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片岡義男.com 全著作電子化計画

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評論・エッセイ

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作品一覧

公開作品 1898

ラッキーなストライクの思い出

ラッキーなストライクの思い出

 英語で「ラッキーなストライク」とはなんのことですか、と訊かれて正しく答えることの出来る…

現実に対処するクールネスの論理

現実に対処するクールネスの論理

 はっか煙草、という言葉はもう死語だろうか。地方都市のクラブやバーで、年増のホステスたちがいまでも、…

ペプシを飲めと彼女が言った

ペプシを飲めと彼女が言った

 銀河系のなかに浮かんでいる地球における、宇宙という大自然と直結した時間は、螺旋状に循環ないしは反復…

世界はフリッジのなかへと消えていく

世界はフリッジのなかへと消えていく

 冷蔵庫のことを英語でいちばん普通にはリフリジェレイターと言う。これを略すとフリッジという日常語にな…

アメリカが宇宙に見つけた敵

アメリカが宇宙に見つけた敵

 いまはもう名前も残っていないとおもうが、エース・ブックスというブランドのペーパーバック叢書が、かつ…

経堂、2017年11月10日

経堂、2017年11月10日

「東京を撮る」第2回は、2017年、秋の経堂。すずらん通りを歩き、好みの被写体を見つけては写真を撮り…

のこぎりバンパーを追憶する

のこぎりバンパーを追憶する

 一九六六年から一九七十年代いっぱいくらいの期間、アメリカの自動車の前部バンパーは、こんな…

ホーム・スイート・ホーム写真帳

ホーム・スイート・ホーム写真帳

 一九六十年代なかばのアメリカで刊行された、ごく一般的な雑誌の広告ページから、ファミリーの…

そこはスープの国だった

そこはスープの国だった

 アメリカにおける日常的な料理そして食事のなかで、スープは錬金術にも似た位置づけにあったのではないか…

リタ・ヘイワースの足もと

リタ・ヘイワースの足もと

 リタ・ヘイワースがデビューしたのは一九三十年代のことだと思う。女優としての代表作、あるいは彼女の存…

僕がデソートを停めた場所

僕がデソートを停めた場所

 デソートという名の自動車が、かつてアメリカにあった。ここにあるのはそのデソートのおそらくは一九三九…

下高井戸、2017年5月5日

下高井戸、2017年5月5日

2017年5月5日、快晴の夏日。片岡義男氏が下高井戸を歩き、目に留まった被写体を撮影した記録。片岡氏…

リアリズムが勝つに決まってる

リアリズムが勝つに決まってる

 アメリカ文化のあらゆる領域を貫く、もっとも重要な価値の中心軸はリアリズムだ。努力や才能、…

ハワイの絵葉書の不思議な情感

ハワイの絵葉書の不思議な情感

 ハワイが観光地としての性格をおびた最初の瞬間、というものについて僕はいま考えている。その瞬間はいま…

古き佳きアメリカとはなにか

古き佳きアメリカとはなにか

 ここにあるのは一九四一年のフォードの新車の広告だ。当時の雑誌に掲載されたものだが、この頃の雑誌広告…

フロント・グリルと僕の関係

フロント・グリルと僕の関係

 一九六十年代のなかばから後半にかけての時代の、シヴォレーやフォードなどごく庶民的な乗用…

キャンディ・ウエイファーに込められた

キャンディ・ウエイファーに込められた

 色とかたちとは味や香りでもある、と考えた次の瞬間、僕はこのキャンディのことを思い出した。アメリカの…

この光と空気のなかに

この光と空気のなかに

 エドワード・ホッパーの絵を見るたびに感じることについて、僕は書いてみることにする。見るたびに感じる…

アメリカの正義が勝つ

アメリカの正義が勝つ

 いまのアメリカで出版されているペーパーバックは、どれもみなよく似たつまらない装丁ばかりで、出版社ご…

美女を三つ折りたたむ

美女を三つ折りたたむ

 一九五十年代前半の、ごくみじかい期間、アメリカの『エスクワイア』という雑誌には、三つ折りの引き出し…

アメリカにおけるトマトの色

アメリカにおけるトマトの色

 アメリカの大衆向けの、大量生産の規格品としての食品のチャンピオンは、キャンベルのトマト・スープ…

股関節の柔軟な歩きかた

股関節の柔軟な歩きかた

 秋のウイーク・デーの夜。早すぎもおそすぎもしない、とてもいい時間に、ぼくは彼女とふたりで散歩をして…

引っ越しという自己点検

引っ越しという自己点検

 いろんな視点から自分を点検し考察しなおすための、たいへんな好機のひとつは引っ越しではないか。六年前…

それらは消えた、そしてそれっきり

それらは消えた、そしてそれっきり

 建てなおす以前の三省堂は良かった。あのクラシックな建物は、見るからに三省堂だった。たとえばお茶の水…

トリビアのペーパーバックのおかげで、へえ、そうだったのか、と言うのがぼくの口ぐせになろうとしている

トリビアのペーパーバックのおかげで、へえ、そうだったのか、と言うのがぼくの口ぐせになろうとしている

 買うには買ったけれども、読まないままほったらかしてあるペーパーバックが、ワーク・ルームのとなりの部…