VOYAGER

片岡義男.com 全著作電子化計画

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小説

かたわらで泣いた

第1章と最終章、あとは会話で小説

作家と編集者が会う。原稿の受け渡しのためだ。
これまで共に仕事をしてきた時間も含め、深い信頼で結ばれた2人は
今、書かれつつある小説の今後の成り行きについて検討を重ねる。
そのあいだに、くだんの小説の第1章が挿入される。
そのあと、再び、検討の会話。そしてラストは・・・
会話と書かれた小説の両方が合わさって、この1つの小説ができあがる、
という入れ子状の仕組みを持ちつつ、最後はまた一つ、
意外性のあるひねりを加えてあるところを堪能したい。

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