VOYAGER

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評論・エッセイ

人生は流線型

現住所も家も家族も持たず、定職もなく、放浪の旅に必要なほんのわずかな身のまわりのものだけを持ち、ただ乗りの貨物列車を乗りついでは、鉄道の網の目を頼りに、アメリカじゅうを気ままに流れて歩く男たちのことを、ホーボ(HOBO)と呼ぶ。語源は日本語だとも言われている。ほうぼう、あちこち、流れ歩くから。

底本:『ターザンが教えてくれた』角川文庫 一九八二年

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