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評論・エッセイ

消えたコロラド河

コロラド河ほどに人間によって管理され、利用されている河は、珍しい。この河がなくなったら、生活の土台が失われたり、なんらかのかたちで生活に大きな変化を受ける人たちが、千五百万人も存在するそうだ。あまりにも多くの人たちのために多様的に利用されていて、河を流れる水の絶対量そのものが、危機に直面している。

底本:『コーヒーもう一杯』角川文庫 一九八〇年

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