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『ジャズ批評』7月号で、片岡義男の書いたライナーノーツを紹介

6月24日発売の雑誌『ジャズ批評』(発行:ジャズ批評社)2022年7月号の連載「ライナーノーツの誘惑」で、スティーブ・キュローンのCD『イン・カフェ』向けに片岡義男が執筆したライナーノーツが紹介されています。

「ライナーノーツの誘惑」は、シュート・アローさんによる連載で、今回のタイトルは「別れた彼女を音楽に差し換えた主題曲」。『イン・カフェ』はスティーブ・キュローンの1997年のCDアルバム。ピアノ・ソロで「テネシー・ワルツ」「ムーン・リバー」などのスタンダード曲、計9曲が収録されています。

片岡義男はこのアルバムのライナーノーツで、38行ほどの短いエッセイを書いています。内容はヨーロッパを旅している彼女から、何通もの手紙が主人公の僕あてに届く、というものですが、直接キューンあるいは曲の解説をしているわけではなく、このアルバムに収録されている曲が、主人公が見つけたい「主題曲」の候補となっていることを想起させるものです。
他にも、トミー・フラナガントリオや八代亜紀などのライナーノーツに書いたエッセイも紹介されています。

『ジャズ批評』2022年7月号についてはこちらから

■関連作品

「トミー・フラナガンのヴェルヴェット・ムーン」
「町にまだレコード店があった頃」
「7枚ずつひと組の、ジャズのLPをながめる」(『個人的な雑誌 1』より)
「カーメン・キャヴァレロ」
わたしの片岡義男 No.17「ジャズの人、片岡義男」高崎俊夫
わたしの片岡義男 No.8「きまぐれ飛行船にのっていた頃」吉上恭太
「コーヒーにドーナツ盤、黒いニットのタイ。」

2022年7月11日 17:00 | 片岡ニュース