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評論・エッセイ

色は概念だ、物語だ、言葉には色がある

色とは何か。どの色もそれぞれ自分を主張し、他のすべての色とは異なっている。色に言葉で呼び名をつけるのは、多くの場合難しい。そこをなんとかしようと思えば比喩に頼るほかない。そしてひとたび名前を与えられた色は、それぞれの物語を持ち始める……。20色の絵の具を撮ったポジ・フィルムを見ながら、色に対する様々な思いが交錯する。

底本:『なにを買ったの? 文房具。』東京書籍 二〇〇九年

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