漫画家・東本昌平さんが死去
オートバイとライダーをテーマとした漫画作品で知られる東本昌平(はるもと・しょうへい)さんが7月27日に死去され、8月7日、東本さんの公式サイトにて訃報が伝えられました。
東本さんは、東京都出身の漫画家、デザイナー、イラストレーター。1982年、双葉社「週刊漫画アクション」掲載の『輪』で漫画家としてデビュー。代表作として知られる『キリン』は1987年よりバイク雑誌「ミスターバイクBG」で連載スタート。同誌での連載終了後、少年画報社でシリーズとして連載が再開され、最近まで断続的に継続されていました。2000年代に入ると小学館の「ビッグコミックスペリオール」で『SS』、「ビッグコミックススピリッツ」で『CB感。REBORN』を連載。
2007年にはモーターマガジン社から自らプロデュースするムック『東本昌平 RIDE』の刊行を開始。2024年6月まで計200号が刊行されました。

『東本昌平 RIDE』では、片岡義男のオートバイ短編小説やエッセイに東本さんが挿絵を加えるというコラボレーション企画がスタート。第1号掲載の『朝になったら、タッチミー』から第40号(2009年9月発行)掲載の『故郷へ帰りたい』『お月さまはベルベット』まで、合計34本の片岡作品が東本さんのイラスト付きで再掲されました。
1980年代に東本昌平さんの漫画と片岡義男の小説に影響を受け、バイクに乗り始めた方も少なくないはずです。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
■関連リンク
■関連作品
『東本昌平 RIDE』掲載の片岡義男作品
『朝になったら、タッチミー』
『スローなブギにしてくれ』
『モンスター・ライド』
『ひどい雨が降ってきた』
『ボビーに首ったけ』
『トリップ・カウンター・ブルースだってよ』
『1963年、土曜日、午後』
『青春の荒野ってやつ』
『4サイクル・ツイン』
『どしゃ降りのラスト・シーン』
『ロードライダー』
『雨と霧と雲と』
『真夜中のオートバイ』
『風に恋した』
『荒野の風はサンドペーパー』
『ほろり、と泣いて正解』
『心待ち』
『月見草のテーマ』
『4シリンダー追想』
『嘘はほんのり赤い』
『かたわらで泣いた』
『きみはただ淋しいだけ』
『ミッドナイト・ママ』
『缶ビールのロマンス』
『さようならの言いかた』
『西瓜を食べよう』
『俺の家はどこだったかな』
『彼女の林檎』
『ガス・ステーションのブルース』
『風景のなかにむき出しでほうり出されて』
『オン・ロード』
『故郷へ帰りたい』
『お月さまはベルベット』
2025年8月12日 15:00 | 片岡ニュース
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