作品一覧 公開作品 2295 54 55 56 57 リンゴの樹の下で、マーモットが待っている 特別にかたちのよい樹ではない。だがやはり堂々としている。幹は大人でもひとかかえにはできない太さだ。ず… 読 む 陽ざしがもったいなくて、野原へいってみた 朝の八時ごろに起きた。陽ざしや青い空を見るなり、うわあ、もったいない! と思った。こんな日に家のなか… 読 む 秋まつりの音が風にのってくる 九月のはじめから終りにかけて、歩いていける範囲内で秋まつりが五つか六つ、おこなわれる。夜になってから… 読 む ボールポイント・フリークのようになってみたとき ペン、つまり万年筆を、ながいあいだつかっていた。あらゆる種類のペンをためして、結局、モンブランの22… 読 む 街角のなかのぼく 初夏のよく晴れた日の午後、お気に入りの服を着てぼくはいい気分で下北沢南口の商店街を駅にむかってのぼっ… 読 む テレビ・カメラが見るもの 白黒のテレビがかなり一般的なものとして家庭に入りはじめたのは一九五六年、五七年ころだった。ぼくは乳の… 読 む おふくろの味は早稲田にあるんだ ぼくが、おふくろの味という日本でごく一般的に通用しているものを、まるで信じていないのは、ぼくが気どっ… 読 む はぐれ鳥のプロローグは、エロール・フリンの海賊映画だ 「故郷」を失ったぼくは、大都会のまんなかに住んでいる。その大都会の一角をいま自分の「故郷」だと呼べる… 読 む メロドラマ 「乾杯」と、ぼくが言った。微笑して、彼女もグラスをかかげた。気のせいかもしれないが多少ともぎこちなく… 読 む 夕焼け小焼けの あたりは、とても静かだった。おそい秋の、よく晴れた一日の夕方だ。畑のなかの道路に、自動車は走っていな… 読 む 人生は流線型 現住所も家も家族も持たず、定職もなく、放浪の旅に必要なほんのわずかな身のまわりのものだけを持ち、ただ… 読 む USハイウエイのマリワナ美人 ハイウエイを西にむけて走っていた。ぼくから見て前方の、いちばん手前にいる自動車は、鮮やかなグリーンの… 読 む ロング・ライダーズは彼方へ走り去る ぼくは子供のころ、西部劇をたくさん観た。だから、西部劇、というとその当時に観た数多くの西部劇が、あい… 読 む 一九五〇年代、夢の工場 『一九五〇年代の映画スターたちのポートレート』は、いろんな意味で面白い。当時を知っている人たちは、ス… 読 む まるでカラー写真のように 現実の光景を、ただあるがままに描いただけなら、その絵はおそらく統一もなにもない、雑然とした、紙の上に… 読 む 風とドライ・マティニ 海のすぐそばに建っているリゾート・ホテルのプールサイド——ラスト・オーダーはぼくだけだった。ドライ・… 読 む 身のうえ話 その2 大学を卒業した年の四月一日から三か月間、ぼくは毎日、会社にかよった。月曜から金曜まで、毎朝おなじ場所… 読 む 映画、というもの カリフォルニアで観た一本のみじかい映画を、ぼくはいま思いだしている。主人公がおもむろにハイウエイのむ… 読 む Meadという四文字を見ると僕は反応する 片岡義男がノートブックに真面目に向き合った体験の一番最初は、作文用のコンポジション・ブックだという。… 読 む ボールペンの軸の色はどれにしますか 必要なときに取り出して使うようなボールペンは、役目や機能、インクの色などが普遍性を体現する部分として… 読 む 黄色い幸せと赤い色の充実 文房具には黄色に着色されたものや、黄色の印象の物体が多い事実には誰もが気づくことが出来る。黄色が文房… 読 む 猫に分度器、小鳥にコンパス 文房具は多くの場合、使う対象を目で見ながら手で使う。はじめて使おうと思った時に感覚的に正しく使えてし… 読 む 白い色は僕にどのように作用するのか 白い色の芯の鉛筆を買い集めるというアイディアを得てから、白い色からの力が僕に作用を及ぼし始めた。どん… 読 む 十二色のチョークと八色のチョコレート 最近は学校での電子黒板の導入も進み、チョークや普通の黒板は遠いものになりつつあるのかもしれない。ドイ… 読 む 窓ガラスに描くためのクレヨンをどうぞ クレヨンで窓ガラスに落書きをした、という記憶は誰にもあるかもしれない。そんな時に使うのがワックス・ク… 読 む 54 55 56 57