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評論・エッセイ

ハードボイルド音楽との再会 東京の冬の午後に私立探偵フィリップ・マーロウのテーマ曲を聴く

映画『さらば愛しき女よ』は1975年の作品。主人公の私立探偵マーロウのテーマ曲、『メイン・タイトル』と『エンド・タイトル』をつなげて聴くと、この映画の基本的構造が見えてくる。事件を隠そうとする側と明かそうとする側。その場面展開に沿った音楽は、サウンド・トラックのひとつのお手本と言える。

底本:『翼の王国』二〇〇七年二月号

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