『ひらく』第9号に片岡義男「僕の戦後」(3)が掲載
6月30日発行の雑誌『ひらく』第9号(発行:エイアンドエフ)の「論考」コーナーに、片岡義男の「僕の戦後」(3)が掲載されています。
『ひらく』は経済学者で、京都大学 人と社会の未来研究院特任教授の佐伯啓思さん監修による論考誌。今回の記事は本年1月発行の同誌に掲載された「僕の戦後」(2)の続編になります。
作家・片岡義男は1953年、父親の仕事の関係で3年間暮らした広島県呉市から東京へ戻ります。東京での新しい住まいは世田谷区代田1丁目。周囲はまだ舗装されていない砂利道だったといいます。そこから歩いて、三軒茶屋と下北座を結ぶ茶沢通りにある映画館・オデオン座に10年近く通ったことや、中学校での臨海学校で知った卵ごはんの食べ方について、初めてつけられたあだ名のことなど、これまであまり語られていなかった中学時代のことを中心に綴っています。
■関連作品
・「僕の戦後」
・「アーバン・カウボーイとすれ違った男 学校拒否症」
・「自己の論理の具現としてのターザン」
・「鉛筆を削るとき」
2023年7月25日 15:15 | 片岡ニュース