあれやこれや見られることから始まる水鉄砲を買う人一月一日、消印はモンパルナス読んでから観ても、観てから読んでも、映画は面白い勉強だ青春映画スターとの再会『結婚の生態』一九四一年(昭和十六年)『東京ラプソディ』一九三六年(昭和十一年)自分の意味が消えるとき青空とカレーライス1月12日 父のシャツ僕の父親はDadだったお母ちゃんという人1月20日 私の学校それも姉が教えてくれたアイダホ州のジャガイモ長いつきあいはまだ続くナポリへの旅自然から遠く離れて日本の夏の夜、ディズニーランド・レコードを聴いてすごした二時間。ミッキーもドナルドも、みんな元気だった。なぜ、そんな写真を撮るのか創意と工夫との結果による、まったく新しいもの12月31日 1月1日のこと課題人生論日米関係は四文字熟語か日本語で生きるとは日本語は室内用の私的な言葉だ。男と女のとりとめのない会話から始まる、思いがけないこと西陽の当たる家日常的な日本語の語句の、きわめて勇敢な英訳残りご飯のバター炒めと海苔の佃煮猫が階段で寝ているオートミールの朝食古い雑誌はタイム・マシーンだ、すてないで大事にとっておきたまえ、と誰かがどこかで言っていた玩具として買うには面白いこのとおりに過ごした一日コーヒーもう一杯雨の午後、コーヒー・ショップで世界はただひとつ身を守ってくれる日本語オン・ロードオン・ザ・ロードとはオートバイはぼくの先生僕の肩書は「お利口」御八つ、お三時、三時ですよ大人になっても手放せないものはありますか?太平洋の海底地図を見ながら昔のカレッジ・ボーイたちは、昔ふうの顔をして昔ふうのことを楽しんでいた、というお話。パペーテ空港の夜十四年まえのペーパーバック海苔を巻いたおにぎりの謎絶望のパートタイム・サーファー過去とはつながっていたほうがいいピーナツ・バターで始める朝『ピーナッツ』の日めくりカレンダーそうか、きみは島へ帰るのかスープはどうなさいますか11月1日 演説長期低迷経済の丸飲みまたたく星が、にじんでこぼれるなにもなしで始めたステーション・ワゴン人は誰もが物語のなかを生きる人生に成功したければ、言葉を勉強したまえすでにそうなってそこにあるなんでも好きなものを食べたまえ上を向いてスキヤキ8月12日 避暑地あの夏の女たちサン・キング|アビーロードのB面3月20日 写真地球を照らす太陽光の純粋な原形酸っぱい酸っぱい黄色い水小説のなかの食事ナポリタンをシェアしたくない昭和の子供システム手帳とはなにか旅と小説はどのように関係し合うのか対等に開放された関係の物語スター軍曹が降ってくる小さな白い落下傘ターザンが教えてくれた祟りとハンカチとマスタードタクシーで聴いた歌「抵抗勢力」と「バブルの崩壊」手巻き、という種類の時間猫のことを書くならThe End|アビーロードのB面丘の上の愚者は、頭のなかの目でなにを見たのだったかこの国の動きかたジン・ボ・チョへの道ザ・ビートルズから届いたビートルズ詩集とはなにか江戸時代に英語の人となる爆弾の穴について思う雨の夜、電話ブースで待っていた彼が愛した樹考えるとはなになのか流域は文明の発祥の地昔のハワイという時空間への小さな入口宇宙の時間と空間のなかへタイム・トラヴェルでどこへいこうか父親に間違えられた僕トーストにベーコン・アンド・エッグス、そして紅茶今日は海岸で雲を見る陽が沈むころ、オンボロ自動車で波乗りフィルムを見に行く遠い昔の日にクロスワード・パズルの楽しさが、ぼくを離してくれない死語と遊ぶひとときこれが天使の町だって?基本英単語について『ハワイ・マレー沖海戦』一九四二年(昭和十七年)半世紀を越えてさぼったこと「思いやり」予算の英訳ヒロの一本椰子「真珠湾」よりも大切なこと夏の陽ざしとモノクロームの街『草枕』のような旅をアロハ・シャツと小説の主題ハネムーナーズ・カクテルどこにもないハワイへの行きかたアロハ・シャツの歴史を旅する波乗りとは、最終的には、心の状態だ僕にとっての個人的なスタンダードハワイの田舎町を訪ね歩く南の海の小さな島に誘惑されて早稲の田に風はほんとに吹いたか3月7日 弁当1月7日 ダブル・バーガー林檎の樹の下で5月15日 林檎の樹西ヴァージニア州シェナンドア河英語で読むとよくわかる日本日常の現実にかまけていると本を読む時間はどこにもないならず者街道を旅したロバート・レッドフォードは、フロンティア時代の残り香のむこうに次の時代の巨大な影を見た。我々は連合してここに存続する、と一羽の鳥が言う日本の主権のなかにあるアメリカ「日本はアメリカとともにあります」と首相は言った禁止することの快感「国際社会の平和と繁栄」とは岩波写真文庫が切り取ったモノクロームのアメリカアメリカの小さな町アメリカのまんなかにダイナーがあったアメリカにおけるトマトの色美女を三つ折りたたむアメリカの正義が勝つこの光と空気のなかにキャンディ・ウエイファーに込められたフロント・グリルと僕の関係古き佳きアメリカとはなにかハワイの絵葉書の不思議な情感リアリズムが勝つに決まってる僕がデソートを停めた場所リタ・ヘイワースの足もとそこはスープの国だったホーム・スイート・ホーム写真帳のこぎりバンパーを追憶するアメリカが宇宙に見つけた敵世界はフリッジのなかへと消えていくペプシを飲めと彼女が言った現実に対処するクールネスの論理ラッキーなストライクの思い出SFを絵に描く技法の進化形キャデラックで見たこんな夢What's it say?ピア・アンジェリ、一九五三年見よ、ポンティアックのGTO!この海から向こう側の海まで結束してこそ我らは建つ。一九四二昭和二十一年、津々浦々の民主主義ハワイ土産に8ミリフィルム!? あの頃、映画とは何だったか手掛かりは56年前のレコードだけ…当時大ヒットした「楽団」の謎世界で最も有名な青春小説の主人公を絵に描くとどうなるか?歴史上、初めてコーヒーを飲んだ日本人はいったいどこの誰か20年以上前の館山駅で撮影された写真に映りこんでいたものとは?日本人なら誰もが知っているあの曲は、海を越えてカバーされていたサブカルチャーの教祖と呼ばれた男が自宅に常備していた物とは?古書の世界では東京と江戸、戦後と戦中がフラットにつながっている大リーグを象徴するあの食べ物が、日本のカフェに進出している!?キヤノンAE-1ニコンFGミノルタXG-Eペンタックス・スーパーAヤシカ・エレクトロ35MCニコン・ニューFM2コニカC35リコー・XR6ミノルタ・SR-T101オリンパス・OM-2N1957年のラブ・ミー・テンダーリアル・マヨネーズの473ミリ・リットル4サイクル・ツインスヌーピーと旅したアメリカ6000マイル11月2日 六〇年代退社までの九十日間についてウエイ・オヴ・ライフを守る「神の目から見れば」小さく三角形に折りたたんだ星条旗「モースト・インポータント」とは?「彼らはとにかく頑固だよ」頭のなかが日本語のままの英語現実のしがらみと「私」アメリカ国内文脈ではなく、世界文脈の英語をラディカルさの筋道ヒラリー・ロダムヴァージニア・ケリーの死ネットで注文した映画のDVDは、なぜなかなか開封されないか『第三の男』を、やっとこうして楽しんだもっとも良く送られた人生ジープが来た日煙草をお喫いになりますかキャロル・ホルトグリーン『東京の宿』一九三五年(昭和十年)友だちの家で食べたトンカツと生卵の小説トリス・バー。バヤリース・オレンジ。バッテンボー知らぬ町 雨の一日 冬至なり千四百兆円分の身の危険トリップ・カウンター・ブルースだってよノートブックに書きなさい、とツバメが言う梅雨の日に傘をさして学校へいったらTVの記憶をふたつちょっと外出してピストルを買って来るおいしかった二杯の紅茶二本の映画と一杯のコーヒータイプライターの追憶タイプライターで原稿を書くとき10月22日 台風僕が一度だけ見たUFO男だって子供を生まない発情期少年の興味にこたえて、アメリカのSFがはじまった噓と隠蔽の国日本語が消えていく新品にはとうてい真似のできないこと信号待ち「わからない」と答える人たち僕はわき見をしていたい『湾岸道路』ウェスト・エンドの都市伝説What's he got to say?結婚する理由がない、と彼女が言うスヌーピーの漫画『ピーナッツ』全集は読むだけでライフワークになる広島の真珠チャタヌーガ・チューチュー鉛筆を削る楽しさサンフランシスコ湾ブルース虚構のなかを生きるジャパニーズ・スタイルを撮ってみましょうこの貧しい街の歌を聴いたかい時間はここでもまっすぐに突っ走ったパムとはパミラのことか|アビーロードのB面物価とはなにか雨と霧と雲と雨の京都、主演女優、そして発泡する日本酒誰もがリアリズムの外で音楽ではないレコードにきざんである溝に、アメリカの心意気をいまでも見つけることができる。まっ赤なトマトの陽焼けした肩レッドウッドの森から写真を撮っておけばよかった後悔くらいしてみたい理想の窓辺にすわるときロードライダー道路への関心と小説ローマ字で書かれた駅名、という謎ミッキーマウスの両耳最初から絶対に孤独な人たちサラリーマンという人生の成功遙かなる同時代散歩して鮫に会うサンドイッチとアメリカの理念なぜいま僕はここにいるのだろうか砂糖は悲しいものだった僕たちのはじめての海正社員という絶滅危惧種蟹に指をはさまれた瀬戸の潮風、うどんの香り彼女は浴室の窓から入って来た|アビーロードのB面庶民の不安はどこから5月27日 ショート・ショートある日ぼくは典型的な山村をながめに新幹線ででかけた菖蒲湯そして乾杯幸せと才能の関係の物語「四角い食事」とは、なにか一冊の素晴らしい本を読んだ。そして僕は、地球に別れを告げる旅に出た身辺に猫を増やしたい白いプラスティックのフォーク白い皿の朝食空という偉大な絵画渋谷から京橋まで眠る祖父のポケット・ナイフソリュブルと名を変えていた風と紅茶の一日女性作家の作品を支持する女性たちがニューヨークへ消えていく日本の女性たちがアメリカについて書いた本をていねいに読むと面白い。ぜひ読んでみてください。焼き餃子とタンメンの発見町にまだレコード店があった頃より良き日本語の人義男の青春と別離いつも代金を払わない男|アビーロードのB面午後を過ごす最高の場所大統領の得点大統領が引き受けたこと犬にでもくれてやれキノコ雲の切手帰って来る死体の映像ヘリコプターは上昇し飛び去った仕事をすませて家へ帰ろうメモリアル・デイにまた泣く町を囲んだ黄色いリボングレン・ミラー楽団とともに八月二日、軽井沢、快晴一九六二年、古き佳きアメリカが『サタデー・イヴニング・ポスト』誌の表紙に描かれていた頃個人主義にもとづく自由と民主の視点真実はまだ明かされない珈琲に呼ばれた読売新聞、金曜日夕刊『蛇の目でお迎え』はこう作られた万年筆のインクを探す八巻美恵さんから届いた写真さらに届いた三枚の写真八巻美恵さんと篠原恒木さん「そいつぁ、いかすぜ」彼の後輪が滑った下高井戸、2017年5月5日経堂、2017年11月10日経堂、2013年経堂、2015年谷中、2013年下北沢、2013年町田1、2018年町田2、2018年町田3、2018年旗の台、2018年リコラの六色撮りなおした三点の写真三点ずつ、ふたとおりいつ頃の三軒茶屋ですかふたりの友人たちが撮った本を読む人今日この頃だから写真に撮ってみたリコラなぜ写真に撮るのか僕にはレモネードをくださいノートブックとポテトチップスなぜそんなにミントなのか町田4、2018年パーマの看板町田5、2018年松陰神社前、2018年世田谷代田・経堂、2019年経堂、2019年町田、2019年世田谷3丁目から東へ、2019年6月21日提灯の玉川学園玉川学園から町田へ夕食までの一時間ささはらおうだんほどうきょう代田2丁目19あたりこれは三題噺かこれも三題噺かバウンティでメンソレータムにヒット!やや絞ってありますテキサス州シュガーランドから届いた豪徳寺・世田谷レノン。ディラン。プレスリーケチャップの瓶を逆さに立てる沈んでいく日本、浮かび上がるナポリタン内房線・館山駅に僕がいる東京で飲むシードル三軒茶屋のセールと積乱雲地獄を見においでよ写真を撮った午後フィービ・スノウのLPとCDネッコと再会した林檎を初めて写真に撮ったヴェジタブル・ブイヨン・キューブスメモ帳とボールペンナポリタンのウィンドー・サンプルを探す旅トマトが僕を追いかけるナポリタンのある街トマトにおけるファンタジーという日常いつもなにか書いていた人残暑好日、喫茶店のはしご彼女と別れて銭湯のあと餃子トゥナ・サンドイッチにコーヒー、そしてエルヴィスの歌撮りそこなったあの雨の日トマトを追いかける旅冬の寒さのなかを、ずっと遠くまで風船ガムを求めて太平洋を渡る二〇一一年外国旅行おみやげめぐりいきつけの喫茶店について一杯だけのコーヒーから料理本の思想洋食屋から歩いて五分で古本屋栗きんとんと蒲鉾のあいだ砂糖とかき氷リコラとグラウベルまっ赤な空を見たオム牛カレーを食べたまえこんな写真も撮るのですコーヒー・ショップ99から甘くなる写真を見る幸せ一歳の誕生日暑い頃から急に寒くなった日まで大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男『銀座化粧』を介して大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第二回大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第三回大瀧詠一追悼 僕があたえられた役割、書くということ 成瀬巳喜男をめぐる 第四回こうして居酒屋は秋になるまず一杯の水をテーブルにコーヒーに向けてまっ逆さま定刻に五分遅れた醬油味への懐疑の念とは弁当の秋東京はなにの都か湯麺がひとつ本棚にある旅先にうまい水あり旅は日曜日に始まるかき氷は食べましたか「スキヤキ」の次は「スシ」だったコーヒーに俳句が溶けていくコーヒーは俳句を呼ぶのか知らない町を歩きたい追憶の春、現在の春数の迷路を旅する真夜中にセロリの茎が脚を見る人ウエイトレスに惚れて以後彼女の部屋に文庫本つもる話とふたり連れヨーロッパの文房具の機能や造形のなかに雨の日のカフェにてエキストラトミー・フラナガンのヴェルヴェット・ムーン真珠湾をバックに『トラ・トラ・トラ』を観た夜『ニューズウィーク』誌の新製品紹介ページに私たちの近未来がはっきりと見える。一九四〇年代の自動車について考えていたら、いまの自動車は原寸大のプラモデルのように思えてきた。全米ビートルズ大会に集まった人たちは、ビートルズ・メモラビリアの展示即売や交換に夢中だった。土曜日の午後の映画館では、歌をうたうカウボーイの西部劇で、子供たちが大さわぎだった。アメリカには、キャンディ・バー風景というものが、たしかにあるようだ。セヴンナップをアメリカで売上げ第一位にしようとするソフト・ドリンク戦争。ビートルズとともに七七号までつづいた『ザ・ビートルズ・ブック』というビートルズの専門月刊誌がかつてイギリスにあった。ぼくは八歳になった。カブ・スカウトに入会した。ユニフォームを着ると、とても可愛かった。古い建物を、こわさずにレストアして救ってあげるという、家づくりのグッド・アイディア。風船ガムを自分の体よりも大きくふくらませることができるなんて、知らなかった。ブルックス・ブラザーズのカタログの英語説明文をよく読むとこんなに勉強になるということです。自動車のライセンス・プレートの読みかたとか、パーソナライズド・プレートのことなど。ロディオ・クイーン・オヴ・アメリカ。二〇歳、身長五フィート九インチ。美人。いったいどんな女性なのだろう。ユニット・フォトグラファーという不思議な写真家について、ほんのすこしだけお勉強してみた。アズベリー・パークからの挨拶状黒い流れから遠くほかの季節に遊ぶ楽しさ僕はいまでも万年筆を買うひと口だけ飲む世界中の酒昼寝についての本を書くために 検 索 評論・エッセイ
作品一覧 公開作品 2156 53 54 55 56 昼寝についての本を書くために 昼寝の本を書くために昼寝をしにいく――。五月のある日、僕は新幹線に乗って京都へいった。昼寝の実践はす… 読 む ひと口だけ飲む世界中の酒 酒瓶を眺めるのが好き。ひと口ずつ味わってみるのが好き。ひと口だけ飲んでみた世界各国の酒を友人に進呈す… 読 む 僕はいまでも万年筆を買う 神田・駿河台下の金ペン堂という店へ最初に入ったのは、僕が二十代なかば頃のことだった。原稿をたくさん書… 読 む ほかの季節に遊ぶ楽しさ 季節の本の基本は歳時記だ。一冊だけ持っている歳時記の冬の季語を見ていたら、初めて知る言葉があった。そ… 読 む 黒い流れから遠く 都会という、何重にも虚構のつみかさねられた内部に生きるのは、くりかえされる自然の営為とは無関係に、目… 読 む アズベリー・パークからの挨拶状 ブルース・スプリングスティーンのロックンロールは、おおむね丸くなってしまって鈍い、当面のことに対して… 読 む ロディオ・クイーン・オヴ・アメリカ。二〇歳、身長五フィート九インチ。美人。いったいどんな女性なのだろう。 アメリカ人は何かにつけ、クイーンを選びたがる。。女装愛好者の女王を決めるものもあれば、お笑い目的なの… 読 む 自動車のライセンス・プレートの読みかたとか、パーソナライズド・プレートのことなど。 日本人には馴染みのないライセンス・プレートについて語る。州ごとに発行されるプレートの種類は違ったり、… 読 む ユニット・フォトグラファーという不思議な写真家について、ほんのすこしだけお勉強してみた。 製作進行をカメラ越しに撮影する人のことをユニット・フォトグラファーという。映画撮影のオフショットやデ… 読 む ブルックス・ブラザーズのカタログの英語説明文をよく読むとこんなに勉強になるということです。 自称・アイビーときて、ドキッとする団塊世代は少なくないだろう。VANだのJUNだのそれなりにやり腐っ… 読 む 古い建物を、こわさずにレストアして救ってあげるという、家づくりのグッド・アイディア。 アメリカでは愛すべき古い建物が取り壊されず、レストアして長年愛されるのは環境の違いかも知れない。日本… 読 む アメリカには、キャンディ・バー風景というものが、たしかにあるようだ。 アメリカでは定番のジャンクフードは日本でもだいたい流行ったように思える。ハンバーガーなど知らない人は… 読 む 『ニューズウィーク』誌の新製品紹介ページに私たちの近未来がはっきりと見える。 すぐれた新しい考え方による製品やプロセスに出会うと、近未来が目の前に一瞬だけ見える。最前線にいる人は… 読 む 土曜日の午後の映画館では、歌をうたうカウボーイの西部劇で、子供たちが大さわぎだった。 1930年代半ば、アメリカで西部劇映画がスランプだった頃に現れた「歌うカウボーイ」たちの映画。土曜の… 読 む 風船ガムを自分の体よりも大きくふくらませることができるなんて、知らなかった。 眠気覚ましやストレス発散に今も昔も皆に愛されたガム。公共の場でくちゃくちゃするのがマナー違反というの… 読 む ぼくは八歳になった。カブ・スカウトに入会した。ユニフォームを着ると、とても可愛かった。 かつては子供たちの学校外での活動の筆頭格でもあったボーイ・スカウトやカブ・スカウト。日本では少子化な… 読 む ビートルズとともに七七号までつづいた『ザ・ビートルズ・ブック』というビートルズの専門月刊誌がかつてイギリスにあった。 全32ページの薄っぺらい雑誌。しかし、じっくりながめると面白い写真が多々。とにかくなにより待ち望んだ… 読 む セヴンナップをアメリカで売上げ第一位にしようとするソフト・ドリンク戦争。 どこにでも戦争はある。コーラは体によくない、飲むのをやめよう、さあ、戦争だ!と言ってもどうすりゃいい… 読 む 全米ビートルズ大会に集まった人たちは、ビートルズ・メモラビリアの展示即売や交換に夢中だった。 「メモラビリア」とは今で言うならキャラクター・グッズとでもいうべきか。1974年、ビートルズ・マニア… 読 む 一九四〇年代の自動車について考えていたら、いまの自動車は原寸大のプラモデルのように思えてきた。 乗用車が面白くなくなったのはいつの頃からだろう。1960年代のマスタング、日本にも愛好者の多い、大陸… 読 む 大瀧詠一追悼 僕があたえられた役割、書くということ 成瀬巳喜男をめぐる 第四回 ゆきこは辻という名前なのだと、ようやく僕は発見した。旅館の女性従業員が、ゆきこに呼びかけるとき、辻… 読 む 大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第三回 平日の朝、ハルオは登校していく。彼以外にも子供たちが何人か歩いている。学校に向かっているのだ。そし… 読 む 大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第二回 大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男をめぐる 第二回 『銀座… 読 む 大瀧詠一追悼 物語はこのように始まり、このように終わる 成瀬巳喜男『銀座化粧』を介して 僕と大瀧詠一さんは三十年前に初めて会った。当時のFM各局でオン・エアされていた週に一度の二時間番組… 読 む 真珠湾をバックに『トラ・トラ・トラ』を観た夜 南海の島の、星の多い夜空にむかって、横長の四角形に、どことなく荒涼たるさびしい雰囲気をたたえて、ス… 読 む 53 54 55 56