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小説

心待ち

心待ちが、ずっと心待ちであるために

心待ち。この美しい言葉を最大限に生かすようにこの短篇は書かれている。
梅雨の東北地方。
オートバイでツーリング中の男は21歳。
ガソリンスタンドで働く女は18歳。
オートバイには2人乗ることができるから、2人は海に向かうことができる。
その時間の輝き、その記憶が失われることのないように、
ちょっとしたやりとりの、ある仕掛けがなされる。
やがて夏が終わり、男が消え、心待ちが残るだろう。

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