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エッセイ

少年たちの共和国

「おもしろブック」に連載されていた『少年王者』を夢中になって読んだのは、いつごろだったのだろうか。小学生あるいは中学一年、二年といった年齢のころのようだ。
 発売日に書店まで歩いていき、帰り道に道ばたにすわりこみ、『少年王者』だけではなく、雑誌ぜんたいを読んだりながめたりしたのだと思う。子供の期待や夢が一点に集中されたときめきの対象が少年雑誌であり、いまのようにある特定の連載が人気を呼び大人たちの話題にまでなるようなことはなかった。少年雑誌の世界は、少年だけの別天地だった。まさに少年としか呼びようのない子供たちが、少年雑…

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